交流き電変電所(鉄道)の変圧器 百態
今まで撮り溜めたグーグルドライブ画像 約8万枚の中から選択(訪問を行っている設備)
Google のブログblogger.comは、無料でブログ作れることから利用していたが、ある時新しく画像のUpができなくなった。どうやらMy Driveの容量を使い切ったようだ。そのため増量の手続きをとり対価を支払っている。
交流電化区間は、ATき電方式とBTき電方式、同軸き電方式、そして直接き電方式があることは識者の皆様は、ご存じだろう。あえて解説はしない。Wikipediaに詳細が記されている。
簡単に記す
BTき電方式
在来線交流電化区間20㎸で交流電化の幕開けから使われている。
誘導障害を軽減するためBTをトロリ線間に入れている。
在来線 20㎸
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ひたち野うしく駅から徒歩で、き電区分所に行く途中にある BT
BTき電特有のブースター変圧器(BT)別名吸上変圧器。避雷器が2個変圧器の出力一次側に繋がる
NF(負き電線)もBTの二次側繋がっているのが良くわかる。BT設置部分はエアーセクションで架線が分離されている。 |
特殊なBT変圧器の使い方
変電所からのき電距離が長い場合、き電線の途中にBTを入れて誘導障害の軽減を図っている。
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奥羽本線 福島変電所からのき電線 峠方上下206,205は、き電距離が長いため
途中吸上変圧器を経由 通信障害を低減 BTはあるがセクション間を跨いでいない。
上部は福島交通飯坂線 |
同軸き電方式
東海道新幹線 大森以北東京駅間で初めて使われており、現在、JR東日本では、新田端変電所以南東京駅までの区間、その他誘導障害が問題になる異周波切替セクション新軽井沢、新高田、新糸魚川、JR北海道 青函トンネル等、今は廃止されたが新八戸変電所から八戸派出への送電に使われていた。 但し小山変電所からの水戸線デッドセクション部へ引き出されるき電線は、外被がNF側となるので、一種の同軸き電と言えるかもしれない。また東海道新幹線の沼津変電所から引き出される沼津基地までのき電線も外被を利用して保護線となっているので一種の同軸き電と言えるかもしれない。JR東日本 青森西変電所の変電所内配線に一部同軸き電ケーブルが使われている。
在来線 20㎸ 新幹線 25㎸
同軸き電ケーブルのかなめ ケーブルヘッド
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同軸き電ケーブル ケーブルヘッド 引用
日立評論VOl.56、 No.7 ,pp.649-654
対地30kV同軸架橋ポリエチレンケーブルおよび-付属品の開発
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直接き電方式
基地内き電に多く使われている。今まで訪問することができたのは仙台、新潟の2か所の新幹線基地と大宮、尾久、守谷の在来線車両基地が挙げられる。変圧器出力を直接き電。大出力の場合は、不等辺スコット結線変圧器による単相出力。小出力の場合は、単なる単相変圧器
在来線 20㎸ 新幹線 25㎸
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新幹線鉄道への同軸ケーブルき電方式の適用
持永芳文ら;電気学会論文誌D(産業応用部門誌) Vol.107 ,No.3,p. 336-343 ,1987から引用
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現物がどのような物か例示して行きたい
BTき電区間 在来線のき電用変圧器
スコット結線変圧器が多く使われており一部不等辺スコット結線変圧器が使われている場所がある。また交直デッドセクションの末端にあたる変電所は、単相変圧器が使われている。
スコット結線変圧器(BTき電)66kV受電
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スコット結線変圧器
66kV降圧20kV 66kV側 |
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右 降圧20kV 20kV側 M、T座 出力 |
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き電用スコット結線変圧器 右66kV 3相 |
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き電用スコット結線変圧器 左2相 M、T相 |
JR東日本 常磐線 友部変電所 スコット結線変圧器 BTき電
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スコット結線変圧器2相側 |
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スコット結線変圧器 一次側 左所内母線から断路器でつながる |
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スコット結線変圧器 2次側 |
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スコット結線変圧器 |
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M座、T座表示 |
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左66kV側三相 右20kV側単相 スコット結線変圧器 M座、T座 2回線 |
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M座、T座の2回線は断路器に繋がる |
不等辺スコット結線変圧器(BTき電)
三相側から単相出力を取り出すことができる結線方式
スコット結線変圧器は2次側出力T,M座が同一の負荷電流で使用される時に一次側の電圧不平衡が小さくなるので、片座だけの使用ができない。
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以下文献より転載
リアクトルとコンデンサがつながる部分が、O相
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不等辺スコット結線変圧器 3,000kVA |
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不等辺スコット結線変圧器 3,000kVA 左き電用避雷器
右 66kV 降圧 20kV単相 |
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不等辺スコット結線変圧器
