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2023年12月21日

1339.  JR東日本 埼京線 戸田開閉所―武蔵浦和配電所間 特高ケーブル交換は、実は終了していない

 埼京線が開通する以前、大宮変電所から蕨交流変電所間に途中 浦和変電所T分岐(地中パイプケーブル引き込み)、武蔵野線 西浦和変電所を経由して66㎸2回線の架空送電線が通っていた。三市連合(与野市、浦和市、戸田市)は、この送電線が市街地化区域を通過するため埼京線沿いにトラフ経由で敷設し直す要望をだしており、国鉄としても東北新幹線早期開通を目指すために埼京線建設時にトラフ収容送電線66㎸2回線敷設を盛り込んだ。

 埼京線開通が1985年、その当時まだ架空送電線が通っていたが今は面影もない。

埼京線開通前の架空送電線径路「この地図は、時系列地形図閲覧ソフト「今昔マップ3」((C)谷 謙二)により作成したものです。」


 埼京線開通後の架空送電線径路 架空送電線は、その後全て撤去されている。途中 武蔵境交流変電所⇔蕨交流変電所の連絡送電線が横切っている部分に戸田開閉所を設けて戸田駅通過架空送電線は、地中送電線化されている。この戸田開閉所 武蔵境交流変電所JR電源、埼京線経由宮原開閉所TEPCO電源、蕨交流変電所TEPCO電源が集まる場所となっている。
      この地図は、時系列地形図閲覧ソフト「今昔マップ3」((C)谷 謙二)により作成したものです。」

 過去記事があった。ボケたか?


 1985年に埼京線沿いにトラフ収容された66㎸2回線CVTケーブルは、武蔵浦和配電所付近、戸田開閉所付近、戸田変電所移転更新時に部分的に更新されてきたが、ケーブル敷設後36年経過しており、またこの敷設された66㎸2回線が遠くは、常磐線 南千住変電所、北千住変電所等、総武線 小岩交流変電所そして上野地下駅のバックアップ電源として重要な位置を占めることから更新作業を2021年から始めて2022年末に更新を完了させているとされていた。(日本リーテックからの情報)


2021年1月時点

2021年1月時点

CVTケーブルが山を描いている場所は、下部に引き入れている地点
2021年11月時点


2021年11月時点







66㎸CVTケーブル末端





戸田開閉所方に伸びるCVT66kVケーブル 2021年11月時点


トラフ内ケーブル敷設後 牽引機が残されている


但し、武蔵浦和駅周辺は複雑な分岐があり完全に置き換わっていない。
西浦和変電所への分岐部が1985年当時のまま
配電所ができた時に一部CVTケーブルを更新
接続は簡単なゴムブロック式接続部(RBJ)を使用

高架下にあるプレハブYジョイント部 更新された形跡が無い

分岐側 南与野変電所と西浦和変電所に分岐

表示は国鉄 東給電 地中電線路 高電圧 1985のまま

 
分岐されたCVTケーブル 4管路が埼京線線路脇のトラフに引き込まれる

 武蔵野線 デルタ線トラフに埼京線トラフから再び引き下ろされる西浦和変電所への66㎸2回線CVTケーブル この後デルタ線脇を経由して西浦和変電所に引き込まれる。この部分のケーブルは交換されていない。

4.  JR東日本 武蔵浦和66kV Y字分岐 2013年記事

武蔵浦和配電所への引き込み 新しいCVTケーブル
南与野変電所のGIS室のように2回線が引き込まれている。
埼京線ができた当時は、大きな設備が必要であったが、今は
C-GIS化されており、小型省スペース化されている。


 この西浦和変電所への分岐をどのようにするか見ものである。RBJのYジョイント型製品も販売されているので、その利用を現存の場所でするか?