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2020年6月28日

975. JR東日本 武蔵野線 新座変電所 設備更新 66kV受電設備 C-GIS化 随時追記


新座変電所脇の空き地(JR用地)に新しくピットが作られていたが、キュービクルが運び込まれて設置されたので調査

新座変電所については、過去に記事にしている。
148. JR.東日本 新座変電所(直流)ブログリンク

今回空き地部分にキュービクルが設備された
手前の空き地部分
新しく設備された66kV受電 C-GISキュービクル
左より 受電1,2号 VCT用DS(断路器) VCT用(油中間室・気中と油中の接続点)VCT、
新座変電所は、TEPCO受電なので、MOF部分(VCT)がキュービクルに組み込まれている。MOFは、GIS化されたものと、油浸の物があるが、ここでは油浸のMOFのようだ。
MOFは、電力量を計るので、取引計量器の範疇となりTEPCO側が供する。
別角度

GIS用SF6 六フッ化硫黄 絶縁ガス ボンベ

手前側のブルーシート部分のキュービクルが奥のキュービクルと接合される

手前側のブルーシート部分のキュービクルが奥のキュービクルと接合される
手前側ブルーシート部分は、青ブルーシート部分は、遮断器、断路器が収容されている。


66kV側 高圧ケーブル収納 ピット
これと同じ構図は、武蔵浦和配電所で見られている。66kV側はピットが深い
武蔵浦和 配電所 ピット工事 66kV受電部分

 今回のC-GIS工事は、新座変電所所内の既存充電部露出受電設備を、C-GIS化する工事であろう。
上部 受電端はそのまま利用、内部でケーブル化
ケーブル引き出しは、建屋左部分から
どうやらこの部分に、新しく受電用の架台を構築中である。
今後の注視していく
SRTr用放熱器の間には、ケーブルヘッド用?のアングルが置かれている
受電端は、今までの建屋受電端を利用、内部でケーブルヘッドを建てケーブル化し、建屋外に引き出し、受電端を新たに構築、ケーブルを引き下す架台が構築中、この新しく設備されたキュービクルに一端入れ、VCTを通しキュービクル内で建屋内のSRTr(整流用変圧器)2台、DTr(高配変圧器)1台に分岐して、再度ケーブルで引き込みを行う。
今接合されていない、青ブルーシート部分は、各SRTr、DTrへの遮断器、断路器が収容されている。

