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2021年8月16日

1097. 京浜急行電鉄 本線・都営地下鉄浅草線 高輪き電室 京浜急行 全線complete

 高輪き電室

京急高架下 都営地下鉄線への経路途上



高輪き電室建屋


き電室に引き込まれる上下き電線

 泉岳寺駅(都営線)のき電系統は、京急線との並列き電を原則としている。
京急側品川駅がターミナルとなっていることから、京急・都営相互に事故が起きた場合支障がない部分に分界点を設けられている。
 図中3つのセクション(上下線)の中間部がその位置となる。
分界セクションを中心に電車線を1列車長ずつの3セクション方式として、その挟まれたセクションを直流高速度遮断器で都営側からき電を行っている。この直流高速度遮断器は京急高輪き電室と連絡遮断を行うことで、相互の事故が波及しない方式となる。


この図の内容は上記図の内容と同じ 京急側がX,Yで詳細な図に繋がる
都営側は、き電吊架線方式、京急側はき電線併用
図中 265m、210mの間に一列車は入る。
2つのセクションに挟まれた、京急側、都営側と並列き電となっているので、どちらかのき電室、もしくは開閉所に電量計が入っているはずであるが、図面には詳細はない。


参考資料(順不同)
桐生 政次郎;京急特集 電力・変電設備の概要:鉄道ピクトリアル,Vol.48,No.7臨時増刊,pp.53-57,1998
鈴木 満善;京急の新しい電力指令システム:鉄道と電気技術,Vol.7,No.6,pp.66-70,1996
内山 亮;特集:京浜急行電鉄 電力・変電設備の概要:鉄道ピクトリアル ,Vol67,N0.8臨時増刊,pp55-57,2017
都営地下鉄1号線建設史編纂委員会;都営地下鉄建設史 1号線:東京都交通局/編,1971