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2019年12月28日

952. JR東日本 橋本変電所 自営化 現状

橋本変電所 自営化 現状

JR東日本 橋本変電所 自営化については、過去に記事をUpしてきた。工事の進捗が見られてので、現状を紹介する。

まずは、過去記事から

702. JR東日本 自営電力化の現状 津田沼・町田・橋本 各変電所 正月特集 ブログリンク

827. JR東日本 橋本変電所 自営化 八王子みなみ野駅 付近 ブログリンク

874. JR東日本 橋本変電所 町田変電所 自営化の行方 ブログリンク

八王子みなみ野駅 片倉寄りに接続点を設備中
過去記事では以下の案を示している

橋本変電所への送電端
1案
八王子変電所からの接続点は、八王子みなみ野駅付近まで八王子変電所から線路際に八王子・上野原線の地中送電ケーブルが敷設されているので、八王子みなみ野駅付近にキュービクルタイプの接続点を設けてつなげるのが吉。八王子・上野原線を途中T分岐させて橋本変電所までつなげる。

接続の方法としては以下の例を挙げていた
合流点の設備の推定
国立駅の場合 気中接続  武蔵境SS→立川SS間 技研、計算機センター分岐

移設された66kV気中接続部



66kV気中接続部の中身(モールド成形ではなく気中であるので、事故時は停電後 手動で切断できる)


一番左がマルス方(受電端) 中央が武蔵境方(送電端) 右が立川方(受電端)

一番左がマルス方(受電端) 中央が西国分寺方(送電端) 右が立川方(受電端) 西国分国分寺方は、武蔵境から地中ケーブルが西国分寺駅で一旦武蔵野線 西国分寺駅にπ分岐するため名前が変わっている

武蔵浦和駅  宮原開閉所→戸田開閉所間の西浦和SS分岐
一旦高架下に下りてくる送電ケーブル 戸田開閉所方

戸田開閉所より2回線が下りてきている。零相CTが見える。
  

66kVモールド型Y字分岐で2回線が2回線×2 に分岐する。
6個のモールド型Y字分岐が見える。
大宮線の表示

分岐された2回線×2 




今回調査したところ、キュービクルタイプではなく、普通の気中接続部であった。

まだ設備が出来上がっていない時分
架台が作られている


八王子・上野原線 66kV×2回線を別けて架台構築
既存送電ケーブルはコルゲート菅で防護

ケーブル接続点のピットホール

架台構築 6箇所 ピットホール 2箇所

手前 ピットホールに八王子・上野原線 66kV×2回線が敷設され既存管路で
横浜線を潜り、架空送電線 接続点まで伸びる
右からくるトラフは、橋本変電所方となっている
直近の状況
接続点はケーブルヘッドによる気中接続となった

ケーブルヘッドはポリマ碍子製の軽量タイプ

三相側 ケーブル立上り ケーブルヘッドはポリマ碍子製の軽量タイプ
各相ごとに接続
道路側からは見えない

3回路分岐 2回線で合計9個のケーブルヘッドが立ち並ぶ
道路側からは見えない

線路側から見た接続点 66kV×2回線 3分岐
各相(R,S,T)毎の距離を置いた接続なので静電誘導の均一化が図れていない
相間 不一致のノイズが出そうである

ケーブルヘッドは現在2つ取り付けられている


片倉方 ピットホール 脇をコルゲート菅で防護された66kV×2回線 八王子・上野原線が通る

別角度 片倉方 ピットホール 脇をコルゲート菅で防護された66kV×2回線 八王子・上野原線が通る


ケーブル立上り 
一番右 橋本変電所方
二番目 八王子変電所方
三番目 ケーブル未敷設 上野原変電所方

設備が立ち上げる前


3相分(R,S,T)の接続点×2がある
相間ケーブルがバラバラで各相ごとに接続点があるので
ZCTは、各ピットホール内のケーブル3相分離点に設備される

手前 ピットホール 3相の内の1相部分の接続点 これが3相分(R,S,T)×2ある
左3本は、橋本変電所方ケーブル接続済
右3本は、上野原変電所方 ケーブル未敷設
上部 ケーブル立上りで線路方に出ているコルゲート管は、八王子変電所方

引き続き 接続状況を観察