貨物ターミナル 着発線荷役方式(E&S方式)については秋田貨物駅で実物を見ていたが、九州地方の変電施設をGoogle My Mapにプロットしていて判りやすかったので記事にする。
以下部分引用着発線荷役方式(ちゃくはつせんにやくほうしき)とは、貨物列車が発着する本線路(着発線)部分にコンテナホームを設けてコンテナの荷役作業を行う方式である。E&S(イー アンド エス、「Effective & Speedy Container Handling System」の略)方式ともいう。当初は電化区間の駅で採用されたことから、「架線下荷役」(かせんかにやく)とも呼ばれた。
架線に接触する恐れのある着発線ではフォークリフト・トップリフターなどでの荷役ができないため、着発線に到着した貨車をディーゼル機関車などの入換機関車で架線のない荷役線まで移動させて荷役作業を行い、荷役完了後に再び着発線へ戻し、本線牽引の機関車に連結する必要があった。しかし、従来の方法では車扱貨物の場合と同様の入換作業を必要とし、貨車が到着してから荷役作業を行うまでの時間や荷役作業が終了してから貨車が出発するまでの時間が長くなってしまう。
そこで入換作業の効率化によるリードタイム短縮やコスト削減のため導入されたのがこの E&S 方式であり、中間駅においては荷役のための停車時間が最大約3時間短縮された。
着発線は操作により架線への送電を停止でき、非通電状態で架線を傷つけない E&S 方式対応のフォークリフトやトップリフターにより荷役を行う。架線の通電が停止すると架線柱などに取り付けられたランプが点滅し、荷役ができることを知らせるようになっている。
引用終わり
904. 東北巡検その三 JR東日本 秋田泉き電区分所 JR貨物 秋田貨物駅(ATき電)
田代補助き電区分所は、鳥栖貨物ターミナルのために設けられたようだ。 |
負荷断路器については以下を参照
95. JR九州 ナメクジによる停電 負荷断路器に侵入 負荷断路器百態(負荷断路器とは)
例 電留線用 接地極付き断路器 右側トロリ線が接地されている |
画像 中心の上方 ターミナルに入出線にあるセクションインシュレーター |
左 田代補助き電区分所 右 発着線セクションインシュレーター3か所 |
田代補助き電区分所 複線 左から2回路 各負荷断路器で区分 定位は「閉」 構内方2回路 一番右 貨物ターミナルき電 2台の負荷断路器で上下線どちらから き電を選べる 定位は下り線「閉」 |
発着線セクションインシュレーター3か所 ターミナル内 荷役時 左側トロリ線接地状態となる。 パンオーバーで電気機関車が誤進入しても即時停電 |
赤で囲んだ部分 発着線荷役方式の部分 荷役時き電停止、トロリ線は接地側に切り替わる |
発着線荷役方式の要 接地回路付き断路器 手前2線は同一の断路器で管理 奥1線は 別の断路器で管理 そのため緑で囲んだ接地回路付き断路器は2台しかない 赤 セクションインシュレーターでき電区分(断路器切替で き電と接地の境となる) |
貨物ターミナルから鳥栖方の入出線にセクションインシュレーター |
貨物ターミナルから鳥栖方の入出線にセクションインシュレーター |