追記(予想通り)
ケーブルヘッド架台構築 受電鉄構



接合されたキュービクル 右4列

左から母線連絡用DS(断路器)、主変1、2号、高配のキュービクル
           主変1,2号は、整流用変圧器SRTrに該当

追記
架台仮完成 コルゲート管、トラフでC-GISのピット内に引き入れ
ケーブルヘッドが組み立てられるはず


コルゲート管で送電ケーブル引き込み

架台 仮完成 上部にまだ鉄構が組まれるようだが
66kV活線があるので停電作業となるようだ
66kVケーブル 敷設 この後ケーブルヘッドが建植 C-GISへ

C-GISから内部へ仮設ケーブル 敷設 コルゲート管保護
追記
ポリマ碍管のケーブルヘッド(CH)が建った。
耐震性能が良いポリマ碍管のケーブルヘッドが建った


ケーブルドラムと配電盤

低圧200V配電盤交換

ケーブルヘッドにケーブルが繋がれた

耐圧試験は、まだ終了していない


2020年6月27日

974. JR東日本 武蔵野線 東所沢駅 き電保護パック設備状況

東所沢駅の府中本町方に、き電保護パックが設備されているので調査

き電保護パックについては、過去に多く記事にしている
き電保護パックの装置としての解説
直流き電回路用高抵抗地絡保護装置の開発 pdf注意

き電保護パックの連係線についての解説

文中にき電保護パックを引用

き電保護パックがあれば、保護された事故

積極的にき電保護パックを活用しだした事例

き電保護パックとき電保護線については、三鷹車両センターが初見である

今回 東所沢駅府中本町方にき電保護パックが1台設備された。各架線柱とは、き電保護線で連系されている。
全体の構成 き電保護パックの導線引き出し

き電保護パック本体

脇の端子箱には、き電保護線の文字

き電保護パックの下部からでるき電保護線(ZB) 経路を追う

き電保護線(ZB)の行く先は

インピーダンスボンド 中性線に繋がる

上から覗く

拡大 インピーダンスボンド 中性線に繋がる

き電保護パックの上部から導線が伸びる
一部がアース線となり架線ビームに繋がる
き電保護線 ビームに繋がる部分
ビームに繋がる 左部分 アース線はビームに沿い、ほかのビームに繋がる

府中本町方の末端き電保護線が繋がる架線柱

ビームにき電保護線が繋がる


新座方の設備状況
東所沢駅 新座方の擁壁に設置されている各ビームを繋ぐ連系線

駅構内から新座方に連系線が張られているが、き電保護パックはまだ設備されていない
また府中本町方のき電保護パックとは、繋がっていない。

一番手前の架線柱部分を拡大 き電保護線ビームと表示

2020年6月26日

973. JR東日本 有価証券報告書 2019年度 有価証券報告書よりデータ加工 JR東日本 全変電所名と線区

JR東日本 有価証券報告書よりデータ加工 JR東日本 全変電所名と線区

毎年 6月の株主総会後に発表される有価証券報告書の設備の項を分析
2018年版からの修正箇所 黄色表示

駅数が変化した路線
常磐線 Jヴィレッジ駅開業 77→78 (日暮里-岩沼・土浦経由)
東海道線 高輪ゲートウェイ駅開業 32→33 (東京-熱海間・川崎および横浜経由)

東海道線は路線㎞数は、変化なし 羽沢横浜国大駅から東海道貨物線間の0.6㎞は、相鉄線区分となっている。責任分界点は、東海道貨物線からの分岐部分となる。

2020年6月24日

972. JR東日本 中神TP(タイポスト)の設置? 青梅線12両化対応 き電線電圧均圧化

中神TP(タイポスト)の設置?

青梅線12両化の対応 拝島電留線の出庫に対応か?

完工まじか 中神タイポスト

最新状況

左上 拝島変電所 右下 立川変電所の中間部に中神TP(タイポスト)の設置?各変電所から4㎞の位置
黄色ポイントが各施設位置
仮説
 拝島変電所の受け持ち範囲が広いので、拝島出庫の12両編成が多くなると拝島⇔立川間の、き電電圧が下がるため中間部の中神駅4㎞地点にタイポストを設け、き電電圧の確保と上下線(青梅線部分)の架線電圧の均圧化を図るため中神タイポストが設けられる。言うなれば上下一括き電が拝島SSと立川SS間の青梅線で行われる。と踏んだ。 
今後注視していきたい。

 西立川駅⇔立川駅間にTC型エアーセクションが設備されている。すなわちエアーセクション間の電位差が大きいため


拝島変電所 八高線、青梅線、武蔵五日市線を守備範囲とするが、変電所敷地が狭隘なため能力増強ができない
青梅線拝島変電所 リチウムイオン電池式電力貯蔵装置が設備されている理由の一つが回生電力の有効利用

中神TP
き電線の引き入れは、ケーブル化して引き入れるのだろう。相模湖タイポストと同じような引き込み方をとる
信号機器の建屋のようだ

別角度

敷地内 別建屋 こちらかもしれない
最近は機器の小型パッケージ化が進んでいる

タイポストが設備されると考えた理由
TP=タイポスト π分岐箱

TP=タイポストと書いてある?


新発田TP=タイポストの例

640. JR東日本 新発田き電区分所 白新線・羽越本線 直流 ブログリンク
白新線・羽越本線 両方からきた1本のき電線をき電区分所でタイ接続して加治方に複線上下で2本で流す。現在の名称は、新発田き電区分所 
文献から引用 直流部分は現在と変わらず
参考文献
手塚 房男;日本国有鉄道羽越本線電化変電設備:明電舎時報:1973,Vol.112,pp.19-23