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2019年2月15日

882. JR東日本 三鷹車両センター き電保護パック き電保護線 設備状況

三鷹車両センター き電保護パック き電保護線 設備状況
 
き電保護パックについては、池袋駅の新設状況などUpしてきた。
 
 
高抵抗地絡に関する一連の記事
各記事には、鉄道総合技術研究所の文献引用を行っていたが、ポリシーの変更により引用できなくなっている。
 
 
 
籠原駅構内も三鷹車両センターとい同じようなき電保護パックの連系が行われている。
 
この高抵抗地絡事故の早期検出にはき電保護パックの設置が必要である。
228. JR東日本 王子交流変電所(直流併設) き電保護パックについて解説 ブログリンク

多連で設置されている例は、他所にもある。
552. JR東日本 き電保護パック 設備状況  ブログリンク
 
このところ き電保護パックの設備状況を調査していたら、き電保護パックの碍子側でないパックの底部(アース側)から出ていたレール側のケーブルの名前が判明したので記す。

この三鷹と同じような例が鉄道総合技術研究所の検索「高抵抗地絡」で引っかかった。
保護線を用いた直流高抵抗地絡保護手法 電力技術研究部 き電研究室主任研究員 森本氏論文 pdf注意
同論文pp.4からの引用
放電ギャップが「 き電保護パック」を意味する
今回の三鷹車両センターの「き電保護パック」の設置状況は、この文献とは若干違う
 
場所は、三鷹車両センター の電留線部分の一部 ケーブル収納トラフ上に記載があった。
  

画像上のコンクリ架線柱 庫8と9のコンクリ架線柱にき電保護パックが取り付けられている。


8番の架線柱に き電保護パック
碍子側は分岐

碍子側分岐は、き電保護パックの後ろを経て

アース側と一緒にトラフに収容される
トラフには表示がある

き電保護線と表示
トラフを辿ると9番の架線柱に き電保護パック
碍子側に緑の線
先の 8番の碍子側とアース側は、並列につながっている

8、9番 架線柱におけるき電保護パックの設備状況
奥 9番 手前 8番
8番の碍子側はケーブルで立ち上がりビームに沿って線路を横断する


横断したケーブルは中央の架線柱から引き下ろされ、中央から左下の真新しいトラフに収容される
奥 右 上の 真新しいトラフは、先ほどの9番架線柱から線路を横断したケーブルが収容される
奥 武蔵境方 手前 三鷹方

9番架線柱からのケーブルが引き下ろされ、真新しいトラフに引き込まれる 奥 武蔵境方



8番 架線柱からのケーブルはこの架線柱で引き上げられ線路を横断する 奥 三鷹駅方
左下 真新しいトラフにき電保護線の赤表示

線路を横断した先に き電保護パック

き電保護パックの碍子側に先の8番架線柱の碍子側が並列につながる
分岐した片方は、下部に延びトラフに収容される

トラフにはき電保護線の表示




トラフからケーブルが立ち上がる FEP管の部分

三鷹車両センター 入り口のパンタ摺り板検査用カメラ部分のき電区分を行う断路器
よく見るとケーブルが立ち上がる


ビームに、き電保護パック碍子側から延長されたケーブルがボンド

アース側 単独のトラフ き電保護線の表示

き電保護パックのアース側は、インピーダンスボンドの中性点につながる

おまけ
パンタ摺り板検査装置

両端にセクション挿入 駅側

両端にセクション挿入 車両センター側

パンタ摺り板 検査装置 両側にセクション
このセクション間は、手前 接地極付断路器でき電されている。
接地側にすると、セクション間は、接地状態になる


断路器左側のき電線は、左方向に伸びる
電留線用断路器 左架線柱

中央 車両センター母線から二分岐 接地極付断路器
武蔵境交流変電所からの三鷹車両センター専用線

この断路器まで伸びる 右 武蔵境交流変電所からの三鷹車両センター専用回線

中央 車両センター母線 右 断路器 武蔵境交流変電所からの車両センター専用回線
左 中央線 下り方 き電吊架線につながる 断路器は開極
両方向からのき電区分ができるよう車両センター母線は設備されている。
大規模なところは、両端の変電所から専用線が引かれる
例 豊田、尾久など

左 断路器側き電線は、下り方き電吊下線につながる

境荻窪線66kV地中ケーブル 新宿方面 左方に敷設

境吉祥寺線22kV地中ケーブル 新宿方面 左方に敷設


境新宿線 154kV 地中ケーブル新宿方面 左方に敷設