目次と免責事項

2021年8月31日

1109. 東武鉄道 日光線 新古河変電所

 新古河変電所

アプローチ:新古河駅 容易
受電:TEPCO向古河線No.22鉄塔分岐 東武新古河線66㎸2回線受電
き電:日光線 Zセクション方式
変成設備;シリコン整流器 3,000㎾×2台 2台とも運用(断路器の状態から判断)
高配設備 有

変電所銘板が無い

裏側に廻ってもない

由緒正しきマークがある変電所


東武新古河線 66㎸2回線受電


断路器部 1回線だけ使用

2回線受電をまとめてMOFへ繋げる遮断器

遮断器の後はMOF

MOFから所内母線 

所内母線は、高配用変圧器、変成設備2組に分配される。断路器はすべて閉路

高配用変圧器(高配Tr)とその右 進相コンデンサからなる部分
シリコン整流器用変圧器 3,300kVA(シリコン整流器の1割増し容量)

整流用変圧器 2台

シリコン整流器 3,000㎾ 1,500V 2,000A

シリコン整流器 3,000㎾ 1,500V 2,000A×2台


シリコン整流器 銘板
 3,000㎾ 1,500V 2,000A

直列リアクトルとその左 負極盤(JRで言う負極母線断路器がキュービクルに収容)

負極盤の銘板

負極盤の内部結線図


インピーダンスボンド中性点に繋がる帰線
帰線用専用インピーダンスボンド 上下線


き電線引き出し部

左 藤岡方面(上下) 次 栗橋方面(上下)、上りセクション、下りセクション

栗橋方 き電線引き出し
左架線柱 栗橋方(上下)上下一括き電、 下りZセクション1回線

上りZセクション1回線


藤岡方 き電線引き出し

藤岡方(上下) 上下一括き電

栗橋方 Zセクション導入部

画像拡大 奥にもう一ヶ所セクションがある

参考資料(順不同)
渡部 洋平;鉄道事業者の電車線路設備:鉄道と電気技術,Vol.32,No.3,pp51-55,2021
関根 利文;東武鉄道の本線電力管理システム:鉄道と電気技術,Vol.22,No.2,pp.17-22,2011
千徳 通利;現場だより 東武鉄道 杉戸電気管理所:鉄道と電気技術,Vol.21,No.7,pp.71-74,2010
東武鉄道(株)電気部電力課;電力設備の概要:鉄道ピクトリアル,Vol.58,No.1(臨増),No.1,pp106-109,2008


2021年8月28日

1108. 東武鉄道 日光線 藤岡変電所

 藤岡変電所

 

アプローチ:藤岡駅 容易だが歩く
受電:TEPCO板倉線分岐 66㎸2回線
き電:日光線 Zセクション方式
変成設備:シリコン整流器3,000kW×1
高配設備有り



変電所建屋 直列リアクトル(SL)が見える


細長い土地を有効利用した配置

板倉線No.22鉄塔分岐 66㎸2回線


受電最終鉄構

右 避雷器 受電2回線が1回線にまとまる
正面 遮断器 その左 CT(変流器)、MOFと続く

MOFの後は正面 断路器で2分割 上方に1回線が展開
遮断器をへてCT(変流器)へ

変流器の後は、整流用変圧器とバスダクトで繋がるシリコン整流器

変成設備 左 バスダクトで繋がるシリコン整流器と整流用変圧器(SRTr)

シリコン整流器は3,000㎾ 1,500V 2,000A

再掲 MOFの次の断路器で分岐した上方1回線は高配変圧器に繋がる

高配変圧器(高配Tr)と高配設備 進相コンデンサ盤が見える
後はき電線引き出し部

全体配置 変成設備の上を高配配電66㎸線が通過

下り インピーダンスボンド中性点に繋がる帰線

上り インピーダンスボンド中性点に繋がる帰線
帰線専用インピーダンスボンド

き電線 立ち上がり Zセクション方式なので簡便
裏側に延長き電用断路器が見える


Zセクション 上下線用 静和方面(上下)新古河方面(上下)
下今市SSから栗橋SSまでは、上下一括き電

新古河方 き電線からトロリ線にき電分岐装置で分岐

新古河方 き電線 上下き電線をジャンパ線でボンド

硬点緩和型き電線分岐装置(高速運転区間に導入)

Zセクション開始点 左架線柱にZセクション用き電線
右架線柱は、静和SSからの上下一括き電き電線

奥 Zセクション部導入部


参考資料(順不同)
渡部 洋平;鉄道事業者の電車線路設備:鉄道と電気技術,Vol.32,No.3,pp51-55,2021
関根 利文;東武鉄道の本線電力管理システム:鉄道と電気技術,Vol.22,No.2,pp.17-22,2011
千徳 通利;現場だより 東武鉄道 杉戸電気管理所:鉄道と電気技術,Vol.21,No.7,pp.71-74,2010
東武鉄道(株)電気部電力課;電力設備の概要:鉄道ピクトリアル,Vol.58,No.1(臨増),No.1,pp106-109,2008