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2018年2月19日

749. 直直デッドセクション 関東地方総集編(西武鉄道、秩父鉄道、上信電鉄、小田急電鉄et al.)一部関東甲信越・静岡を含む

直直デッドセクション 関東地方総集編

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846. まだあった直直デッドセクション 多分これが最後(関東地方) ブログリンク

前ふり
  内房線の大貫変電所に回生電力貯蔵装置が設置されたとの、JR東日本の報道発表があったので見に行く

   Wikipediaの気象庁地磁気観測所の項目には、鹿野山にある建設省国土地理院の測地観測所で行っている地磁気観測に影響を及ぼさないよう、内房線(房総西線)電化の際に、直直デッドセクションを設け、変電所間隔を短くして地磁気観測に影響を及ぼさないように対応したとの記載がある。実際のところ2014年に調査した際には、直直デッドセクション(トロリ線の間にセクションインシュレーターを挟んだもの)は、見つけることができなかった。

今般 大貫変電所に回生電力貯蔵装置が設置されて運用開始しているという報道があったので、ひょっとして直直デッドセクションをトロリ線に、挟んでき電区分を厳密に区切って測定しているかも?!という予測が働いたが、結局のところ空振りであった。以前のままのエアーセクションでき電区分が行われていた。

 それを記事にするあたりついでに、直直デッドセクションの記事を今までの掲載記事から選択して総集編としてまとめ記事をUpする。直直デッドセクションがあっても、当方の記事では、変電所の記事にまぎれてしまっているので今回炙り出してみた。

定義:直流セクションインシュレーター2基で挟んだトロリ線が、無電圧もしくは加圧切替できる設備
デッドなセクションがあるもの

1.JR東日本 栗橋変電所の項
 177. JR東日本 栗橋変電所(直流)とその周辺 ブログリンク 2014年
 JR東日本 東北本線と東武鉄道 日光線の間の直直デッドセクション 常用
 特急スペーシア・日光・きぬがわの運行で使用
 特徴:無加圧区間を東武側で き電可能な形式

2.小田急電鉄 松田変電所の項
 210. 小田急電鉄 松田変電所(直流)と御殿場線連絡線 直直デッドセクション ブログリンク 2014年
 小田急線とJR東海 御殿場線の間の連絡線の直直デッドセクション 常用
 小田急線特急あさぎり号での運用
 特徴:無加圧区間を小田急線の き電で加圧可能

3.小田急電鉄・箱根登山鉄道 湯本変電所の項
 435. 小田急電・鉄箱根登山鉄 箱根登山鉄道 湯本変電所(直流)ブログリンク 2015年
 小田急線と箱根登山鉄道の間の連絡線の直直デッドセクション 常用
 箱根登山鉄道電車の入生田検車区への移動で使用 
 特徴:1500V⇔600V異電圧区分 かつては、小田原駅まで登山鉄道が運行していた

4.西武鉄道 多磨変電所の項
 478. 西武鉄道 多摩川線 武蔵境駅 直直デッドセクションと多磨変電所 ブログリンク 2016年
 西武鉄道 多摩川線とJR東日本 中央本線の連絡線の直直デッドセクション 常用外
 西武鉄道 多摩川線の車両を武蔵丘車両検修場での検修時に使用、また中古車両・新型車両の授受に使用(甲種輸送)
 特徴:多摩川線の車両を武蔵丘車両検修場での検修時使用するときは、武蔵野線の連絡線も使用する 次 項参照

5.この記事は単独で掲載
 504. JR東日本 武蔵野線 西武鉄道 池袋線 連絡線の直直デッドセクション ブログリンク 2017年
 西武鉄道 新宿線とJR東日本 武蔵野線の連絡線の直直デッドセクション 常用外
 西武鉄道 多摩川線の車両を武蔵丘車両検修場での検修時に使用、また中古車両・新型車両の授受に使用(甲種輸送)
 特徴:JR東日本側にエアーセクションがあり断路器での き電区分が行える

6.この記事は単独で掲載
 585. 上信電鉄 高崎駅 JR線との連絡線 直直デッドセクション ブログリンク 2017年
 上信電鉄とJR東日本 高崎線の連絡線の直直デッドセクション 常用外
 中古車両・新型車両?の授受に使用(甲種輸送)
 特徴:無加圧部分の間隔が短い

7.JR東海 三島変電所の項
 605. JR東海 三島変電所と伊豆箱根鉄道 駿豆線 連絡線 ブログリンク 2017年
 伊豆箱根鉄道 駿豆線とJR東海 東海道本線の連絡線の直直デッドセクション 常用
 特急踊り子号の運用と伊豆箱根鉄道 大雄山線の車両の大場工場への移動で使用
 特徴:東海道本線 三島駅にホーム中ほどから連絡線が分岐している

8.この記事は単独で掲載
 657.  西武秩父・お花畑 連絡線の直直デッドセクション ブログリンク 2017年
 西武鉄道西武秩父線と秩父鉄道秩父本線の連絡線の直直デッドセクション 常用
 秩父鉄道秩父本線の長瀞駅・三峰口駅との直通連絡線
 特徴:1989年に運用開始 2つの直直デッドセクションがある

9.この記事は単独で掲載(定義が微妙…)
 658. 東武鉄道・秩父鉄道・JR東日本(八高線・電化) 寄居駅 連絡線の直直デッドセクション ブログリンク 2017年 
 東武鉄道東上線と秩父鉄道秩父線の連絡線の直直デッドセクション 常用外
 東武鉄道東上線車両の検査および転配のための回送が行われる(羽生駅経由)
 特徴:直直デッドセクションの範囲が大きい。東武側から無加圧部分に き電できる。常時東武側き電 

10.この記事は単独で掲載
 659. JR東日本・秩父鉄道 熊谷駅 連絡線の直直デッドセクション ブログリンク 2017年
 秩父鉄道秩父本線とJR東日本高崎線の連絡線の直直デッドセクション 常用外
 運用は無い、かつて直通列車の運行が行われていた。また貨物の授受もあったがこちらは熊谷貨物ターミナルで対応されている
 特徴:連絡線の秩父本線側にもう一箇所セクションがあり、秩父鉄道側から き電されている

11.この記事は単独で掲載
 708. 富士急 大月駅 JR東日本 連絡線 直直デッドセクションとその周辺 ブログリンク 2018年
 富士急大月線とJR中央本線の連絡線の直直デッドセクション 常用
 河口湖発のJR東日本 特別快速、季節列車の運行
 特徴:直直デッドセクションを真横で見られる