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2013年12月4日

8.  JR東日本 南与野変電所(直流)


南与野変電所

埼京線沿線の設備更新が2016~2019年に行われ、日進、戸田が設備更新されている。
残る変電所は、南与野だが、まだ更新の芽吹きは見えない。
 現在(2024年)隣接高架下で耐震補強工事を行っているので、この工事が終わったらこの部分に仮設の南与野変電所を設けて、隣接する南与野変電所部分の耐震工事を行い、変電所を更新するのだろう。その際に浦和変電所まで地中送電線を共同溝を通して66kV1回線を引き込む可能性は、大きいと思う。

 変電所脇には後から引っ越してきた「南よの虹保育園」があるが電磁波問題房は湧いてこないか心配である。

給電:大宮変電所-戸田開閉所間66㎸2回線π引き込みGIS対応
き電:埼京線
き電設備:整流用変圧器2台 シリコン整流器6,000kW×2 直列リアクトル2台
高配用変圧器 1台

かつては、この南与野変電所から浦和変電所までパイプ型の地中送電線が伸びていた。



 
 66kVケーブルが高架から下りてくる。武蔵浦和分岐からの戸田開閉所からのケーブルと
大宮方面へのケーブル。大宮には以前大きな交流変電所があったが撤去され、跡地にはマンションが建っている。
 大宮の大規模開発地区になったので変電所撤去されているが、埼京線沿いのダクトに収まった66kVケーブルは埼京線が地下に入る部分から地上に逸れて、大宮変電所に繋がる。その後大宮変電所を経て日進変電所そして宮原開閉所から井戸木線で東電上尾変電所に繋がる。
 
66kVケーブルは隣のGIS室に入る
大宮線1号(戸田開方)と大宮線1号(大宮方)の表示がある。
 
 
高床の上にGIS室が鎮座している。
 
GISから出たケーブルは高配用変圧器に繋がる。
 
SRTr-1が見える。
 
1,500V 饋電線
饋電区分は戸田変電所と日進変電所(大宮変電所ではない)
 
1,500V饋電線立ち上がり配線
 
高架から下りてきている帰線
 
 南与野駅から表示が与野大宮線の変わる。

南与野付近にある新幹線の誘導電流をバイパスさせるコンデンサー(南よの虹保育園付近)





















 

7.  JR東日本 中浦和駅

中浦和駅

 
中浦和駅を通過するダクトに入った66kVケーブル
戸田(開)⇔与野1号、2号
 


6.  JR東日本 FM道場駅(武蔵浦和高架下)

JR武蔵浦和高架下 FM道場駅
ジェイアール東日本ビルテック研修センター

この施設は、武蔵浦和から撤収されて跡形もない。現在 借家として募集中
 Link

1 建物及び付帯設備並びに工作物の維持管理
2 建築、機械、電気、電気通信及び消防設備等の修繕、新増設工事の設計、施工及び監理
3 前1及び2の各号に関する設備、機器及び器具の開発、設計、製造及び販売
4 通信情報処理機器・電子計測機器及びビル防犯探知設備機器・ビル防災探知設備機器・ビル
  自動清掃機器並びにビル管理システムの開発、設計、製造及び販売
5 ビル設備管理コンサルティング業務
6 建物内外及び付帯設備の保安、警備業務
7 建物内外及び付帯設備の清掃、衛生管理業務
8 不動産の売買、賃貸、仲介及び管理業務
9 前各号に関する情報処理及び情報提供サービス業務
10 その他前各号に附帯又は関連する業務


ジェイアール東日本ビルテック研修センター
駅ビル管理やホームの電気設備、JR東日本が関係する色々な設備の研修センターがある。

消火栓の使い方


踏切の設備

ループアンテナコイル 線路には検電用の直流発生装置からの接地線が接続

LED型特殊信号発光機が見える

FM道場駅の構内設備
駅構内の出発信号、カメラ、安全施設

駅の連絡用音声応答装置や実際の車両限界の電車を描いた板


軌道中心からのホーム端限界距離とホーム高さを示す数字がホームに記載
スプリンクラーの実際の動作や各種配管の水漏れ対応の仕方
バルブ操作の実際の実習

実際に線路が引かれており、架線との間の検電を行う

1,500Vを印加する実際の架線と
高所作業時の安全帯のダミー人形を使用した落下模擬試験ができる架台がある。

電気ホイストと切り離しチャックがついたケーブル
ダミー人形を釣り上げて安全帯の落下試験を行う。

緩衝マット
1,500Vの高圧直流発生装置(コンセントで100V AC電源につなげる)

