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2017年4月24日

492. JR東日本 土浦変電所(BTき電・交流)

土浦変電所

グーグルマップで表示名が出る
アプローチ:常磐線 土浦駅 往復7.6km
M座 藤代変電所 T座 友部変電所
受電:東電 高浜線分岐 出島線分岐 JR土浦線1号鉄塔 2回線受電 

 MOFが回線別にあるのは珍しい。大容量スコット結線変圧器2台 この土浦変電所及び藤代変電所で架線に送出する電流・電圧を測定して牛久き電区分所に送り演算を実施。牛久き電区分所に設置されているRPCを機能させて区分所を跨いだ電力の融通を行うことが実施されている。そのため土浦及び藤代変電所には、各き電線別のPTとCTが噛ましてある。
 
 この土浦変電所は、力率改善用のT,M母線に繋がるリアクタンスと並列コンデンサ及び放電コイルが主回路から切り離されている。

 負き電線がMN・TN別に配線されているのも珍しい。牛久き電区分所のRPCは設置されてから実運用まで時間が掛かっている。藤代変電所の変圧器は末端にあるため3相うち2相を使用して66kVを20kVに降圧している。この辺の関係でRPCの運用を行った際の不具合が発生。三相交流電源側の電流はできる限り平衡させることが望ましく、交流式電気鉄道では電気設備技術基準第55条及び同基準解釈第260条に基づき、連続2時間の平均負荷で三相交流電圧不平衡率 が3%以下にするよう規定されていたがRPCの関係で不平衡率が大きくなったのではないかと考える。

 藤代側の変圧器を容量の大きなものに変えるか不等辺スコット結線変圧器に交換して、単相側の変動を東電側に返さない対応がなされる可能性がある。
 そのためだか判らないが藤代変電所の交流き電用変圧器も大型の物に取り替えられる予定で現在線路脇に準備されている。

追記
 三相交流 一次側の不平衡を少なくする不等辺スコット結線変圧器が藤代変電所に導入されている。
見立ては、合っていたようだ。
822. JR東日本 藤代変電所・我孫子変電所 定点観察  新デッドセクション標識の行方 不等辺スコット結線変圧器稼動 ブログリンク

 上下線のデッドセクションの位置が上り線は、変電所直下であるが下り線は、土浦駅電留線の直近にある。この下り線のデッドセクションの上り線側は、エアーセクションとなっており区分されている。


出島線分岐 JR土浦線1号鉄塔 2回線受電 


 JR土浦線 2回線受電 左開極 右閉極 断路器
断路器の後ろには遮断器

オレンジキャップのMOFと所内3相母線および右 避雷器

オレンジキャップMOF 回線別に設置

高配用変圧器

き電用スコット結線変圧器右66kV 3相

き電用スコット結線変圧器 左2相 M、T相

スコット結線変圧器 き電側M座T座は遮断器を経てケーブルヘッドに繋がる
M座T座の負き電線は断路器を経てケーブルヘッドに繋がる

スコット結線変圧器 空冷放熱器 1号き電用変圧器用


遮断器とT座M座母線20kV加圧
と2号き電用変圧器からのケーブルヘッドが母線に繋がる


直列コンデンサ群

T座M座負き電線は、断路器を介して放電ギャップに繋がる

直列コンデンサ群とT座M座母線22kV

母線から引き出されて遮断器、変流器に各き電線が繋がる
2号き電用スコット結線変圧器からのき電線がケーブルヘッドから母線に繋がる

変流器の後はVCBと避雷器に繋がる

変流器(電流計)とVCB(遮断器) この部分の電流データが使われる

M座、M座負き電線MN T座負き電線TN、T座 母線

変電所 き電線引き出し最終鉄構

方面別 タイき電接続用断路器
変電所よりき電線の引き出し


藤代方面M座 友部方面T座
下にあるのはVT(電圧計)この部分の電圧データーが使われる




現在は使われていないリアクトル、コンデンサ、放電コイル

断路器部分で切断

左 リアクトル 真ん中コンデンサ 右 放電コイル M座とT座 で一組 使用されていない




母線と右 VT(電圧計)その奥避雷器

左 負き電線 友部方 下りTN 
右 負き電線 藤代方 下りMN

左 負き電線 友部方 上りTN 
右 負き電線 藤代方 上りMN

セクション表示 上り方 変電所近傍

上り線側 デッドセクション 変電所近傍
M座 藤代方 き電線がスルー

下り線側 デッドセクション 変電所から離れた土浦電留線方に位置する
上り線側は、エアーセクション