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2018年8月20日

826. JR東日本 TC型エアーセクション 導入例 青梅線、総武線、東北・高崎線

TC型エアーセクション 導入例 青梅線、総武線、東北線

 J R東日本では、き電区分区間の停車(エアーセクション部)で架線溶断事故(並列き電変電所間の電位差が原因)を何回も発生させているが、東京近郊の私鉄では、めったにこのような事故は発生していない。この電位差による溶断は、先にブログで述べた72F(D)き電方式もしくは3き電方式で回避できているのか、はたまた架線強化で対応できているのか不明である。
   
この部分からエアーセクション(変電所き電区分)

 JR東日本のエアーセクション部での溶断防止策は、いろいろ執られているようである。

 この発表の標識提示されている写真(ゾーン表示のイメージ)は、なぜか交流電化区間であり直流ではない。その証拠は碍子の数が全然違う。交流20kVの仕様である。 また発生防止策で述べられている強化架線は下記に述べられている。

TC型エアセクション強化架線 JR東日本 pdf注意 

最近では交流電化区間(BT位置)、ATき電の新幹線でもセクション表示されるようになった。
 JR東海の事故が契機となる。
549. JR東海 新幹線 新大阪・京都 6月22日 架線 切断トラブル 考察 鳥飼SSP ブログリンク

それでは、TC型エアーセクションを見て行こう
西立川・立川間 青梅方面下り線 (このTC型エア―セクションは撤去された2023/10確認)
現場確認
西立川・立川間 青梅方面下り線 TC型エアーセクション入り口
区分標識がある

TC型エアーセクション

架線とTC型架線の取り合い 導入部


TC型エアーセクションと注意喚起標識



強化架線の敷設は、事故を起こした、大宮・さいたま新都心駅間および錦糸町・両国駅間、立川・西立川駅間等で行われているが、すべてのエアーセクション(変電所き電区分)での対応は、エアーセクション部を抜けたことを標識で確認することが主である。

 両国駅・錦糸町駅間 お茶の水方面上り線
両国駅 付近 TC型エアーセクション 導入部


両国駅 付近 TC型エアーセクション  両国方 総武線 上り線に設備されている


両国駅 付近 TC型エアーセクション  両国方

両国駅 付近 TC型エアーセクション 両国変電所のき電区分の当たる部分


両国駅 付近 TC型エアーセクション 中間部

車中より 両国駅 付近 TC型エアーセクション 


大宮駅・新都心駅間  東北線上り 高崎線上りにも同位置にTC型エアーセクションがある。
東北線 上り線に設備されたTC型エアーセクション 全体
左 奥に高崎線の上り線 TC型エアーセクションが見える

TC型エアーセクション 
セクション標識表示(電車線区分標)

TC型エアーセクション  東北線 右から左へ進行

TC型エアーセクション  東北線 横から
新都心⇔大宮間のTC型エアーセクション 横から 2線分 高崎・東北上り線
追記

JR日本管内では6箇所のTC型エアーセクションが設備されている


986. JR東日本 過去にTC型エアーセクションが設置されていた場所の特定 ブログリンク

備考 本Webではエアーセクションと記載しているが、グーグルの検索で
エアーセクションでは約433,000件 
エアセクションでは約406,000件
“エアーセクション”-“エアセクション”では422件
なのでエアーセクションで通す。
なお鉄道技術用語辞典(鉄道総合技術研究所編)ではエアセクションで引っかかる。