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2013年12月4日

5.  JR東日本 西浦和変電所(直流)

西浦和変電所
  
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武蔵浦和で分岐された66kVケーブルは、武蔵野線西浦和支線沿い大宮方面左側に敷設されて西浦和変電所裏に高架から下りてくる。
 

おなじみ6万ボルトの表示が剥がれ落ちそうである。
 

足元にはお馴染み特電の印
 

地中ケーブルは変電所の脇で地上部に立ち上がりケーブルヘッドに繋がる。
大宮線1号
 

大宮線1号と2号、大宮線1号の下には変電所から1,500Vの直流饋電線が出ている。
 
大宮線2号の高圧ブッシング部脇に西浦和線2号の表示もある。この西浦和線は、以前大宮交流変電所と蕨交流変電所を結んでいた架空送電線から引き込んでいた名残りである。現在は埼京線沿いのCVケーブルで戸田開閉所より分岐して大宮交流変電所に繋がっている。
過去に架空送電線から分岐していた際の碍子を引き止めていた痕跡が上部に見える
 
 
お馴染み整流用トランスSRTr (SiliconRectifier Transformer)
とSL(series reactor) リアクトルならばRだと思ったがJISの記号ではLで表す

 

上下線が繋がった帰線母線が見える。これは先ほどの直列リアクトルSLに繋がる。
 

変電所からの1,500V饋電線は、お馴染み門型鉄塔に配線されている。
左側は大宮支線として武蔵野線と西浦和駅で合流し、次の饋電区間、新座変電所に繋がり、右側は武蔵野線大宮支線として大宮方面に繋がる。
 

この変電所からは、もう2本饋電線が出ている。
 

13と14の数字が並んでいる。両者とも次の饋電区間は、東浦和変電所である。
 

武蔵野線西浦和支線として武蔵浦和に繋がる。
13番は、東浦和方面向かって左 武蔵浦和から遠ざかる方向に繋がり
14番は、同じく東浦和方面に向かって右 武蔵浦和に来る方向に繋がる
 

武蔵野線西浦和支線と武蔵野線東浦和方面が繋がる部分の饋電線の標識
 
 武蔵浦和と西浦和間(本線)の饋電線は、どちらか新座か東浦和かの饋電線が延長されて饋電している。(確かめてはいない)饋電線の本線は、西浦和支線、および大宮支線に配架されている。
 
 さて埼京線ができる前は、この西浦和変電所はどこから給電されていたのだろう?
電子国土空中写真参照 隣接した場所には東電の田島変電所(配電用変電所)があるが西浦和変電所のほうが古くからある。武蔵野線新座⇔東浦和間には66kVのダクトが設置された形跡もなく、また大宮方面の高架を調べてもダクトからの66kVの引き出し口は見つからない。

 近くに架空送電線があるがそこからの給電だったのか 
電子国土空中写真1979~83年座標35.850714,139.635936には鉄塔が薄ら見える。
  現在の1500V直流饋電線が引き出されている前の空き地に送電鉄塔が立っていた。そこから西浦和線が分岐していた。
「この地図は、時系列地形図閲覧サイト「今昔マップ on the web」((C)谷 謙二)により作成したものです。」 


現在変電所前の空き地には過去に送電鉄塔が立っていた。
常磐貨物線で行く鉄道博物館のイベント列車よりの遠望
西浦和線分岐S47.9月廃止 硬銅より線亘長30m


次変電所 
府中本町方面 新座変電所 大宮方面 大宮変電所 西船橋方面 東浦和変電所