黒部渓谷鉄道の変電所事故 号外
全部で6カ所ある。宇奈月、柳橋、笹平、猫又、小屋平、欅平
このうち猫又変電所のみシリコン整流器300kW×２の出力をもち、残りは300kWのシリコン整流器をもっている。架線電圧は600V
観光客が下車できる駅が、宇奈月、黒薙、鐘釣、欅平のみ
最大急こう配50‰で猫又ー鐘釣ー小屋平に3ケ所 延べ742.1ｍにわたって存在しているため猫又の変電所容量が大きい
今回の運休は、沿線で最大出力をもつ猫又変電所が落ちたため全線にわたって運休した。
ヤフーニュース（出典は富山テレビ放送）
リンク切れ注意
ヤフーニュース（出典は北國新聞）
引用
午前11時半ごろ、沿線の猫又にある電力供給施設の設備に不具合が生じ、電車を走らせる電力を安定的に供給できなくなった。このため、往路の宇奈月発欅平（けやきだいら）行き午後0時9分発以降の5本、復路の欅平発宇奈月行き同1時10分発以降の6本を運休した。
不安定な電力供給ながら速度を落として走行は可能だったため、運休便より前に欅平方面に上がった乗客のため回送便を4本走らせ、10～20分程度の遅れで午後6時過ぎまでに宇奈月駅に戻った。
引用終わり
猫又変電所が落ちたので周辺の小屋平、笹平変電所からの延長き電で運行は再開されたが最大急こう配がある地点を通過するため、全体をノッチ制御で電気機関車の出力を落として運行した模様
原因
ヤフーニュース（出典は北國新聞）
以下引用
関西電力送配電（大阪市）によると、同鉄道に電力を供給している黒部川第二発電所併設の第二変電所設備の絶縁不良が原因で、ケーブルを新たにつないで解消した。
引用終わり
 |
| 黒部川第二発電所併設の変電施設 11㎸の所内設備がやられたもよう 猫又変電所のシリコン整流器は300ｋW×２の大容量のため影響が大きかった |
参考文献
岸 由一郎ら；黒部渓谷鉄道：鉄道ピクトリアル,Vol.51,No.5,pp.65-73,2001
国土地理院地図引用GISMaps電子地形図25000（国土地理院）を加工して作成