秋田泉き電区分所 JR貨物 秋田貨物駅
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JR貨物 秋田貨物駅
秋田駅から秋田総合車両センターに向かう途中にある。ついでだから秋田貨物駅のき電設備も見てきた。
秋田貨物駅(架線下荷役)は、多くの負荷断路器でき電区分されていた。コンテナを積みおろす作業場にも架線があるので、作業時は停電を行う操作が頻回行われるためであろう。これをE&S(イー アンド エス、「Effective & Speedy Container Handling System」の略)方式と言う
Wiki pedia貨物駅
架線がある、着発線の両端にACセクションインシュレーターと負荷断路器と更に片側に接地型断路器が設備されており、電気機関車の誤進入パンオーバー対策が取られている。
秋田泉き電区分所
(SSは変電所、AFはATき電線、TFは、トロリ線き電線、SPは、き電区分所を表す)
アプローチ:秋田駅 容易 今回は、秋田駅から土橋駅まで歩いた
以前(秋田新幹線ができる前)秋田SS以北は、次変電所が大館SSであり、北金岡き電区分所で電源の突合せを行っていた。
但し文献調査の結果 秋田操車場SPが存在していたことが判明した。(新幹線開通前)
大館変電所-北金岡き電区分所-秋田操車場き電区分所-秋田変電所
これは、大館変電所脱落時 秋田駅ー操車場間のき電確保のためと思われる
常時 閉 秋田SSが次大館SS方 北金岡き電区分所までのき電
非通常時 開 大館SSと田沢湖SSの電源突合せ箇所となる。(秋田SS脱落時)
踏切を挟んで、別々の場所にき電区分のデッドセクションがある。
複線だが、同一電源分離き電方式を取るため単巻き変圧器(AT)は2台しかない。
延長き電用 負荷断路器は、AF用1台、TF用2台(上下線2台)合計3台が設備されている。
秋田泉SPに事故あるときは、秋田駅構内のAFの負荷断路器を開放し、秋田駅構内を田沢湖からき電できるようにも設備されている。
秋田新幹線のために、新たに設けられたき電区分所。そのため秋田SS・大館SS間は、き電区分所が2箇所連続する。理由は後述する。
通常は
変電所(SS)-き電区分所(SP)―変電所(SS)
この区間は
変電所(SS)-き電区分所(SP)―き電区分所(SP)―変電所(SS)
大館変電所―北金山き電区分所‐秋田泉き電区分所―秋田変電所
理由
秋田新幹線の運行を行う場合 新幹線車両に大電力が必要ため、大曲・田沢湖駅間にあった、田沢湖補助き電区分所を廃止し田沢湖ATP(Auto-transformer Point)に設備替えし、そして東北電力の154kV送電線 羽中線0533 1回線が秋田新幹線を横切る部分に田沢湖SSを設け専用送電線0544を分岐して受電することになった。
(院内SS~大曲間、および盛岡SS~大曲SP間の電圧降下が大きいことが事前検討で判明した)
秋田SS脱落時 田沢湖SSからのき電延長の際に秋田駅構内の架線電圧が低下することがさらに判明したので、大曲SPに静止型無効電力補償装置を導入する共に秋田駅構内き電を田沢湖SSからの延長き電(秋田SS脱落時)ができるように秋田SSの設備を改良し、さらに秋田泉SPを設けた。
参考文献 順不同
井上 一ら;秋田新幹線のき電システム:電気学会産業応用部門大会講演論文集,pp.57-60,1966
二階堂 彰一ら;秋田新幹線の電気設備工事:電気と工事,Vol.37,No.12,pp.57-65,1996
野村 秀成;田沢湖線電化開業について:車両と電気,Vol.34,No.1,pp.15-18,1983
井上 弘志;田沢湖線新在直通化の工事の進展:鉄道電気,Vol.47,No.9,pp.47-49,1984
秋田北部き電区分所(=秋田泉き電区分所)の明示
稲村 正博;秋田新幹線 電力設備と工事の概要:鉄道と電気技術,Vol.8,No.3,pp16-20,1997
小林武司;秋田・青森間AT方式設備の保全実績:電気鉄道,Vol.25,No.12,pp.2-6,1972
秋田操車場き電区分所が記載
戸谷泰司」;奥羽本線(秋田・青森間)電気運転設備の概要:電気鉄道,Vol.25,No.10,pp.10-20,1971
秋田操車場き電区分所が記載
