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2022年3月29日

1213.  東北・北海道巡検34 JR北海道 函館本線 札幌運転所の工夫(BTき電)

 札幌運転所

 

アプローチ:稲穂駅
 き電:JR北海道 銭函変電所 専用線、非通常時 琴似変電所(稲積き電区分所延長き電)

札幌運転所の通常き電状態
札幌運転所は通常時は銭函変電所からの専用き電線でき電されている。
出典(「配線略図.net「https://www.haisenryakuzu.net/」)引用改変
 
 銭函変電所の札幌方 き電区分所は稲積き電区分所 上図赤で囲んだ部分が専用線き電範囲
札幌運転所は、手稲方からの入出庫線しかないので、札幌運転所の入口にセクションインシュレーターで本線と区分している部分がある。もちろん銭函変電所と同位相同座き電なのでデッドセクションは必要ない。入口にあるセクションインシュレーター部は断路器と遮断器で常時「開路」状態となっている。銭函変電所が落ちた場合、運転所からの入出庫は出来ない。

銭函変電所が落ちた場合
銭函変電所が落ちた場合、稲積き電区分所を延長き電に切替 琴似変電所からき電
出典(「配線略図.net「https://www.haisenryakuzu.net/」)引用改変

 札幌運転所の入口の断路器、遮断器を「閉路」、稲積き電区分所を延長き電に切替し琴似変電所からき電。入口にあるセクションインシュレーター部を断路器、遮断器を「閉路」として運転所内を琴似変電所電源で加圧して入出庫を行う。銭函変電所が き電していた函館本線は、エアーセクション間を負荷断路器で「閉路」を「開路」にして銭函変電所方を切り離す。



札幌運転所の設備
銭函変電所からの専用き電線241が負荷断路器を経て運転所末端のトロリ線に繋がる

銭函変電所からの専用き電線には過電流表示器が付いている

負荷断路器は遠制制御

銭函変電所からの専用き電線241が負荷断路器を経て運転所末端のトロリ線に繋がる






札幌運転所末端側 奥に入出庫線

車庫入口の接地極付き断路器 現在は「閉路」


札幌運転所入口のセクションインシュレーター群 3ヶ所

2つは通常の碍子型セクションインシュレーター
もう一つは、インシュレーターを挟んだ軽量型セクションインシュレーター

稲積き電区分所方 トロリ線からき電線が引き出される

断路器を経て変流器(電流計)そして遮断器へ

断路器は「開路」、遮断器も「開路」
運転所内トロリ線に繋がる

函館本線下り線 き電区分ポスト
負荷断路器で函館本線下り線エアーセクション間を「閉路」
BTが途中噛んでいる。

操作は遠制制御


函館本線上り線 き電区分ポスト
負荷断路器で函館本線上り線エアーセクション間を「閉路」
BTが途中噛んでいる。











2022年3月22日

1212. 東京電力 電力 3/22 電力需給ひっ迫警報 使用実績 時系列(随時更新)

相馬双葉幹線(東北電力からの東京電力への融通基幹幹線)の融通電力量の時系列データ

相馬双葉幹線とは


東北電力系と東京電力系を結ぶ電力融通基幹幹線 現在1系列の連係しかない。

今後改良する工事が始まる。


南相馬変電所と南いわき開閉所間を結んでる送電線
 南相馬変電所から新しく新福島変電所間を結ぶ送電線となる工事が予定されている。つまり2連系化(2重化)。新福島変電所、新いわき開閉所間は、福島原発の主幹送電線が敷設されていたが、廃炉決定のため、遊休施設になってしまうので、繋ぎ変えて東北電力系との連系線を2連系化(2重化)させる


相馬双葉線 3/22融通計画値(時系列データ)
2022/03/22

以下実績値 黒線(経時的に追跡)
黒 実績

黒 実績

黒 実績

相馬双葉幹線 計画値を超える 送電線の温度上昇


相馬双葉幹線 計画値を超える 送電線の温度上昇

相馬双葉幹線 計画値を超える 送電線の温度上昇 マージンを超えて運用

相馬双葉幹線 さらに計画値(マージン)を超える 送電線の温度上昇

相馬双葉幹線 さらに計画値(マージン)を超える 送電線の温度上昇

相馬双葉幹線 昼休みで低下傾向を示す

相馬双葉幹線 昼休みで低下傾向を示す

相馬双葉幹線 元に戻る(上昇傾向)

相馬双葉幹線 上昇中

相馬双葉幹線 依然上昇中

相馬双葉幹線 依然上昇中
東北電力も電力逼迫状況になりつつある中の上昇

東北電力も電力逼迫状況が厳しくなり制限を掛けている?

東北電力も電力逼迫状況が厳しくなり制限を掛けている?

