目次と免責事項

2022年2月17日

1200. 神奈川東部方面線(相鉄・JR直通線)相鉄 新羽沢変電所 2022/2の現状

新羽沢変電所

 1194. 神奈川東部方面線(相鉄・JR直通線)相鉄(仮称)羽沢変電所 2021/9の現

2021年9月に現場確認に行ったが6ヵ月経ったので変化があることを期待して見に行った。
仮称羽沢変電所は、新羽沢変電所になったようだ。

都市鉄道利便促進事業ホームページ 電気工事関係 相鉄・東急直通線から引用

この部分のページ過去記載部が見られない。過去掲載は新横浜変電所の内部画像があった。


この概要図だと「新羽沢変電所」との呼称が使われている。
JR羽沢変電所との区別が必要なので新がついたのだろう

 ホームページから引用
66㎸2回線受電C-GIS設備 円筒形の機器はMOF 所内は66㎸配線は完了
1F部分に重量がある整流用変圧器とシリコン整流器が置かれる
    
 新横浜変電所のシリコン整流器は明電舎の以下の製品が使われているので新羽沢変電所も同様なシリコン整流器であろう
明電舎製

TEPCO洞道 換気口で工事

新羽沢変電所と洞道の位置関係

工事部 やはりこの部分で洞道から66㎸2回線ケーブルを立ち上げるようだ
廻りの金網が外されている

洞道からの洞道内66㎸ケーブル分岐工事だろうTEPCO負担
鉄道建設・運輸施設整備支援機構側が引込工事を行う 責任分界点は分岐部か?

羽沢横浜国大駅方 変電所敷地から2本のコルゲートチューブ 
口径的には各1本に66㎸トリプレックスケーブル1条を収容できる66㎸ 2回線
帰線用であった。

直流引き出し部
やはり2Fから引き出されている(1F天井部)

架台部 接地線が架台に接続


引き出されるケーブルは4条1回線が4回線

羽沢トンネル向け 新横浜方面上下 2回線 
変電所直下 JR羽沢変電所き電部につながる西谷方面上下 2回線

89T延長き電用断路器
断路器それぞれの端子にケーブルが接続されて下のトラフに収容される

ケーブルトラフは2組 
1組は新横浜方き電線収容、もう一組は直下のJR羽沢変電所き電線収容

 相鉄新横浜線き電線が引き止められているので、この部分から上部トラフにケーブル敷設
この下の部分のき電吊架線は、JR羽沢変電所からのき電なので、JRのき電吊架線からも分岐して変電所内に引き込まれる模様。羽沢横浜国大駅はJRき電なので、JR側が落ちた場合新羽沢変電所から構内き電を行うのだろう 羽沢変電所トンネル側

き電線2回線は相鉄新横浜線の新横浜方に繋がる 羽沢トンネル側
この部分でトンネル内に引き込まれ剛体架線と繋がり
き電吊架線の部分とエアーセクションを形成

実際は、新羽沢変電所から2回線新横浜方だけではなく、西谷方2回線もつながる(赤の線)
JR羽沢変電所き電線も西谷方につながる。 
(資料から改変)


新羽沢変電所1F部機器搬入部 重量物用

ここから左のトンネルが新横浜方 羽沢トンネル

JR線とのき電区分は、エアーセクションであるが、この部分でのエアーセクションは距離が不足するので、トンネル内 剛体架線部との間でエアーセクションを形成するはず

架線終端標識 この部分で剛体架線とエアーセクションを形成

剛体架線用の留め具がトンネル天井に見える


羽沢変電所トンネル内 帰線引き出し用コルゲートチューブ

上下線用で4本

奥に帰線用コルゲートチューブがみえる 高配用コルゲートチューブ
手前は66㎸受電用のコルゲートチューブ 帰線用コルゲートチューブ

トンネルの名前は羽沢変電所トンネル 直上が新羽沢変電所

前回の接地作業は、変電所周りの金網の等電位接地用であった。

参考資料
今岡真二ら;神奈川東部方面線(相鉄・JR直通線)の電気設備(工事)計画について:鉄道と電気技術,Vol.29,No.5,pp.46-53,2018