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2016年8月1日

451. JR東日本 武蔵境 八王子変電所間 送電経路 変更工事(将来的)

武蔵境 八王子変電所間 送電経路 変更工事(将来的)
 
武蔵境交流変電所から送出されている66kV 2回線 八王子変・高尾変の
送電経路の変更工事が行われている。と思ったが実際は、日野変電所まで延伸される。
武蔵境⇔八王子 間は、まだ架空送電線のままである。
 
武蔵境変電所から八王子変電所間の送電線は、現在 架空送電線66kV2回線で
西武多摩川線に沿って南下し市街地を大きく迂回して八王子変電所までつながる。
八王子変電所から高尾変電所間は、途中 地中送電線で高尾近辺まで敷設されて
架空送電線で高尾・上野原・梁川・大月・笹子・勝沼・山梨市・酒折までつながる。
 
立川変電所は、武蔵境からの66kV  2回線が中央線線路沿いに地中送電線で敷設されている。
途中 西国分寺で武蔵野線 西国分寺変電所に分岐
また国立で技研と情報センターに分岐されている。
最終的に武蔵境から中央線線路沿いの地中送電線は、立川変電所まで伸びている。
立川変電所の次は日野変電所であるが日野変電所は、東電受電となっている。
 
JR東日本では、都下近郊の架空送電線は、宅地が開発されてきているため
メンテナンス性・架空送電線直下の土地問題等で地中送電線化する方向で
対応しているため中央線から大きくはなれて敷設されている武蔵境・八王子変電所間を
中央線沿いに地中送電線化することになったを将来的には計画する予定である。
まずは、日野変電所のJR東 自営電力供給を実施することになった。

中央線の電化(立川~甲府間)
 
中央線 立川~甲府間の電化工事は1929年に始まった。このとき武蔵境変電所から酒折変電所までの架空送電線路が敷設された。
 
 武蔵境・八王子間は、その時点(1929年)で住宅が密集しており、また地中送電線の敷設の技術
もあったが、合えて地中送電線を選択する理由もなく架空送電線を敷設することになった。
中央線沿いに架空送電線を敷設することは前述のように困難(用地買収・送電線下の土地価値の減縮)なため、武蔵境変電所を送出した架空送電線は是政付近で、多摩川を横断して山地に入り、永山の南方を迂回して八王子変電所につながっている。
これが現在の境八王子線である。

武蔵境変電所~八王子変電所 亘長26.2km 支持物鉄塔 114基(最終鉄塔は、八王子変電所直前にある)

八王子・勝沼間は山間部が多く小仏・笹子その他の峠があり、また渓谷も山間部であるため多く存在している。そのため八王子変電所より迂回して、大垂水南方の越える。
この部分で高尾変電所にT分岐している。
さらに輿瀬西端より中央線北側を経て、上野原変電所に入り、岩殿山北側を迂回して大月変電所へ至る経路が出来た。
梁川変電所への送電線は、この経路の途中でT分岐している。
大月変電所より中央線に並行して初狩に出て、天神山で中央線を横断し、笹子駅の南方の山頂を通る。
この部分で笹子変電所にT分岐している。
標高1,200米の笹子峠を越えて勝沼変電所につながる。勝沼変電所より甲府盆地を過ぎ、石和附近より中央線に並行する。
途中山梨市変電所にT分岐している。
最終的に酒折変電所につながる。途中の大月変電所では、東電の架空送電線より受電をおこなうことが可能な設備となっている。

電化当時の変電所は
武蔵境
八王子
上野原
大月(東電より受電)
勝沼
酒折
である。
 
現在は
日野     日野変電所  ブログ リンク
以下 武蔵境八王子線
大月(東電より受電可能)   大月変電所 ブログ リンク
である。

このほかに、国立で技研と中央システムセンターがつながる
 
 


 
この変電所以外に、き電線の電力を有効に活用するため甲府駅までの間に3つのタイポストが存在する。(貨物の輸送量が多い上越線は、タイポストを設けず き電区分所が設けられている)
 