相馬双葉幹線からの供給も計画値に戻りつつある
東京電力管内での節電が進む

相馬双葉幹線からの供給も若干の遅れを持ちながら計画値に戻りつつある
東京電力管内での節電が進む

相馬双葉幹線からの供給も若干の遅れを持ちながら計画値に戻りつつある
東北電力電力逼迫対応措置が始まったか?
相馬双葉幹線 マージン以下になる。また若干の遅れを持ちながら計画値に近づく

相馬双葉幹線 マージン以下になる。また若干の遅れを持ちながら計画値に近づく

相馬双葉幹線 マージン以下になる。また若干の遅れを持ちながら計画値に平行になる

相馬双葉幹線 マージン以下になる。また若干の遅れを持ちながら計画値に接近する

相馬双葉幹線 マージン以下になる。また若干の遅れを持ちながら計画値に平行移動する

相馬双葉幹線 また若干の遅れを持ちながら計画値に平行移動する
東京電力へ揚水発電所への揚水用電力として供給
都市部のでの電力消費は落ちてきている。


連係線=相馬双葉幹線の運用実績のことを論じている 資料より引用

北本直流幹線状況(北海道から東北への直流融通基幹送電線)
北本、新北本直流幹線の合計融通量 最大900MWを、TEPCOまで融通することができる


北本直流幹線は余裕がある 100MW分
 

北本直流幹線は余裕がある 黒 実績値

東北電力からの融通は双葉幹線がボトルネックとなっている。

東北電力は、電力切迫状態になったが、
まだ北本直流幹線からの供給は定常状態を保っている。800MW




周波数変換所の稼働状態(佐久間周波数変換所、新信濃変電所、東清水変電所、飛騨変換所の合計) 関西の60Hzを関東以北の50Hzに周波数変換する変換所

既に100%に近い稼働で 関西60Hzから関東50Hzに融通中
周波数変換所はマージン少ない(無理ができない)ので、このままの状態で融通

既に100%に近い稼働で 関西60Hzから関東50Hzに融通中
融通量の変更が行われている 16:00から24:00まで最初の融通量を維持


周波数変換変電所も順調に稼働中


TEPCO本日の最大供給力(更新データ・時系列)

本日の最大供給力見直し 4,669→4,674万kW 若干上昇 100.1%


本日の最大供給力見直し 4,674→4,609万kW 若干減少 98.6%
節電効果が大きくなっている


本日の最大供給力見直し 4,609→4,630万kW 若干上昇 100.5%
節電効果が大きくなっている

最終更新データ
本日の最大(使用時)供給力見直し 4,630→4,637万kW 変わらず




揚水発電機の利用状況 バックアップ
初回発表データ
8時から揚水発電機の運用を開始 節電の目標管理値を超えて発電中



揚水発電 最新改訂版情報-1


揚水発電も22時点での残量が1%と微細であるが増えている。

揚水発電 最新改訂版情報-2


揚水発電も22時点での残量が3%と微細であるが増えている。各家庭での節電効果が出ている。

揚水発電 最新改訂版情報-3


揚水発電も22時点での残量が16%と増えている。各家庭での節電効果が出ている。もう問題はない。



TEPCO 100%超えまでの時系列データ
現在の実績値との比較が生データ











 



103%となる


103%のまま

昼休みに入り若干下がる。 休み明けで再上昇可能性大

昼休みに入り若干下がる。 休み明けで再上昇可能性大 依然103%のまま

昼休みに終了近く。 再上昇可 依然103%のまま

再上昇 12時台 昼休みのため102%となる


昼休みが終わり上昇を始める

11時台の実績値を速報値が超える 速報値104.5%(対12時台供給力)


一端 定常状態 速報値は、104.6%(対12時台供給力)

一端 定常状態 速報値は、104.6%(対12時台供給力)

       本日の予定最大供給力4,669kWに対する速報実績値97%
          13時台の供給力に対する速報値実績106.5% 

実績値 若干低下

実績値 節電効果がでている。 供給力4,253→4,192万Kwに変更

実績値 節電効果がでている。 供給力4,253→4,192万Kwに変更

実績値 節電効果がでている。 供給力4,192→4,511万Kwに変更
4,515万Kwが午前中の最大供給力

実績値 節電効果がでている。 4,515万Kwが午前中の最大供給力


実績値 節電効果がでている。夜間時間帯に入る 4,515万Kwが午前中の最大供給力


実績値 節電効果がでている。 供給力4,511→4,641万Kwに変更 102.9%上昇
4,515万Kwが午前中の最大供給力

   最大供給力見直し4,630万kW(16:30)と供給力4,641万kWが拮抗

大きな節電効果で、TEPCOは16:30時点で危機を脱したと判断している模様

実績値 大きな節電効果がでている。 供給力4,511→4,641万Kwに変更


 これからは、家庭での消費が増大するが、節電の政府声明が行き届いているので安全圏に入ったものと思われる。

実績値 家庭での使用で上昇に転じた。 供給力4,641→4,665万Kwに変更

ネットで20時に停電になるデマが流れているようだが、家庭でも節電に励んでいるので大丈夫だと言える。但し この前ような大地震が発生し、発電所が解列したらその限りではない。

家庭での電力使用量は、減少傾向にあり節電が徹底されているようだ。
供給力4,665→4,637万Kwに変更 若干減少

電力使用量は減少傾向が続く 通常状態での停電の可能性は去った。但し大地震発生は除く

データ更新と分析は、これで終了する。

 東北新幹線の変電所は東北電力・東京電力の基幹送電線275㎸受電で動いているので、現在運転休止、間引き運転が行われているのは不幸中の幸いだと思う。JR東日本の発電所・給電変電所からは直接東北新幹線は供給を受けてない。信濃川発電所群の小千谷第二発電所が275kV発電でTEPCO中東京変電所につながっておりTEPCOからの振替送電となっている。