別角度 |
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不等辺スコット結線変圧器 不平衡補正装置群 直列リアクトルSR
その奥 隠れてみえないが並列コンデンサPC
右 遮断器は、 |
単相変圧器(三相のうち二相を使った変則的な運用)黒磯、小山、青海、かつての藤代変電所(BTき電)66kV受電
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三相から二相部分だけを利用して単相に変換する変圧器
藤代変電所では2組あったがここでは1個 |
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末端の交流変電所なのでスコット結線変圧器が置けない
奥 単相変圧器を設置 藤代変電所とタイプは違う |
えちごトキめき鉄道 日本海ひすいライン 青海変電所
ATき電区間 在来線のき電用変圧器
スコット結線変圧器 66㎸受電 ATき電
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スコット結線変圧器
3次巻き線あり 高配用 |
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ATき電の変電所は必ずATが最終端に入る
但し変電所近傍に置かず離れた場所に設備する例もある
eg.秋田変電所、青森西変電所 |
スコット結線変圧器 154㎸受電 ATき電 在来線
JR東日本 大館変電所 奥羽本線にき電 典型的なATき電変電所
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全体の受電部構成 左に三次巻き線付き154kV降圧40kVスコット結線変圧器 |
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三次巻き線付き154kV降圧40kVスコット結線変圧器 |
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三次巻き線付き154kV降圧40kVスコット結線変圧器 銘板
スコット結線変圧器 三相二相変圧器 中性点あり
所内変圧器 三相変圧器 中性点あり
スコット結線変圧器は、M-T部の接続点のM点アレスタを設備 |
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O,M側にアレスタが設備されている。 |
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3次巻き線スコット結線変圧器 1次側にアレスタ(Ar)直結 154kV降圧40kV、154kV降圧6.6kV各2基
6.6kV降圧は、単なる三相変圧器 同一タンク内
秋田変電所例 |
スコット結線変圧器 三次巻き線付き同一タンク(6.6kV降圧は単なる三相変圧器)
通常 特別高圧変圧器1次側の中性点は、接地が求められるがスコット結線変圧器の場合 中性点がない(平衡負荷時の電気的中性点を設置すると、負荷の不平衡により電気的中性点が移動し電流が流れる)ので1次側から便宜的に引き出してアレスタを噛まして異常電圧に備えている。そのため中性点の名称でアレスタ接続用のブッシングが出ている。明電舎ではこのアレスタを付けない形の絶縁を強化したスコット結線変圧器を開発している。
ルーフデルタ結線変圧器 275㎸受電 ATき電
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275kV降圧44kV ルーフデルタ結線変圧器
アンバランス感に萌え |
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二次側一番手前 中性点接地用ブッシング その奥A座、B座各AF,TF |
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中性点接地用ブッシングの接地状況 |
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A座、B座 母線 左 ATへ 右 ルーフデルタ結線変圧器、力率改善コンデンサ、リアクトル
中心奥 44kV降圧6.6kV 配電用変圧器DTr |
不等辺スコット結線変圧器 66kV受電 ATき電
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不等辺スコット結線変圧器 66kV受電40kV降圧 |
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不等辺スコット結線変圧器 左66kV 右 44kV
右 中心O相 3,000kVA |
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不等辺スコット結線変圧器 左右44kV 遮断器2相につながる
左 所内変圧器(OT) |
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O相に遮断器を経て奥 並列コンデンサ(PC)と直列リアクトル(SL)がつながる
当初は、単線結線図をみると力率改善と電源不平衡のためコンデンサー500kVA 1台だったがリアクトルを追加
手前のブッシングは所内変圧器(OT) |
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奥 単巻き変圧器(AT) ここで22kVにFとTに分割 |
在来線 直接き電
JR東日本 男鹿線 男鹿変電所
901. 東北巡検その二 JR東日本 男鹿変電所 男鹿線 EV-E801(ACCUM)用 AC20kV
直接き電と判断される
蓄電池車ACCUM・JR東日本EV-E801系電車への交流供給変電所20kVき電
変圧器は、不等辺スコット結線変圧器(スコット角45度)でリアクトルとコンデンサの補償回路がないもの 通常三相から単相を取り出せない(理由は相間不整合が起きるから)そのため電鉄系でスコット結線変圧器で三相から単相2回線分を取り出し、方面別き電を行っている。男鹿線は、単線運転なので通常のスコット結線変圧器を使用すると片方の相が余る。そのため3相側に不整合がおきる。これを防止するため三相から単相を安定的に取り出す不等辺スコット結線変圧器が設備されている。
888. 交流き電変電所の変圧器 百態(き電方法、変圧器結線) ブログリンク
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6.6kV受電20kV出力ステップアップ不等辺スコット結線変圧器(昇圧) |
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step‐up transformer =Su.Tr |