相模湖タイポスト   相模湖タイポスト
初狩タイポスト    初狩タイポスト
甲府タイポスト    甲府き電タイポスト
             甲府タイポスト 位置  グーグルマップ




武蔵境交流変電所から送出される66kV 2回線 境八王子線 環境配慮鉄塔


武蔵境交流変電所から送出される66kV 2回線 境八王子線 環境配慮鉄塔
手前にあるのは、新鶴見交流変電所からの154kV 2回線


66kV 2回線 境八王子線


境八王子線 西武多摩川線沿い

以下 八王子変電所 架空送電線路
 

 
八王子変電所につながる堺八王子線 66kV 2回線 境八王子線

境八王子線 最終鉄塔
 
境八王子線はケーブルヘッドを経て変電所行内に引き込まれる
 
八王子電電所から地中送電線で送出される八王子上野原線
八王子ニュータウンができたので一部地中ケーブル化した送電端
 
 
 
以下 立川変電所 66㎸ 引き下し、引き上げ部 
武蔵境変電所からの2回線66kV 立川変電所ケーブル引き下し部
まだテーパー加工されていない
きっとこの部分から八王子変電所までつながるのであろう
この部分から日野変電所まで当座つなげる。
日野変電所側にテーパー加工 上画像と比較
 
 
 
中央線沿いの工事現場 ケーブル管路 立川駅に向かう
 
中央線沿いの工事現場 ケーブル管路 立川駅に向かう
 
中央線沿いの工事現場 ケーブル管路 立川駅に向かう
 
今度はトラフ構造のケーブル敷設前の状態
 

右 トラフが新しく敷設された立川・日野66kV  2回線収納トラフ

立川駅構内ホーム下立川・日野66kV  2回線収納トラフ 軽量樹脂製トラフ 

軽量樹脂製トラフ 立川・日野66kV  2回線収納トラフ
 
 
トラフから管路へつながる 3回線分敷設

 
66kVケーブル管路は3回線分 敷設

66kVケーブル管路は3回線分 敷設
 

66kVケーブル管路は3回線分 敷設
 

日野駅に敷設された管路接続ボックスとトラフ
 
日野変電所まで管路が伸びる66kV 3回線 奥に管路の口が見える
 

日野変電所構内 ケーブル敷設を待つトラフ
 
日野変電所構内 66kV用管路
 
日野変電所内 オレンジキャップMOF 自営電力になったら撤去

日野変電所手前トラフから管路への接続部

日野変電所手前トラフから管路への接続部

日野変電所手前 管路末端

日野変電所トラフ ケーブル引き込み部分 未施工
 
日野変電所から八王子変電所間は、地中送電線敷設の片鱗も見られない。
管路もトラフも施工するような状況にはなっていない。
 
考えてみれば、立川変電所までの回線の径では、電力容量が八王子変電所 以西の変電所群に供給するのが無理であろう。
武蔵境変電所と立川変電所の間には、西国分寺変電所・技研・中央システムセンターがつながっているので日野変電所までの延伸が現在のケーブルを生かすとしたら限界であろう。
 
 八王子までの延伸は、回線数を増やすかケーブル径を太くしての供給能力を上げる必要がある。
 
追記 ついにケーブル敷設 66kVCV(トリプレックス)
 
 
ケーブル敷設工事開始

66kVCVT(トリプレックス)

ケーブル送り出しホーリングマシン
 

トラフ内に導入


ケーブル敷線状態 66kVCVT先端部の形状

キヤタピラ式ホーリングマシン 中には誘導用ロープ
2つのキャタピラの間にケーブルを挟み込んで送り出す装置
 

キヤタピラ式ホーリングマシン 中には誘導用ロープ

キヤタピラ式ホーリングマシン 中には誘導用ロープ
中間引きマシンとして設置

この接続部まで先ほどのケーブル66kVCVTを引き込む
先導は人が修正

立川側に一条分 既に敷設済

6万ボルト 表示


番外 東電 麹町変電所内
ホーリングマシン(ケーブル誘引装置)キャタピラ式