架線がある、着発線の両端にACセクションインシュレーターと負荷断路器と更に片側に接地型断路器が設備されており、電気機関車の誤進入パンオーバー対策が取られている。
秋田方の入口 負荷断路器 トロリ線部分から着発線へき電 |
さらにその先に、交流セクションインシュレータで分離され、接地回路付き断路器で分断 |
大館方の負荷断路器 秋田方と連動 帝石踏切側 |
大館方 負荷断路器 |
秋田泉き電区分所
(SSは変電所、AFはATき電線、TFは、トロリ線き電線、SPは、き電区分所を表す)
アプローチ:秋田駅 容易 今回は、秋田駅から土橋駅まで歩いた
以前(秋田新幹線ができる前)秋田SS以北は、次変電所が大館SSであり、北金岡き電区分所で電源の突合せを行っていた。
但し文献調査の結果 秋田操車場SPが存在していたことが判明した。(新幹線開通前)
大館変電所-北金岡き電区分所-秋田操車場き電区分所-秋田変電所
これは、大館変電所脱落時 秋田駅ー操車場間のき電確保のためと思われる
常時 閉 秋田SSが次大館SS方 北金岡き電区分所までのき電
非通常時 開 大館SSと田沢湖SSの電源突合せ箇所となる。(秋田SS脱落時)
踏切を挟んで、別々の場所にき電区分のデッドセクションがある。
奥羽本線 上り 車中から見たデッドセクション 右にき電区分所 |
奥羽本線 下り方 デッドセクション |
デッドセクションの導入部の形が違う 下り方 碍子が陶磁器 |
デッドセクションの導入部の形が違う 上り方 碍子がシリコンポリマー碍子 |
複線だが、同一電源分離き電方式を取るため単巻き変圧器(AT)は2台しかない。
延長き電用 負荷断路器は、AF用1台、TF用2台(上下線2台)合計3台が設備されている。
秋田泉SPに事故あるときは、秋田駅構内のAFの負荷断路器を開放し、秋田駅構内を田沢湖からき電できるようにも設備されている。
左右にAT(単巻変圧器) 負荷断路器3台 |
通常は
変電所(SS)-き電区分所(SP)―変電所(SS)
この区間は
変電所(SS)-き電区分所(SP)―き電区分所(SP)―変電所(SS)
大館変電所―北金山き電区分所‐秋田泉き電区分所―秋田変電所
理由
秋田新幹線の運行を行う場合 新幹線車両に大電力が必要ため、大曲・田沢湖駅間にあった、田沢湖補助き電区分所を廃止し田沢湖ATP(Auto-transformer Point)に設備替えし、そして東北電力の154kV送電線 羽中線0533 1回線が秋田新幹線を横切る部分に田沢湖SSを設け専用送電線0544を分岐して受電することになった。
(院内SS~大曲間、および盛岡SS~大曲SP間の電圧降下が大きいことが事前検討で判明した)
秋田SS脱落時 田沢湖SSからのき電延長の際に秋田駅構内の架線電圧が低下することがさらに判明したので、大曲SPに静止型無効電力補償装置を導入する共に秋田駅構内き電を田沢湖SSからの延長き電(秋田SS脱落時)ができるように秋田SSの設備を改良し、さらに秋田泉SPを設けた。
北金岡方 設備 右にAT(単巻変圧器)、とVT(計器用変圧器) 線路方から見た設備 |
別角度 北金岡方 |
秋田方 設備 左にAT(単巻変圧器)、とVT(計器用変圧器) 線路方から見た設備 |
別角度 秋田方 |
秋田方 道路側から |
負荷断路器および断路器はすべて閉 複線 同一き電 |
参考文献 順不同
井上 一ら;秋田新幹線のき電システム:電気学会産業応用部門大会講演論文集,pp.57-60,1966
二階堂 彰一ら;秋田新幹線の電気設備工事:電気と工事,Vol.37,No.12,pp.57-65,1996
野村 秀成;田沢湖線電化開業について:車両と電気,Vol.34,No.1,pp.15-18,1983
井上 弘志;田沢湖線新在直通化の工事の進展:鉄道電気,Vol.47,No.9,pp.47-49,1984
秋田北部き電区分所(=秋田泉き電区分所)の明示
稲村 正博;秋田新幹線 電力設備と工事の概要:鉄道と電気技術,Vol.8,No.3,pp16-20,1997
小林武司;秋田・青森間AT方式設備の保全実績:電気鉄道,Vol.25,No.12,pp.2-6,1972
秋田操車場き電区分所が記載
戸谷泰司」;奥羽本線(秋田・青森間)電気運転設備の概要:電気鉄道,Vol.25,No.10,pp.10-20,1971
秋田操車場き電区分所が記載