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スコット角45度 不等辺スコット結線変圧器 二次出力がt,o,m |
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一次側6.6kV受電 150A入力 |
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二次側 20kV(22kV)出力
高々50Aの出力 |
東北電力一般6.6kV配電線から受電するためと、男鹿半島には、強力な電源が存在しないので需要家に影響を及ぼさないよう、不等辺スコット結線変圧器で単相出力を得ている。
男鹿の石油備蓄基地等は船川変電所から33kVの専用線で引っ張ってきているが、男鹿変電所は充電用の交流き電(高々50A・20kV換算 6.6kV換算だと150A)を行うため配電線からの供給である。
急速充電を行う設備ではない。強力(短絡容量が大きい)電源であれば、三相から単相を取り出しても一次側三相に影響を及ぼさない。しかしこの場所で強力な電源を新たに確保することはできない。
大宮総合車両センター 直接き電
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6.6kV昇圧20kV 変電設備 単相変圧器 |
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6.6kV側は2相だけ使用 |
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かつて使われていたき電用変圧器 6.6kV→交流20,000V 単相昇圧変圧器 交流電化車両試験用
田端の機関区にあるものと同じタイプ |
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交直切替断路器 左に切替 交流側 |
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20,000V昇圧変圧器 |
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6.6KV2相から20,000V単相昇圧変圧器 |
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66kV受電 避雷器 遮断器 MOFをへて三相変圧器へ66kV受電 20kV降圧 |
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三相 to 三相の変圧器 車両センター内では試験用と移動用に使用するため
三相不平衡は、起こらないのだろう |
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交流き電設備
AC 6.6㎸昇圧20㎸ 単相 |
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手前 交流6.6㎸ VCBが収まったキュービクル
その後 6.6㎸ 昇圧20kV 単相変圧器 |
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左 AC6.6㎸ キュービクル 右 AC 6.6㎸昇圧20㎸ 単相変圧器 |
在来線 特殊運用 AT・BT区間 両方にき電
JR東日本 奥羽本線 羽後千歳変電所
複電圧スコット結線変圧器 20kV BT用 40kV AT用出力
このような構成は、新幹線 大崎、新田端変電所の同軸き電を行う設備で見られる。
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新田端変電所 複電圧スコット結線変圧器 単結線図 |
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鹿児島本線 八代変電所 例示 複電圧スコット結線変圧器
ATは省略
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複電圧スコット結線変圧器 本体 一次側 左 断路器所内母線より
複電圧スコット結線変圧器 右 二次側 ケーブルヘッド 20kV対応 40kV対応 |
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まん中 複電圧スコット結線変圧器
20kV BTき電 ケーブルヘッド 左 40kV耐圧直列コンデンサ(ATき電線用) |
この羽前千歳変電所は、ATは、特殊なき電方法を取る。複電圧スコット結線変圧器の出力平衡を行うためAT側からBT出力を行う一種の降圧変圧器を備える。
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中心AT 複電圧スコット結線変圧器の40kV出力をBT用に降圧させる変圧器 過去画像 コンサーバーがある |
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奥 ATおよびFの40㎸が、右 降圧変圧器で20kVに降圧させる。
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降圧変圧器。交換されたようだ。ブッシングの出方が違う
40kV降圧20kV変圧器 |
JR東日本 盛岡変電所 AT区間(田沢湖線・秋田新幹線) BT区間(東北本線・IGR)、新幹線車両基地にき電
946. JR東日本 盛岡変電所(ATき電、BTき電20kV・同軸き電25kV) 東北本線 秋田新幹線(田沢湖線) ブログリンク
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秋田新幹線(田沢湖線)へのき電
所内母線40kV AF,TFから左右に二分岐
右が 秋田新幹線(田沢湖線)
左が 東北本線 二枚橋変電所方となる
二枚橋方は変流器(CT)に繋がる |
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所内母線40kV AF,TFから右に二分岐の先
断路器は開放(き電していない)秋田新幹線(田沢湖線)方
左 遮断器 |
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秋田新幹線(田沢湖線)ATき電用遮断器
右にVT(電圧計) |
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VTを経て断路器 右下にGP装置(放電ギャップ:閃絡時ギャップが放電してアースを行う) |
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AT40kV 最終設備
