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2019年9月21日

910. 東北巡検その五 JR東日本 羽後境補助き電区分所(ATき電)

羽後境補助き電区分所

アプローチ:羽後境駅 容易 オーソドックスな補助き電区分所
奥羽本線電化時からの補助き電区分所
奥羽本線電化当時の変電所とき電区分所、補助き電区分所の配置
羽前千歳SSから秋田SSまでAT電化204㎞
凡そ100㎞毎に変電所 凡そ16~20㎞毎にATが設備
今回 院内SSも取材したので羽前千歳SSから秋田SS間の変電所クリア
秋田新幹線開業時は、大曲~秋田間にさらにATP(単巻変圧器ポスト)を割り入れ
秋田新幹線開業時 奥羽本線 大曲から秋田間 ATPを割り入れ
大曲SPから羽後境SSPを経て秋田SSまでのき電系統図(田沢湖SSからの延長き電時)
秋田SS脱落で406ZBを介して400Zを経由秋田泉SPまでき電
T はタイき電用遮断器を表す
451は院内系、459は田沢湖系、
453,415は、在来線秋田系 454,416系は、新幹線秋田系
羽後境の補助き電区分所は、タイき電の遮断器を設備




文献より引用 但しAT1に繋がる動力操作断路器は、番号が11,13が正しい
同様にAT2に繋がる動力操作断路器は、番号が12,14が正しい
羽後境のSSPは、Fが付く89F11~14の断路器は、手動式
上下タイき電用の89FTは、遮断器で加圧状態投入可能な構成
Mは動力式を表す(モーター)

新幹線側は、福島の表示 突き詰めれば奥羽本線の上り方は福島SSになる

新幹線側は、SSP直下にエアーセクション 奥 秋田方


秋田上下 AF,TF組 左在来線 右 新幹線 SSP内の表示 秋田側
福島方の表示は院内上下 AF,TF組 右 在来線 左 新幹線 SSP内の表示 大曲側

右 新幹線用AT 左 在来線用AT
設備は、線路に平行に配置されている

真ん中にタイき電用の遮断器460Tが設備
右 在来線側 左 新幹線側


真ん中にタイき電用の遮断器460Tが設備 別角度

在来線側も福島方の表示

 

新幹線側 SSPのエアーセクション 奥 秋田方 踏切より俯瞰

在来線側 エアーセクションはSSPから離れた場所にある 踏切より俯瞰

羽後境駅での秋田新幹線 交換風景

参考文献
き電変電シリーズ 変電所一般:日本鉄道電気技術協会編
清水俊孝;ATき電方式における延長き電時の電圧降下及び無効電力補償装置に関する研究
:電気学会研究会資料:LD-16-15,TER-16-49,pp.63-66,2016
石塚紘明;奥羽本線羽前千歳--秋田間電化開業:鉄道ピクトリアル,Vol.26,No.1,pp.40-43,1976
井上一ら;秋田新幹線のき電システム:電気学会産業応用部門大会講演論文集,pp.57-60,1996