目次と免責事項

2021年5月30日

1059. 相模鉄道本線 大和変電所

大和変電所

相鉄グループ 事業案内より引用

   

 アプローチ:大和駅 容易 住宅街に囲まれている 線路から離れた場所に変電所がある。架空送電線直下 構造的には上星川変電所と相似 

受電: TEPCO大和線 66㎸ 2回線 
変成設備:4,500kW×2 シリコン整流器
高配設備
変電所直下のエアーセクションは、大和駅を通過した海老名方にある。

沿革    1955年(S30) 2,000kW風冷単極水銀整流器 運開
      1962年(S37) 3,000kWシリコン整流器 増設
      1979年(S54) 2,000kW水銀整流器、3,000kWシリコン整流器廃止
               4,500kWシリコン整流器×2導入
      1980年(S55) 全-GIS化
                    現在に至る





前は、屋外開放型の変電所だったのだろう

TEPCO大和線 66㎸ 2回線受電



奥に変成設備と高配設備

高配用変圧器

変成設備用 整流用変圧器

変成設備用 整流用変圧器


三ツ境方 き電線立ち上がり トンネル内トラフから

き電線には断路器が噛ましてある

断路器部分

トンネル内はき電吊架線方式

き電線分岐装置は、東急電鉄方式


参考資料
相模鉄道 100年史一括ダウンロード 注意51.4MB


小林 宏;相模鉄道二俣川変電所における教育訓練:鉄道と電気技術,VOl.19,No.1,pp.24-27,2008

2021年5月27日

1058. 相模鉄道本線 かしわ台変電所

 かしわ台変電所

相鉄グループ 事業案内より引用

左下がドライエアタイプのGIS特高受電建屋 
通常はSF6を使うが環境負荷が大きので乾燥空気を使用
中心上 変成設備 4,500kW ケーブル接続
    その下 変成設備 4,500kW ブッシング接続
一番下 高配設備 ブッシング接続
   
点線で囲んだ部分がドライエア化されたGIS部



右 2部分はTEPCO受電部 2回線受電
中央 母線部 四角部分はMOF部、その下MOFバイパス部
左 3部分は、高配、変成設備ブッシング接続部のケーブルヘッド、
変成設備ケーブル接続部へ

 沿革  1971年(S46) 4,000kWシリコン整流器で運開
     1985年(S60) 4,500kWシリコン整流器増設
                1989年(H1)  4,000kWシリコン整流器廃止 
                4,500kWシリコン整流器増設
                 合計設備容量    9,000kW
        2012年(H24) 受電部ドライエア式変電所に改良
       現在に至る
 受電は、最初はTEPCO中綾線No.27鉄塔からOFケーブル受電その後TEPCO大塚変電所よりCVTケーブル66㎸2回線に変更

 相模鉄道では、電力区のポリシーとして露出高圧充電部を極力避けGIS化方針であるが
このかしわ台の変成設備、高配設備は、高圧充電部が露出しているので、金網で囲って
安全対策が取られている。ブッシング接続部分がGIS化されていない

このかしわ台変電所だけは、木片の変電所銘板

ホームより俯瞰

高圧充電部は、金網で保護 高配設備部分

高圧充電部は、金網で保護 変成設備部分(4,500kW)


ケーブル接続の変成設備(4,500kW)

直流リアクトル部分 キュービクル収容

き電線 高配配線 立ち上がり部 赤は高配を表す
キチ(構内)かしわ台構内線き電
ヤマ-カシ 大和-かしわ台き電線(下り線)

ヤマ-カシ 大和-かしわ台き電線(上り線)
カシーヤマ 大和-かしわ台き電線(上下線)

高配、き電線立ち上がり

車両基地内の電留線毎に接地極付き断路器が配置

インピーダンスボンド中性点に繋がる帰線

インピーダンスボンド中性点に繋がる帰線
帰線専用インピーダンスボンド

インピーダンスボンド中性点同士をクロスボンド

インピーダンスボンド中性点同士をクロスボンド

参考資料
相模鉄道 100年史一括ダウンロード 注意51.4MB

田續 明;相模鉄道 かしわ台変電所ドライエアGIS特高受電設備の導入:鉄道と電気技術,Vol.23,No.1,pp.41-44,2012

小林 宏;相模鉄道二俣川変電所における教育訓練:鉄道と電気技術,VOl.19,No.1,pp.24-27,2008

2021年5月24日

1057. 相模鉄道いずみ野線 ゆめが丘変電所

 ゆめが丘変電所

相鉄グループ 事業案内より引用

 

 アプローチ:ゆめが丘駅  容易
受電:大和線 66㎸ 2回線  横浜地下鉄 下飯田変電所との共同受電 但し径路は別
変成設備:4,500kW×2 
高配設備 不明

当初 いずみ野まで二俣川から開通した際は、もちろん変電所は置かれておらず、二俣川変電所を増強してき電対応していたが、湘南台に延長時に新設された。

     沿革 1998年(H10)4,500kWシリコン整流器×2 全GIS化 
        ガス絶縁変圧器導入
        現在に至る
        相模鉄道で一番若い変電所





変成設備等が収められた建屋

帰線、き電線、高配引き出し部分

一番左のダクトは66㎸地中送電ケーブルのhき下し部

き電線引き出し部

66㎸ 2回線引き下し鉄塔

66㎸引き下しケーブルヘッド部

表示は相鉄ゆめが丘線だが一端建屋に引きこまれ
横浜地下鉄 下飯田変電所用に分岐される



建屋に引きこまれ2分割され、ゆめが丘変電所へはこのダクトで線路際まで引き出される


引き下された66㎸ 2回線は一端この高架下建屋に引きこまれ
横浜地下鉄 下飯田変電所用に分岐される どこにも高電圧注意標識が無い

建屋から引き出されるTEPCO 地中送電ケーブル用人孔
 下飯田変電所向け


相鉄いずみ野線 橋脚に表示


下飯田変電所まではTEPCO管轄で地中送電ケーブルが埋設されている


一番左ダクトは、線路脇から引き下されるゆめが丘変電所受電 地中送電ケーブル収容



小林 宏;相模鉄道二俣川変電所における教育訓練:鉄道と電気技術,VOl.19,No.1,pp.24-27,2008