単巻変圧器(AT)とGP装置 |
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単巻変圧器の上にはTF,AF(40kV・線間電圧)のき電線引き出し 表示 |
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単巻変圧器 |
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別角度 |
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線路容量4000kVA 通常の2倍
一次側44kV(標準電圧20kV)二次側22kV(標準電圧20kV) |
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所内母線40kV AF,TFから左右に二分岐
左が 東北本線 二枚橋変電所方となる
変流器をへて断路器
その奥に 40kV降圧20kVの単相変圧器 |
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40kV降圧20kVの単相変圧器
ATからBT用に降圧
東北本線 二枚橋方へ |
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母線部拡大右奥 沼宮内方BT20kV母線と二枚橋方20kV母線は繋がっていない
降圧変圧器からの立ち上がりが母線に繋がりさらに引き下されて二枚橋方へ伸びる
脇を通過するのはAT40k方AF,TF |
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BTき電 20kV 東北本線 二枚橋方 き電 |
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BTき電 20kV 東北本線 二枚橋方 き電
ATからBT用を生成
この奥に40kV降圧20kVの変圧器がある |
JR東日本 青森西変電所 ATき電区間(津軽線・奥羽本線)BT区間(青森駅構内・車両センタ内)
青い森鉄道方はデッドセクションで区分 延長き電は行っていない。
956. JR東日本 青森西変電所(AT,BTき電20kV) 津軽線 complete ブログリンク
青森駅構内、車両センターき電部分 BTき電降圧設備
ATき電用の電源を降圧している
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青森駅構内、車両センター用き電は44kV M座からさらに降圧 右へ |
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青森駅構内、車両センター用降圧変圧器S.Tr 44kV M座からさらに降圧 22kVへ
M座 母線から断路器を経てS.Tr、さらに降圧後 断路器を経る |
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S.Trの二次側22kVは計器用変圧器をへて左ケーブルヘッドを経由
き電C-GIS建屋内で、青森駅構内、車両センターへ分岐
このケーブルヘッドは、同軸き電対応 外被側がNF(負き電線)となる |
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新しい同軸き電ケーブル接続方式が採用されているようだ
碍管が無い(昭和電工?) |
参考 旧来の同軸き電ケーブル接続部 (盛岡変電所、新厨川補助き電区分所)
946. JR東日本 盛岡変電所(ATき電、BTき電20kV・同軸き電25kV) 東北本線 秋田新幹線(田沢湖線) complete ブログリンク
2019年12月8日 947. JR東日本 新厨川補助き電区分所(ATき電25kV・同軸き電25kV)東北新幹線 ブログリンク
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同軸き電ケーブルヘッド外被が碍管で絶縁され変流器(緑)に繋がる |
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青森駅構内、車両センターへ き電C-GIS建屋で分岐されたき電線が立ち上がる
この部分は、同軸ケーブル仕様では無いようだ
NFは別途6.6kV用のケーブルヘッドで立ち上がる
左は、RPC用風冷冷却器 |
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RPC装置が収まった建屋と奥 き電C-GIS建屋 |
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車両センター、青森駅構内へ向かうき電線
22kV
表示は、BTき電の表示 PF,NF |
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車両センター242PF、青森駅構内241PFへ向かうき電線NF(負き電線)は共通利用
22kV
表示は、BTき電の表示 PF,NF
番号が、青森変電所と同じ番号 241,242を使用 |
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ケーブルヘッドが3本あるが左 手前は青森駅構内、車両センター用BTき電
その後ろは、津軽線ATき電 TF用(隠れて見えない)
右は 津軽線ATき電用 AF用 |
青い森鉄道 青森変電所
かつてのATき電施設が部分廃止されBT運用に替わった変電所
955. 青い森鉄道 青森変電所(BTき電20kV) ブログリンク
複電圧スコット結線変圧器が設備されているがATき電は、行っていない。
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手前 右断路器
複電圧スコット結線変圧器 44kV側から分岐
44kV降圧22kV 変圧器へ |
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44kV降圧22kV 変圧器
AT電源であった44kVをBT電源22kVへ降圧 |
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44kV降圧22kV 変圧器
AT電源であった44kVをBT電源22kVへ降圧 |
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44kV降圧22kV 変圧器
AT電源であった44kVをBT電源22kVへ降圧 |
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AT、BT電源で運用していた時代の名残 |
