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2022年12月13日

1268. 北陸巡検07 えちごトキめき鉄道 能生変電所 直流

 能生変電所

 
アプローチ:能生駅 
き電:梶屋敷SS-能生SS-名立SS 直流 梶屋敷SSは、過去にUp済
変成設備:3,000kW シリコン整流器 2基
長大トンネル(頚城トンネル)の両端にある直流変電所もう片方は名立変電所
駅構内は、名立SS方電源で独立き電ができるよう両端にエア―セクションがある。 
受電:東北電力 糸魚川AB線7H9D分岐7H9A線66㎸2回線



糸魚川AB線7H9D分岐7H9A線66㎸2回線受電

受電最終鉄構 下に断路器 海に近いため碍子数が154㎸級

受電母線からMOFへ 左 受電断路器 左 遮断器

MOF 東北電力の所有物

所内母線 変成設備2組と高配用変圧器1台に分岐

高配用変圧器 66㎸降圧6.6kV

正面避雷器

整流用変圧器に繋がる遮断器 2組

防音室で遮蔽された本体と外部に出ている放熱器
このタイプは微量PCB含有油の問題がある

整流用変圧器 容量 2,290kVA  66,000V×19.9A×√2

防音室で遮蔽された本体と一次側66,000V受電ブッシング

シリコン整流器は2台 変圧器容量から推定すると3,000kW 1,500V 2,000A

SR1は故障中 SR2一台で運用

交換するSR1 シリコン整流器

SR2 正極2P断路器は閉路 負極2Nも閉路 但し共通で使っている1N断路器は開路
故障中のSR1の正極1P断路器ももちろん開路

1P側(CTが嚙んでいるき電線) 断路器は開路
その隣の89FLBは電力沪波器行きの断路器は閉路
電力沪波器は、室内に設置 直列リアクトルは、このブロック塀の内側にある

き電線引出口
左より 名立上り14H、名立下り13H、 梶屋敷下り11H、梶屋敷上り12H
T分岐の上は、架線方へ 下は、避雷器用の細線と延長き電用断路器に繋がる太線

各き電線に繋がる避雷器

延長き電用断路器 状態は開路

変電所側帰線立上り

線路側 帰線引き下ろし

梶屋敷側 き電線 梶屋敷下り11H、梶屋敷上り12Hは左に分離
名立側 き電線 名立上り14H、名立下り13Hは右に分離
更に名立上り14H、名立下り13Hは、駅構内き電用に細線で左右に分離


き電線 
名立上り14H、名立下り13Hは右に分離し、き電線は動力式断路器51R,52Rを経由
して頚城トンネル内の駅構内エアーセクション部の名立方に伸びてき電を行う

線路反対側から見た動力式断路器51R名立13H

左に 51R断路器 別角度

頚城トンネル側に伸びる名立上り14H,名立下り13Hき電線と分岐した細線(構内き電担当)

上り側は、頚城トンネル内にエア―セクションがあるのでセクション標がある

頚城トンネル内からの渡り線用電車線区分標(構内き電範囲)

頚城トンネル 全長11.353km 長大トンネルのため両端口、能生と名立に変電所がある

頚城トンネル入り口 下り線構内き電線は引き留め、のこりはトンネル内へ


国鉄総裁(当時)石田礼助が揮毫

き電系統が複雑なため色分け

木浦トンネル方に伸びるき電線 太線2系統は梶屋敷下り11H、梶屋敷上り12H
そのわきの細線のき電線は名立方名立上り14H,名立下り13Hから分岐した構内線

木浦トンネル方に伸びるき電線 太線2系統は梶屋敷下り11H、梶屋敷上り12H
そのわきの細線のき電線は名立方名立上り14H,名立下り13Hから分岐した構内線
川があるため接近不能


駅構内から見た頚城トンネル口とき電線引出部
渡り線が見える
能生変電所周辺のき電線配置図
出典(「配線略図.net・https://www.haisenryakuzu.net/から引用  一部改変)