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2014年12月8日

252. JR東日本 秋葉原仮設き電区分所跡(新幹線・同軸き電)

秋葉原仮設き電区分跡


秋葉原方 き電部 左架線柱の部分にケーブル立ち上がりとブッシングがある。
東北縦貫工事中 上下線 秋葉原方 上記部分
秋葉原側区分表示
エアーセクション始まり 神田川部分 中央下に碍子がある部分
 
 
神田方 き電部 302の記号部分の左に ケーブル立ち上がりとブッシングが見える
この秋葉原方と神田方間がエアーセクションで区分されていた。
東北縦貫工事中 上下線 神田方 上記部分
反対側より
神田側区分表示 
 
神田側区分表示
アプローチ:今はもうない。
エアーセクション同士がケーブルで導通されて役目を終えた。
東北縦貫工事の際 新幹線部分は停電作業となるが、工事区間で事故発生時、上野折り返しのための通電を行なえるように、秋葉原先の東北縦貫が新幹線上にかぶさる部分手前から東京寄りを区分して停電を行なえるように、断路器が設けられた。その名残がエアーセクション跡として残っている。
図-1 東北新幹線東京・上野間電気設備概要から東京駅までのき電設備抜粋 
新東京き電区分所は、東京駅新幹線高架下盛岡方地下2F 0k300m地点
新上野補助き電区分所は、上野駅大宮方地下3F 4k327m地点
この図の神田川Bの場所は、架線構成では接続されているが、東北縦貫工事の際に
エアーセクションに変更されて断路器で区分されていた。
 
この部分 右に断路器があった
 
高架から垂下するケーブル上下線4本
PWも下りてくる
 
ケーブルヘッド4本と断路器(接地回路付き)。計測用変圧器が見える。
この部分がエアーセクションを区分するための工事用仮設き電区分所であった
工事終了

エアーセクション碍子部分で架線接続 秋葉原方
エアーセクション碍子部分で架線接続 秋葉原方
エアーセクション碍子部分で架線接続 神田方
ケーブルヘッド配線撤去
本体部分撤去
仮設断路器部

仮設断路器撤去
ケーブル引き下ろし部撤去
RWが外されたまま
仮設断路器があった部分は、全て撤去された。
工事中 PWも鉄構に引き止められていたが
PWは、引き直されている。
PWもケーブル接続であったが
 
架空PWに接続し直し。
工事中 鉄構に引き留められていたPWのケーブル接続部

ケーブル撤去
東北縦貫 秋葉原付近 誘導電流を流すコンデンサ取り付け

まだ区分表示は、残ったまま。

当該 エアーセクション部分 秋葉原総武線より俯瞰

参考文献

図-1 東北新幹線東京・上野間電気設備概要
本田昌義:東北・上越新幹線の東京乗入電気設備
鉄道と電気技術;1991,Vol.2,No.8,pp.56-60

藤澤一朗ら:東北縦貫整備-新幹線内からの鉄骨架設工事ー
東工技報(CD-ROM);2013,Vol.26,No.9,pp.197-205