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2021年11月19日

1170. 東北・北海道巡検6 JR東日本 秋田駅構内き電区分詳細

 秋田駅構内き電区分詳細

 前回の秋田変電所訪問時に、秋田駅構内がA~Dまでのき電区分が行われていることを記したが詳細をUpしていなかった。今回再度の秋田駅訪問で、構内き電区分がどうなっているか調べてきたのでUpする。

前回の記事

909. 東北巡検その四 JR東日本 秋田変電所 秋田駅構内き電区分(ATき電)

秋田SSの系統図
秋田駅構内は四角で囲んでお茶を濁していた。4系統(A~D)に区分し、それぞれがどの線区にき電しているかを示したが、構内がどのようなき電区分であるかは示していない。

Aは、羽越本線
Bは、奥羽本線(院内方)
Cは、秋田新幹線
Dは、構内電留線(奥羽本線)としたが詳細は以下のようになっていた。
黒 二重線はセクションインシュレーター交流(在来線用)
出典「配線略図.net」「https://www.haisenryakuzu.net/」の
奥羽本線秋田駅を引用改変

配線略図.net 奥羽本線(秋田~青森)から引用

よって
Aは、羽越・奥羽本線
Bは、奥羽本線(院内方)
Cは、秋田新幹線
Dは、構内電留線(奥羽本線)構内留置線
となる。
 Google my mapには、セクションインシュレーターの場所をプロットしてある。
考えてみれば、留置線と本線が同一のき電区分である訳がない。今回調べていて てっきりBが延長してあるかと思いきや、Aが延長して奥羽本線(大館方)に繋がっていた。Aの羽越本線は秋田駅手前のデッドセクションで酒田方と区分してあるので、奥羽線側に繋がっていても問題はない。言うなればデッドセクションの秋田側は奥羽本線となる。

秋田駅構内表示例
秋田新幹線とき電区分Dがクロスする部分のセクションインシュレーター DとCが表示
上部を通過するのは秋田変電所からのAF、TFき電線

羽越本線側 A区分

奥羽本線(院内方)B区分

留置線D区分、奥羽本線(院内方)B区分

右上 奥羽本線(院内方)B区分

留置線D区分と秋田新幹線C区分

留置線D区分と秋田新幹線C区分 ホームは秋田新幹線ホーム

左上 羽越本線A区分

秋田新幹線C区分と留置線D区分

羽越本線(酒田方)A区分,B区分奥羽本線側分岐に電車線区分標と
各セクションインシュレーター
 標識Aの下を横切っている き電線がT分岐して羽越本線のトロリ線に繋がっている。負荷断路器A区分のき電線が繋がっている場所

右奥に 秋田駅構内き電区分用負荷断路器群
左 Dの標識の左下の標識Aは、負荷断路器A区分のき電線がD,C,Bを横断して羽越本線のトロリ線に繋がっている。上記 画像の基となる部分

秋田変電所よりTF、AFき電線 TFは秋田駅構内き電区分用負荷断路器に繋がる

この負荷断路器はAF用の断路器
TFは通過し奥の秋田駅構内き電区負荷断路器群に繋がる

負荷断路器左側は、同一き電(変電所からのTFが繋がる)並列き電

4分割(A~D)されて各き電区分線区のトロリ線に繋がる

4分割(A~D)されて負荷断路器を経て各き電区分線区のトロリ線に繋がる
A 羽越本線・奥羽本線(大館方)
B 奥羽本線(大曲方)
C 秋田新幹線
D 秋田駅構内留置線