新疋田変電所(直流) 北陸本線
北陸本線も敦賀までの新幹線が出来たため約50㎞の直流電化区間になってしまった。
アプローチ:新疋田駅
受電:陸電 22kV 1回線 南敦賀変電所からの専用線 国道沿いの一般配電線6.6kVに共架の形で22㎸ケーブル敷設一部架空送電線部分もある。F091
トルネード電線がき電線に使われている。湖西線の風対策として採用されている。
2006年敦賀駅までの直流電化の際に新設された北陸本線としては新しい直流変電所
リチウムイオン電池の電力貯蔵装置が設備されている。
2023年に停電事故(受電系)が発生したがリチウムイオン電池の電力貯蔵設備はBack UPの役に立たなかった。
省エネルギーな鉄道き電システムに向けた取組み JR西日本記事
この中で新疋田変電所での導入目的は変電所停止時のバックアップと明言されている。 (2006年直流変電所運開と同時にリチウムイオン電池のBack UP設備が導入されている)
NDLデジタルコレクション
西日本旅客鉄道株式会社新疋田変電所向け電力補完装置 東洋電機技報 第115号 2007-3 文中に「 新疋田変電所では,電力会社からの受電回線が1回線となっており,これを停止した際の異常な電圧降下を補償するため,電力補完装置が設置された」とある
2006年導入から2023年 17年経過した新疋田変電所のリチウムイオン電池のBackUp設備は機能しなかった。そのためJR西日本では現在 新たなリチウムイオン電池のBackUp設備を老取更新工事を進めている。
国道161号沿いに敷設されている22kV陸電 架空送電ケーブル 南敦賀変電所から この電柱で架空送電線となる |
22kV 開閉器、上部に避雷器 |
22000Vと表示 |
開閉器が付いていた電柱の表示 |
新疋田変電所引込部 再度ケーブル化 |
C-GIS盤 中心LA盤(避雷器・Lightning Arrester)左右に整流用変成設備に供給する盤 |
整流用変圧器とバスダクトで繋がるシリコン整流器6,000kW |
シリコン整流器6,000kWは2台 敦賀変電所にあった物と同タイプ |
左 両開き所内変圧器 右 片開き 直流 正極母線、負極母線断路器盤 敦賀変電所と同じものだが並びが違う |
所内変圧器は2台 OT1とOT2 |
電力濾波器と直列リアクトル(SL)は閉鎖形バスダクトで結合 |
き電線引出部 左 14Hと13Hが引き出されている 左右に12Hと11Hが伸びている 変電所からは325㎟のケーブル4本1組のき電線が4回路分引き出されている |
トルネード電線がき電線に使われている。湖西線の風対策として採用されている。
詳細は以下の記事参照
1505. 北陸巡検5 JR西日本 北陸本線 交直末端の敦賀駅 敦賀変電所スコット結線変圧器の運用は?及び全体調査
変電所の対面 14Hき電線が引き出され13Hき電線がT分岐で左右に分かれている トルネード電線がき電線に使われている |
新疋田駅構内は下り線11Hと上り線12Hでき電 敦賀方にあるエアーセクションまで11Hと12Hが伸びている。 この部分のトロリ線は11,12Hき電なので13H,14Hには異電源の表示がある トルネード電線がき電線に使われている |
旧バッテリーポストがあった部分にプレハブ式の建屋 多分リチウムイオン電池が収容 |
隣にリチウムイオン電池 開閉器盤とリチウムイオン蓄電地設備の盤がある |
リチウムイオン畜電池盤 盤内加圧中の赤表示 |
取り外された旧リチウムイオン電池盤の電力補完装置盤 |
新疋田変電所取付道路 奥に新疋田変電所がある |
トルネード電線のき電線分岐装置 手前12H上り線 奥11H 下り線 |
奥にエアーセクション部 右架線柱 12Hき電線引留め 14H 異電源表示 |
拡大 |
奥敦賀方13H下り線 |
エアーセクション部まで延びる 12H、14H 異電源き電線 |
敦賀方上り線 エアーセクション部 ここから奥が14Hき電、手前が12Hき電 |
奥が新疋田駅 上り線ここから奥は12Hき電 |
下り線ここから奥は13Hき電 |
下り線 奥が11Hき電 渡り線は架線無 |
上りサンダーバードはこの直線部分を駆け抜ける 12Hき電 |
上りサンダーバードがエアーセクション部を高速で駆け上がる |