目次と免責事項

2022年10月30日

1256. 秩父鉄道 停電10/30(高配系)

 秩父鉄道の停電 最初は駅舎に電力を供給する高配系が落ちていたが、信号系とき電系統は生きていたため運行を行っていたが、最終的に駅舎に高配系が供給されないので運行停止になった。

秩父鉄道運行状況

https://twitter.com/ctk_info/status/1586675439254196225?s=20&t=v1so6qHrLhaak7JDJfEAmg


 推定される事故変電所は野上変電所が該当する。そのほか秩父変電所も高配系があるがこちらは、区分を行い秩父駅~三峰口駅間(秩父変電所、武州中川変電所いずれも高配系有)羽生駅~長瀞駅間(大麻生変電所高配系あり、小前田変電所高配系なし)で折り返し運転を行っているようだ。

 長瀞駅の高配系が復活しているので、高配送電線(6.6kV)の長瀞-秩父間で異常が発生、一時的に野上変電所の高配系を落とし、順番に区分区間を伸ばして長瀞まで復活させたようだ。

852. 秩父鉄道 秩父変電所

851. 秩父鉄道 野上変電所

850. 秩父鉄道 小前田変電所


21:10全線で運転再開

2022年10月29日

1255. 信州巡検17 JR東日本 北陸新幹線 新屋代補助き電区分所

 新屋代補助き電区分所

 
アプローチ:屋代坑口前駅 容易 しなの鉄道屋代変電所に隣接 
単純な補助き電区分所


き電線引出

エア―セクションを挟んでATが各1台の構成

上下線のタイき電遮断器は無い、単純な構成

上り方 AT

下り方AT


2022年10月24日

1254. 信州巡検16 JR東日本 北陸新幹線 新坂城変電所とケーブル斜坑

 新坂城変電所とケーブル斜坑

新坂城変電所  

ケーブル斜坑建屋  
アプローチ:テクノさかき 歩く 熊注意 
受電:中部電力 275kV信濃東信線4導体から東日本鉄道新坂城分岐線2導体受電  
        新長野変電所も同じ系統につながる

中電 

500kV・275kV系統構成図 (2018年度基本系統)

から引用

明電時報 Vol.344,No.3,pp23-34から引用
新坂城変電所が77㎸吉田変電所経由受電となっているが間違い(
正しくは275kV信濃東信線から受電

き電:新軽井沢き電区分所―新坂城変電所―新赤沼き電区分所(長野基地変電所・過去)
 2019年台風水害で新赤沼き電区分所が水没したため新長野変電所までの延長き電中?
北陸新幹線のき電方法は、方面別異相上下同相き電で上下タイき電を定位としている。


中部電力 275kV信濃東信線4導体から東日本鉄道新坂城分岐線2導体受電 60Hz

東日本鉄道新坂城分岐線2導体受電 60Hz


送電線巡視路の表示 東日本鉄道新坂城分岐線

手前にあるのがPD(電力線搬送通信用コンデンサ)

275㎸ 2回線受電

 右からPD(電力線搬送装置用)、避雷器、断路器、遮断器、PD(電圧測定)、CT(変流器・電流測定) PDとCTでMOFを形成、最後 避雷器

西上田駅まで特大貨物(電力用変圧器)を輸送して交換(2021年)されたので
ルーフデルタ結線変圧器 一次側275㎸
                右部分は避雷器Ar

西上田駅まで特大貨物(電力用変圧器)を輸送して交換されたので
ルーフデルタ結線変圧器 一次側275㎸ 二次側60㎸
A座、B座の表示
中性点接地 二次側に接地回路が出ている

き電母線とき電用遮断器室 (T,F)2組 T=トロリ線用 F=ATき電線用

き電母線につながる並列コンデンサ奥
手前4つのブッシングを持つのは逆スコット結線変圧器(OT・所内電源用)
2つのブッシングを持つのはGPT(接地変圧器)
一番左はCT(変流器)

き電母線につながる並列コンデンサ奥
手前4本はF,T用避雷器2組

下り方 き電線 東京方T,F、長野方T,F  Nは中性線 SN=中セクション

上り方 き電線 東京方T,F、長野方T,F Nは中性線 SN=中セクション

中央にAT2台 東京方、長野方 上り対応

切替開閉器室 予備をふくめて2組 下り方

切替開閉器室 予備をふくめて2組 上り方


新幹線トンネル内に引き込むためケーブル化される。下り方 同じものが上り方にもある
単純なCVケーブル 上部にZ母線用のアルミパイプ母線

下り線側AT

下り線側AT 奥に切替切替開閉器室 予備を含めて2組


右側は使用停止中 断路器が開路

切替切替開閉器室 予備を含めて2組 左側3列は現在使用中

左 上下共通GP装置とT,F間の電圧を測るVT


Z母線用ケーブルヘッド(非常用)

Z母線は上下線のき電回路に張り巡らされている。
一部アルミパイプ母線

下り線側 AT2台 長野方、東京方

ケーブル化されたき電線はトラフに収容される トラフは2列

収容されたき電線トラフとピットホール

金網の中にき電線が収容された洞道がある
洞道は道路下を通過 道路があるため金網は途切れている

反対側 洞道の上蓋が建屋まで続く

表示は何もない 立入禁止だけ

ケーブル斜坑上部の建屋

距離表示 入口は1カ所

建屋後部からケーブル斜坑が山腹に食い込む

地震計 同期用GPSアンテナが見える














2022年10月22日

1253. 信州巡検15 えちごトキめき鉄道 北新井変電所(66㎸受電)

 北新井変電所

 
アプローチ:北新井駅 容易  
      これで第三セクター移管前のJR東日本直流全変電所をクリアした。残るは交流
      電化区間の第三セクター移管変電所となる。(直江津変電所はすでにUp済)

受電:東北電力 新井変電所-上越変電所間 上鳥A線(7H4A)分岐 
        7H4B 66㎸ 1回線 50Hz受電 
き電:直江津SS-北新井SS-二本木SS
   北新井SS-二本木SS 10.9㎞ 勾配25‰ 直江津SS-北新井SS 11.5㎞ 勾配17.6‰
   シリコン整流器は、建屋内収容 6,000kW 1,500V 4,000A
            貨物運行時対応(日本貨物鉄道・第2種鉄道事業者)

貨物迂回運転の可能性が出てきた。(日本海ひすいライン不通時)


変電所 銘板が無い
トキ鉄は、妙高高原、二本木とも銘板が無い

東北電力 66㎸ 1回線受電

断路器

断路器可動部は保温仕様

保温用ヒーティング制御盤

右から 断路器、遮断器、MOF、避雷器、整流用変圧器

左 MOF 右 遮断器

MOF 銘板 東北電力 所有物

避雷器を経て整流用変圧器へ

左 整流用変圧器

整流用変圧器


整流用変圧器 二重結線三相ブリッジ出力 OTは直付け
えちごトキめき鉄道では、整流用変圧器の略称はSRTrではなくT.M.となる

整流用変圧器の銘板

直列リアクトル

き電線引出は、ケーブル地中配線

き電線引出 左 二本木 右 直江津

オーソドックスなき電線引出

一部 直江津SS方き電線が分離して左エア―セクションまで伸びている

インピーダンスボンド中性点に繋がる帰線

直江津方き電線が左架線柱からトロリ線へ繋がる

エア―セクション部 電車線区分標とセクション表示

エア―セクション部 拡大