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2015年9月20日

415. 小田急電鉄 多摩線 永山変電所(直流)

永山変電所
 
 
グーグルマップで表示名がでる(ゼンリンデータを使用していた過去の時点)
場所:小田急永山駅
アプローチ:容易
特徴:京王永山変電所と東電66kVの共同受電 2015年当時 京王と小田急は道を隔てて平行に並んでいた。現在は、高架下に移転
受電:隣接する京王永山変電所と共通
き電:多摩線
変成設備 3,000kW×2 Tき電

2019年7月19日 火災発生の模様(京王線側で出火) 

 隣接する京王永山変電所の受電ケーブルヘッドの絶縁不良による66kケーブル焼損の様子単なるレンチの置き忘れでの地絡事故 ( レンチの地絡事故は、SF小説タイムトンネルで将軍がタイムトンネル構造物にモップの先に載せえたレンチを接触させた途端 大電流で溶解 地絡事故を発生させた光景が目に浮かぶ)閑話休題   
地絡電流で京王永山変電所の機器が焼損

 小田急は、共通のTEPCO地下ケーブルで受電しているため、停電発生
事故後の対応は、小田急、京王 両永山変電所脱落させてスルー化での対応だろう 変電所の数が減るので、運転本数の制限、ノッチ制御での復旧が考えられる。
小田急は唐木田変電所、新百合ヶ丘変電所からの延長き電
京王は、稲城変電所、堀之内変電所からの延長き電

 この場合 永山変電所付近にあるエアーセクション間の電位差が大きくなりアークの発生があるため電力課員が監視する必要がある。
その後 小田急永山変電所は、設備が健全だったので復旧、TEPCO受電系統の京王側切り離しで対応。

 京王全線が、止まっているのは、多摩センターにある京王電鉄 鉄道総合指令所の関係
井の頭線は、かつて別系統だったので立ち上げが早くできる。 

 鉄道総合指令所は2006年東芝が今まで2箇所であった運転指令所と電力指令所を統合し鉄道総合指令所を多摩センターに立ち上げた。

京王電鉄多摩センター総合指令所 構造設計事務所 建築例

京王電鉄株式会社 京王多摩センター総合指令所 京王建築 Web

東芝デジタルソリューション 京王電鉄導入例 引用

京王電鉄株式会社 導入例 pdf注意

 この資料(2006年当時)から66kV受電 降圧6.6kVの配電変電所としての機能は、京王多摩川変電所、永山変電所、橋本変電所となる。6.6kV配電線は2重化されており、変電所事故ある場合は、自動的に切り替わるはずであるが、落ちた。そのため総合指令所が機能不全となる。永山変電所の6.6kV配電系統は複雑(総合指令所があるため) 系統は一系統から受電
京王 橋本駅 多摩センターの駅ビルも停電 6.6kVの系統切り替えが不全

京王永山変電所は高架下にある


京王永山変電所は高架下にあるケーブルヘッドで小田急永山変電所に分岐 2015年当時

2015年当時 現在はGIS化

京王から小田急への分岐CH 2015年当時 現在はGIS化

このCH(ケーブルヘッド)は現在 GIS化されて存在しない

こちらが 小田急の永山変電所 現在 高架下に移転

道路を隔てて設置 2015年当時 高架下ではない(高架下にあるのは京王永山変電所)
現在は、高架下に移転

この変電所は小田急だが高架下に移転 2019年現在

き電線立上り Tき電

 
小田急永山変電所 高架下に移転 2019年現在
小田急 永山変電所跡