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2018年10月7日

832. 東京モノレール 10月6日 東京モノレール祭り 変電関係に特化

東京モノレール 10月6日 東京モノレール祭り
変電所は、中央 右の何も記名が無い部分
展示実態
 
鉄道部品即売会
ポイント切替デモンストレーション
奥の右から2台がポイント切替 実演を行う

あまりにも高頻度で転換を行うため駆動モーターが過熱
扇風機で冷やす
 電車線
電車線 +極 
架台 アルミニウム
摺動部分ステンレス

電車線 -極 
架台 アルミニウム
摺動部分ステンレス
実際は、子供は入れないあくまで実物大ダミー



 


1965年当初の電車線は鉄道レールを直接使用
錆汁が落ちるクレームがありアルミ架台に変更

現在の電車線 アルミとステンレスの複合電車線

電留線用断路器

一般的な電留線の断路器に当たるモノレール用断路器盤
赤は、入 状態


過去に使われた台車


コレクターシュー
現車 コレクターシューに繋がるき電線

現車のコレクターシュー 変化なし

車体内に内蔵されている避雷器

車体内に内蔵されている避雷器

断流器のアークシュート 電流切断時アークが噴き出す 直流高速度遮断器のようなもの
コレクターシューからのき電線が避雷器を経由してつながる

断流器 裏面 上部コレクターシューからのき電線が繋がる

ポイント先端部
き電区分Bの断路器

可動関節部の平編銅線ジョイント

き電線接続部

き電線接続部 平編銅線で接続

伸縮ジョイント部

可動するため伸縮部にサーモラベル あるていどの摺動が必要なため熱を持つ

運転指令室の紹介

変電所模型
予備系とZ母線もある本格的模型
電力指令室の説明
もれなく変電所が表示されている


品川、多摩川変電所に導入された電力貯蔵装置
変換系がいらないニッケル水素電池 き電線直結
変電所 位置図
合計7箇所の変電所



この変電所は、昭和島変電所

電力指令室 表示パネル

き電パネル せっかくだから解析

き電系で変成設備の予備系が無いのは、羽田変電所。き電の予備系はリタンダント構成を言う。
しかし全変電所 変成設備の予備系も稼働させて、高密度ダイア(3minヘッド)を維持している状態
昭和島の高配系は、連絡送電線で東ターミナルまで結ばれている。
文献では、多摩川変電所には発電機が無いが実際はある。
羽田の高配は予備で待機 緑は待機、赤は稼働
各変電所、受電は予備系を持つ。変成設備で2バンク化がされていないのが羽田変電所

東京モノレールの変電所についてはWebで文献が拾える

羽田線 モノレール電力設備 pdf注意 服部昭治ら:日立評論 1965,Vol.47,No.4,pp.123-129

東京モノレールの電気設備 pdf 注意 関口孝浩:電気設備学会誌;2015,Vol.35,No.8 ,pp572-575



1965年 当時の変電所は、5か所

1965年当時のき電系統
3㎸、20㎸受電 上下一括き電

開業当時の変電所容量
当時はモノレール浜松町 - 羽田間の途中駅はなく15分で終点に到着
1965年当時と現在のモノレール線の比較





2015年のき電系統
7箇所に増加 増加したのは、多摩川、西ターミナル変電所
羽田変電所だけ6㎸ 受電 そのほかは20kV 受電
予備系を持たないのは、羽田変電所

それでは、順次見て行こう

参考文献
文中に明記