加圧した1,500V架線への接近限界を示す同心円リング 架線が中心 
検電器を近づけてどれくらい近づけたら、検電できるかを示す。
最近の検電器は架線に触れなくても、検知できるのでその限界点を勉強する

昔は、もっと見やすい位置にあったのだが、全体が移動して高架下の
コンクリートスパンに隠れてしまっている。(道路拡張工事のため場所が移動された)

シャッターを消防の放水管の水圧で強制的に開ける装置

足場を組むための建築関係で表示義務がある数々の表示板




5.  JR東日本 西浦和変電所(直流)

西浦和変電所
  
大きな地図で見る




武蔵浦和で分岐された66kVケーブルは、武蔵野線西浦和支線沿い大宮方面左側に敷設されて西浦和変電所裏に高架から下りてくる。
 

おなじみ6万ボルトの表示が剥がれ落ちそうである。
 

足元にはお馴染み特電の印
 

地中ケーブルは変電所の脇で地上部に立ち上がりケーブルヘッドに繋がる。
大宮線1号
 

大宮線1号と2号、大宮線1号の下には変電所から1,500Vの直流饋電線が出ている。
 
大宮線2号の高圧ブッシング部脇に西浦和線2号の表示もある。この西浦和線は、以前大宮交流変電所と蕨交流変電所を結んでいた架空送電線から引き込んでいた名残りである。現在は埼京線沿いのCVケーブルで戸田開閉所より分岐して大宮交流変電所に繋がっている。
過去に架空送電線から分岐していた際の碍子を引き止めていた痕跡が上部に見える
 
 
お馴染み整流用トランスSRTr (SiliconRectifier Transformer)
とSL(series reactor) リアクトルならばRだと思ったがJISの記号ではLで表す

 

上下線が繋がった帰線母線が見える。これは先ほどの直列リアクトルSLに繋がる。
 

変電所からの1,500V饋電線は、お馴染み門型鉄塔に配線されている。
左側は大宮支線として武蔵野線と西浦和駅で合流し、次の饋電区間、新座変電所に繋がり、右側は武蔵野線大宮支線として大宮方面に繋がる。
 

この変電所からは、もう2本饋電線が出ている。
 

13と14の数字が並んでいる。両者とも次の饋電区間は、東浦和変電所である。
 

武蔵野線西浦和支線として武蔵浦和に繋がる。
13番は、東浦和方面向かって左 武蔵浦和から遠ざかる方向に繋がり
14番は、同じく東浦和方面に向かって右 武蔵浦和に来る方向に繋がる
 

武蔵野線西浦和支線と武蔵野線東浦和方面が繋がる部分の饋電線の標識
 
 武蔵浦和と西浦和間(本線)の饋電線は、どちらか新座か東浦和かの饋電線が延長されて饋電している。(確かめてはいない)饋電線の本線は、西浦和支線、および大宮支線に配架されている。
 
 さて埼京線ができる前は、この西浦和変電所はどこから給電されていたのだろう?
電子国土空中写真参照 隣接した場所には東電の田島変電所(配電用変電所)があるが西浦和変電所のほうが古くからある。武蔵野線新座⇔東浦和間には66kVのダクトが設置された形跡もなく、また大宮方面の高架を調べてもダクトからの66kVの引き出し口は見つからない。

 近くに架空送電線があるがそこからの給電だったのか 
電子国土空中写真1979~83年座標35.850714,139.635936には鉄塔が薄ら見える。
  現在の1500V直流饋電線が引き出されている前の空き地に送電鉄塔が立っていた。そこから西浦和線が分岐していた。
「この地図は、時系列地形図閲覧サイト「今昔マップ on the web」((C)谷 謙二)により作成したものです。」 


現在変電所前の空き地には過去に送電鉄塔が立っていた。
常磐貨物線で行く鉄道博物館のイベント列車よりの遠望
西浦和線分岐S47.9月廃止 硬銅より線亘長30m


次変電所 
府中本町方面 新座変電所 大宮方面 大宮変電所 西船橋方面 東浦和変電所