目次と免責事項

2021年11月27日

1172. 東北・北海道巡検8 JR東日本 奥羽本線 大館駅から湯ノ沢補助き電区分所を挟んで長瀬駅駅間の複線部分

     大館駅から湯ノ沢補助き電区分所を挟んで長瀬駅駅間の複線部分

計画時のき電区分
 今回車窓及びGoogle Street Viewで調査していたら大館駅から長瀬駅間複線区間の き電がエアーセクションで区分されていたので、大館駅で下車して調べた。内容的には、西目駅ー折渡駅間の設備と同じであった。

1167. 東北・北海道巡検5 JR東日本 羽越本線 西目駅から岩谷補助き電区分所を挟んで折渡駅間の複線部分
 
大館駅-長瀬駅間は、エアーセクションは湯ノ沢補助き電区分所にあるのみであったが、実際は以下の西目駅ー折渡駅と同じき電区分が組まれていた。

両端にエアーセクションがあり区分されている
西目駅ー折渡駅間の き電区分状況 
岩谷補助き電区分所の負荷断路器が一列構成

大舘駅ー長瀬駅間の き電区分状況
湯の沢補助き電区分所の負荷断路器が上下2段構成
陣馬駅に検電接地装置が設備されている


大館駅 長瀬駅方 エアーセクション部区分部
アプローチ:大館駅

大館駅 長瀬駅方にあるエアーセクション間とAFき電を区分する負荷断路器
左 下り線側エアーセクション間の区分用負荷断路器
右 下り線側エアーセクション間の区分用負荷断路器とAFの区分用負荷断路器

右の負荷断路器はAF区分用

長瀬駅方に延びるTF、AFき電線
エアーセクション部

別角度

下り線側 エアーセクション間き電区分用負荷断路器 電車線区分標がある

負荷断路器部拡大 構造的には電車屋根のVCBに断路器がついたもの
但し遮断容量が違う

負荷断路器がある場所から上下 TFき電線が引き止められトロリ線長瀬方につながる
エアーセクション部 AFき電線は通過

陣馬駅 検電接地断路器
アプローチ:陣馬駅  

新幹線の単独検電接地装置は、見たことがあるが、在来線では初めて見た。以下新幹線用

新秋間補助き電区分所(新幹線・ATき電)の検電接地装置
拡大 上部の円筒形の棒は、加圧状態検知センサー

 新鴻巣き電区分所(新幹線・ATき電)の検電接地装置
接地断路器
生接続防止の静電誘導型電圧感知装置がある。ポール状の検知器

新渋川変電所(新幹線・ATき電)の検電接地装置
拡大 接地用断路器上下線 線条変圧器LTと避雷器

在来線 陣馬駅
左 ATき電線からT分岐 トラス後ろ側
上下線からTFき電線をT分岐 トラス手前側
右側に検電接地装置

反対側からの引き出し状態
左側に検電接地装置


中線から引き出されていないのは下り線側と同一き電だから

検電接地装置 手前AF 奥TF用

別角度

後ろ側

接地器投入は遠制で行われる


検電接地装置 ブレードが接地極
上についている筒状の器具は、静電誘導で加圧状態を検知するセンサー
加圧状態では接地投入できない


拡大 この距離でも静電誘導で電圧が感知できる。


装置の名前は接地器


加圧検知器盤 筒状の部分のセンサーからの誘導電流を検知する





湯の沢補助き電区分所 上下線別で区分
アプローチ:湯の沢駅 一応秘境駅 時間が有り余る

一応 秘境駅

補助き電区分所に行くのには、このトンネルを潜る


トンネルを潜らずともホームから観察できる
大館方 上下2段の負荷断路器

上段拡大

ATの番号は218 秋田泉き電区分所から数えて18個目のATとなる

中心にATを挟んで両側にき電区分の負荷断路器がある

青森方(長瀬駅方)の負荷断路器

3本のき電線が負荷断路器から出ている
2本は上下線のトロリ線につながるTF
1本一番右はATき電線

2本は上下線のトロリ線につながるTF
上下同一電源線路別き電

負荷断路器銘板 20㎸ 定格600Aを遮断

インピーダンスボンド中性点に繋がるAT中点からの保護線

大館方にあるエアーセクションまで3本のき電線が延びる
左2本 上下TF、右AF

トンネル入り口に電車線区分標

線路沿いの林道には熊出没注意の標識

エアーセクション部 電車線区分標 右が駅から見えた電車線区分標
左架線柱にTFき電線 右架線柱にTF,AFき電線

左TFき電線がトロリ線に繋がる

右TFき電線がトロリ線に繋がる
AFき電線は通過

AFき電線はトンネル中心上部に引き込まれる

PW(保護線)は一端トンネル壁に引き止められT分岐して
ATき電線の上に引き込まれる

長瀬駅 湯の沢駅方のエアーセクション区分部
アプローチ:長瀬駅

上り線側 右 エアーセクション間 き電区分 負荷断路器
左 AFき電線のき電区分 負荷断路器 電車線区分標

裏からみた負荷断路器
左 上り線用区分 右AFき電線用区分
左 上り線用はエアーセクション湯の沢方まで伸びる
長瀬方はこの架線柱でトロリ線に繋がる
同上 横から見た構図

下り線側 エアーセクションTF 湯の沢方トロリ線に繋がる
奥 エアーセクション長瀬側に繋がる

奥 上り線湯の沢方TFき電線がトロリ線に繋がる
AFき電線は通過