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2021年8月28日

1108. 東武鉄道 日光線 藤岡変電所

 藤岡変電所

 

アプローチ:藤岡駅 容易だが歩く
受電:TEPCO板倉線分岐 66㎸2回線
き電:日光線 Zセクション方式
変成設備:シリコン整流器3,000kW×1
高配設備有り



変電所建屋 直列リアクトル(SL)が見える


細長い土地を有効利用した配置

板倉線No.22鉄塔分岐 66㎸2回線


受電最終鉄構

右 避雷器 受電2回線が1回線にまとまる
正面 遮断器 その左 CT(変流器)、MOFと続く

MOFの後は正面 断路器で2分割 上方に1回線が展開
遮断器をへてCT(変流器)へ

変流器の後は、整流用変圧器とバスダクトで繋がるシリコン整流器

変成設備 左 バスダクトで繋がるシリコン整流器と整流用変圧器(SRTr)

シリコン整流器は3,000㎾ 1,500V 2,000A

再掲 MOFの次の断路器で分岐した上方1回線は高配変圧器に繋がる

高配変圧器(高配Tr)と高配設備 進相コンデンサ盤が見える
後はき電線引き出し部

全体配置 変成設備の上を高配配電66㎸線が通過

下り インピーダンスボンド中性点に繋がる帰線

上り インピーダンスボンド中性点に繋がる帰線
帰線専用インピーダンスボンド

き電線 立ち上がり Zセクション方式なので簡便
裏側に延長き電用断路器が見える


Zセクション 上下線用 静和方面(上下)新古河方面(上下)
下今市SSから栗橋SSまでは、上下一括き電

新古河方 き電線からトロリ線にき電分岐装置で分岐

新古河方 き電線 上下き電線をジャンパ線でボンド

硬点緩和型き電線分岐装置(高速運転区間に導入)

Zセクション開始点 左架線柱にZセクション用き電線
右架線柱は、静和SSからの上下一括き電き電線

奥 Zセクション部導入部


参考資料(順不同)
渡部 洋平;鉄道事業者の電車線路設備:鉄道と電気技術,Vol.32,No.3,pp51-55,2021
関根 利文;東武鉄道の本線電力管理システム:鉄道と電気技術,Vol.22,No.2,pp.17-22,2011
千徳 通利;現場だより 東武鉄道 杉戸電気管理所:鉄道と電気技術,Vol.21,No.7,pp.71-74,2010
東武鉄道(株)電気部電力課;電力設備の概要:鉄道ピクトリアル,Vol.58,No.1(臨増),No.1,pp106-109,2008