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2014年12月9日

279. JR東海 品川駅(新幹線)とその周辺

品川駅(新幹線)

アプローチ:品川駅
JR東海品川ビル 地下1F、地上7F 東京地区本社機能、単身者社宅を含む複合ビル
受電:東電22kV スポットネットワーク3回線受電6.6kV配電7箇所
3500kVAガス絶縁ネットワーク変圧器×3台、2,500kVA駅部,1,500kVAビル部ガスタービン発電機
特高受電所3F 、ガスタービン発電機3F
新幹線軌道脇の同軸き電ケーブル収納トラフ

新幹線軌道脇の同軸き電ケーブル収納トラフ ケーブル接続点

同軸き電ケーブルは、八ツ山トンネルは、保護管で通過。

PW(NF)上下線別 八ツ山トンネル品川駅寄り

拡大 BT時代の名残か重厚長大な作り

品川駅構内 インピーダンスボンド中性点に繋がるケーブルの先に
レール電位抑制装置(RPCD)が接続されている。
新幹線は、レールが誘導障害の軽減のため電気的に絶縁されいる。大電力がレールに流れると
レール電位が上昇する恐れがあり、そのためにレール上の車両とホーム間で電位差が発生する。この電位差を
抑制するため、放電ギャップとコンデンサで構成されたRPCDをレールと躯体の鉄筋間に接続し、電位差を
解消させている。 同様な装置は、JR東日本 上野駅にもある。

車両から変電所までの電気の流れ RRR pdf リンク

ホーム下のレール電位抑制装置(RPCD)
 
通常のインピーダンスボンド 品川駅構内

架線の上にFRP製の絶縁板 厚さ3mm
架線上が鉄鋼構造なので絶縁を保つために設置。
ドクターイエローのレーレザー光を反射しないよう梨時加工されているn

架線ブラケット部にもFRP製絶縁板


シーサスクロッシング部 架線トロリ線の無交差式シーサスセクション
無交差式選択の理由
1)連続集電が可能
2)電源区分が可能
3)無方向性  
4)70km/hで走行可能
5)力行運転が可能

トロリ線が交差せず 〕〔 状のエアセクションになっている。
 

拡大 これと同じものが、JR東日本 東京駅・上野駅・大宮駅で使用されている。

シーサスクロッシング部 架線トロリ線の無交差式シーサスセクション

シーサスクロッシング部 架線トロリ線の無交差式シーサスセクション
参考文献

無交差式シーサスセクション
安藤好明:国鉄大宮新幹線電力区
電気鉄道;1985,Vol.39,No.3,pp.36-38

中島久起ら:東海道新幹線品川駅電気設備の概要
鉄道と電気技術;2004,Vol.15,No.12,pp.48-53

高橋昌徳:大型重量機器の搬入据付け作業 東海道新幹線品川駅の場合
電気と工事;2004,Vol.45,No.4,pp.67-71