目次と免責事項

2021年11月1日

1159. JR東日本 長岡車両センター見聞覚知 検修庫 16番線 交直デッドセクション その他

 長岡車両センター見学会に参加 変電き電の特化する見聞覚知

Webを調査していたら長岡車両センターの検修16番線に
直流電気機関車とデッドセクション標識があるが判明した。
順番から数えると赤の下の点が検修16番線であることが判った。長岡車両センターをGoogle Street Viewで詳細に見て行くと右上の地点に交流き電設備があることが判明した。

 長岡車両センターの見学会が新潟支社の主催で開かれるとこが判明。Webでの申し込み。開始直後 瞬殺で応募できた。






当日配られた見学のしおり
残念ながら検修16番線は、見学コースから外れている 
エリア②「台検庫」の隣にあるのだがコース上からはみられない様子



 何らかの検修16番の片鱗が拾えるかもしれない期待を持ちつつ入区列車(shu*Kura)に乗車。留置線19番に停車。前部の乗務員室から外に出て、班別けして各コースを順に巡る。

 ここで、奇跡が起こる。なんと検修庫、検修16番線の横を通って台検庫内 臨検17番、台検18番に向かうことが判明。
以下が取得した画像 台検庫の往復に検修16番線の脇を通過するが、特段の説明もなく通りすぎるのが残念であった。

交直切替断路器、操作盤と鎖錠関連装置

是非とも見学したかった検修16番線この脇を通って台検庫に向かう
説明者からの説明はない
EF81 134パンタ下げ


交直切替断路器に繋がる直流側1,500Vと交流20㎸
現在は、直流加圧中

操作盤 両パン下げ状態で加圧するようだ

直流加圧中(切替スイッチ部分)
交流は、別に加圧用のスイッチがあるはず


操作指示盤

盤面拡大

状態 表示盤 現在は直流加圧中 色彩強調処理
交流加圧の場合は「キケン・交」が表示されるようだ

交番検査時 各検査グループが南京錠を掛け施錠 名札の下のU部分
検査終了時に各グループが解錠、全グループが検査終了して南京錠を外さないと
内部のスイッチが操作できないようになっている

切替方式としては黒磯にあったものと似ている
左 直流1,500V 右 交流20kV
中心電極がトロリ線に繋がっている。ステー2本が下に延びる

手動操作のようだ、鎖錠は操作盤で対応
左 下にロッドが見える。差し込んでてこの原理で操作
右 接地・加圧
左 交(交流)・切・直(直流)

20㎸側は検修庫内を碍子と裸電線で通過 常時加圧では無いので安全上は問題はないようだ。

拡大

直流1,500V側は、途中から被覆ケーブル化されクリートで固定

尾久車両センター
他所の例   尾久運転所 左 交流20,000V 真中接地 右 直流1,500V
68.  JR東日本 尾久車両センター・田端運転所(交流・直接き電)

田端運転所
他所の例  田端運転所の交直切替断路器



他所 黒磯の交直切替断路器
鉄道博物館展示の交直切替断路器 いつもは正面から見ていたが側面からみると大きい
但しブレードの端子部分が逆についている


検修庫入口の直流セクションインシュレーター
デッドセクションとこのセクション間の区分をしている

一般的な直流セクションインシュレーター

検修15番線と検修16番線の直流部セクションインシュレーターのき電と接地
操作断路器

検修16番線は交流も加圧する。

接地回路付き断路器
右 検修16番線 直流セクションインシュレーターとデッドセクション間のき電対応
現在直流加圧中
左 検修15番線のき電区分対応 直流加圧中





接地回路付き断路器 検修15番線用

デッドセクション 直流/交流加圧側は架線は交流20㎸耐圧仕様碍子3個

検修庫入口のき電線引き出し状態

交流20㎸き電線が加圧設備に伸びる
2本伸びているが1本は接地側

次の架線柱で交流20㎸き電線(碍子3個)は、右に移動


交流加圧設備

帰りの車中から見つけた交流加圧設備
避雷器が見える
一番最初の画像 右上のマーキングポイント

避雷器部分拡大

昇圧変圧器の接地側は、放電ギャップを通じて接地されている
透明カバーが付いた円柱2本が並んでいるのが放電ギャップ

20㎸交流き電線と一緒に張られている保護線は、上述の放電ギャップを通じて接地されているようだ。保護線は碍子が無く架線柱の鉄構に引き止められている。


長岡駅から徒歩で車両センター当該部分に向かう
左 検修庫入口のき電線 一番奥の電柱が前項の電柱
接地側、交流20㎸き電線(碍子3個)が交流加圧設備に伸びる

交流加圧設備 専用6.6㎸2相受電昇圧20㎸ 変圧器
交流20㎸き電線は避雷器(接地)を経る。一番左電柱影に避雷器

6.6㎸ 2相受電 20㎸昇圧変圧器

さらに拡大 変圧器ブッシング 片方は接地されている

超望遠で撮った変圧器銘板(フェンスの金網が干渉してぼやけている)
一次電圧6,900V 109A
二次電圧タップ切替21,000V 35.7A
35.7Aでは電気機関車は起動できるが動かせない。あくまで交流加圧時の検査用
断路器、遮断器は20㎸側にはついてないので6.6㎸側で加圧操作をする、使用時加圧設備

交直デッドセクション部

実際は、両端が直流でなければパンタグラフの通過は無い。単なる交流20㎸と直流1,500Vの区分用

期待が高まるセクションは良いか

いよいよ ご対面

EF81は パンタ下げで直流/交流加圧部下に待機

普通の交流異相区分用デッドセクション

トロリ線は直流加圧

EF81位置とデッドセクション・標識 奥 直流/交流加圧部 手前直流加圧部
現在 全体が直流加圧中

全体像 

台検庫
 台検庫中のEF81-141 正確には臨検17番線  台検18番線にはEF64-1030


説明板


高速度遮断器は見えなかった


運転台

高圧引き通し線 奥にブッシングで機関車内引き入れ

主シリコン整流器(列車暖房用インバ―ター・サイリスタインバーター付き)

主シリコン整流器

全体像

天井部の高圧ブッシングの下部

パンタグラフ断路器 鎖錠中 DS1

パンタグラフ断路器 鎖錠中 DS2

主変圧器銘板
一次側2,430kVA  20,000V 121.5A
三次巻き線付き

主変圧器上部の一次側ブッシング

パンタグラフの選択手動変更レバー

高圧ヒューズが見える

避雷器、空気遮断器は反対側にあるので見えない


EF64 1030運転台に座って空気弁、バーニア制御進段操作可能




その他
ヘッドマーク交換展示

投排雪保守用車 ENR-1000

ホキ800 4両とDE10の編成


参考 吾妻線 小野上駅のホキ800 


転車台回転 キハ110

転車台

転車台 手動運転 手押し棒

この穴に手押し棒を差し込んで人力で動かす

両側についている

この黄色の部分を差し込んで押す

検修庫15,16番線の左となりにある洗浄13,14番線 直流加圧のみ
いたるところに「入」の表示

屋根に上がる場合は 断路器「」 確認!!


長岡駅新幹線ホーム下  レール電位抑制機器室

新幹線 停車線にあるレール電位抑制装置に繋がるインピーダンスボンド中性点
レール電位抑制装置の内部結線図 そんな大仰な設備ではない