田端開閉所
住所は、東京都北区東田端2-20-68である。
この住所で検索すると JR東日本 東京地域本社が引っかかる。
アプローチ:田端駅 容易だがJR東日本 東京地域本社内なので詳細は不明。
田端開閉所:22kV上野田端線1号、田端巣鴨線1号、王子田端線1号、母線連絡のGIS設備がある。浜松町電源と蕨電源の2系統 切替え
22kV VCB4台 母線から分岐して田端配電所が設置されている。
最近 戸田開閉所経由66kV戸田・金町線の田端南配電所が設けられた。
JR東日本 東京支社 事務棟 地上10階地下2階 延べ面積31,547㎥ |
奥の建物は、ATOS指令所棟4F部分 24時間体制 輸送指令・設備指令がワンフロア 2,500㎥ 3Fに指令員休養室と機器室 1F,2Fに通信機器室とサーバー室 地上4階地下2階 延べ面積15,280㎥ 地下1Fに日本テレコムの機器室、地下2Fに非常用発電機室、配電所、開閉所 |
地下に自家発電室 ガスタービン型2,500kVA×2 48時間運転可能 受電は、常時加圧 22kV 2回線 異系統電源 指令機器 1,200kVA 指令機器支援設備1,000kVA ビル全体で12,000kVA 主変圧器8,000kVA(ガス絶縁型)×2台 22kVから6.6kV降圧 CVCF 750kVA×2台の冗長運転 |
敷地内には鉄道神社がお祀りしてある。(平成6年に東京丸の内 国鉄本社から移転) |
戦前の田端開閉所 |
かつて田端には、田端開閉所があった。この時代は、赤羽と川崎に発電所 武蔵境、東中野、目黒、大久保、池袋、王子、上野、新鶴見等に回転式変流器を備えた直流変電所があり 大久保、神田、大井町、田端、蕨に交流送電の開閉所があった。 現在 この場所は、日本運輸倉庫がある。左 東北線ガード |
かつての田端開閉所のあった場所を調査 常磐貨物線の脇に上部の東北線に立上るダクトがある。 |
上野方面と王子方面からケーブルが引き込まれている。 |
拡大すると黄色の標識見える。 |
上野・田端開閉所 1号線の表示 |
常磐貨物線で行く鉄道博物館のツアーに参加すると、偶然 この場所で 時間調整の為 長時間停車した。先頭車両からダクトの裏側を窺い知ることができた。 引き下ろされたケーブル2本は、田端側のトラフに敷設されており、田端開閉所が田端方面に あることは確実である。 |
戸田(開)・金町線が三河島駅方面のトラフに敷設されている。 |
踏切にはJR特電の埋設標がある。 |
田端開閉所
東海道線東京近郊電化寫眞帖よりの引用
鉄道省東京電気事務所編,鉄道省東京電気事務所発行,1928
杉村貞夫:JR東日本東京地域本社ビル
近代建築;1994,Vol.48,No.9,pp.105-109
日出山 勝:東日本旅客鉄道株式会社 東京地域本社ビル竣工 電気設備概要
鉄道界;1994,Vol.35,No.7,pp.9-16
小勝信男:JR東日本東京地域本社設備指令の計画
鉄道と電気技術;1994,Vol.5,No.8,pp.45-48
田端指令卓について言及
宮島弘志:運行管理システムの変革(安全・安定輸送の確保を目指して)
JR EAST Tecnical Review;2003,Autumn,No.5,pp.012-020
運行管理システムの変革 JR東日本 pdf リンク