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AT、BT電源で運用していた時代の名残
22kV BT電源 PF(正き電線)NF(負き電線)
44kV AT電源 AF(ATき電線) TF(トロリ線き電線) |
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き電母線 左2列の一番左には、き電だった時分の分岐跡が残る
右2列は44kV |
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青森方上下と青森信号場、運輸管理所へのき電線には、過電流表示器がついている
高級なものはCT(変流器)がついているが、安価に済ませるため目視確認している
青森地区は、き電系が複雑になっているので、ところどころに、この過電流表示器がついている |
参考
線路に流れる過電流及び短絡電流を検出して表示し、一定時間経過後、自動的に復帰する機能をもつ過電流表示器です。
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赤が検知した状態 |
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複電圧スコット結線変圧器の44kV、22kV側は
この部分で左に遮断器で分岐して力率改善用コンデンサ、リアクトル、放電コイルに繋がる
右の断路器群は、22kV側 直列コンデンサ投入用 |
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力率改善用コンデンサ、リアクトル、放電コイル
手前が22kV側 奥が44kV側 |
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野辺地方をき電する 直列コンデンサとき電用遮断器
正面から右の部分 |
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き電線引き出し鉄構
右から ポリマ碍子部分 野辺地方上下 ケーブルヘッドは野辺地方上り
次 NF(負き電線)2本
次 青森方上下
次 青森信号場241
次 運輸管理所242
ATき電区間 新幹線のき電用変圧器
東海道新幹線富士川以北 77kV受電
スコット結線変圧器
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スコット結線変圧器 3台 左60MVA 右120MVA
二次側にセンタータップを設けて、センタータップをPW(NF)接続
センタータップと片方は30kV出力 両端は60kV(M座・T座間)
故に8本のブッシングが1台の変圧器からでている。対地電圧が30kVなので
絶縁が30kV対応のブッシングになっている。 |
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120MVAスコット結線変圧器 77kV降圧60kV(M座・T座間) |
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中心部鉄構 120MVA、60MVAスコット結線変圧器からのM座、T座 母線
M座T座間60kV接続 対地電圧30kV |
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60MVA 3巻線方式 スコット結線変圧器×2台 上部
中間タップがNF接続なので全部で16(1台8ブッシング)のブッシングが変圧器から出ている
77kV降圧30kV(対地) |
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奥 77kV降圧60kV スコット結線変圧器 手前 コンデンサNFに繋がる |
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M座、T座が読み取れる
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熱海変電所 スコット結線変圧器 三巻線方式 ATは省く
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スコット結線変圧器なのでM座、T座の記名 それぞれトロリ線TとATき電線F 30kV
負荷断路器につながる。 |
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1台目100MVA スコット結線変圧器 |
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3巻き線式スコット結線変圧器 100MVA 遮音建屋 |
同軸き電、ATき電 複電圧スコット結線変圧器
AT側60kV 同軸側30kVのき電となる。
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FTr1,2号 77kV降圧66kV、30kV スコット結線変圧器 100MVA×2台用放熱器
屋内方式のため本体が見えない |
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同軸き電ケーブル3回線 田町分岐および汐留補助き電区分所方
大森変電所屋上のき電設備に接続
左にAT用放熱器が2台 新横浜方はATき電のため設置
同軸き電ケーブル外被(NF)に負荷断路器が接続されている。
横須賀線車内より |
250. JR東日本 新田端変電所1,2号棟(新幹線・ATき電、同軸き電) ブログリンク
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新田端変電所の時の結線図 新田端変電所1号棟、2号棟は現状の結線図に上り方加えた構成になる。
M座60kV ATをかまして対地30kV大宮方。 T座はそもまま30kV出力 同軸直接き電、田端基地き電。
新田端脱落時(2系列)は、ATき電系から同軸き電系のみ延長き電可能
1号棟、2号棟とも100MVAのスコット結線変圧器154kV受電、M座60kV、T座30kV
本線M座。同軸き電、基地はT座 |
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新田端変電所1号棟 FTR放熱器と所内変圧器用放熱器 複電圧スコット結線変圧器
ATは、左奥に設置 |
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新田端変電所2号棟 FTr放熱器
1F 切替開閉器室
2F 主変圧器室、受電GIS、C-GIS室
中3階 ケーブルスペース |
ルーフデルタ結線変圧器 主として154㎸、275㎸受電
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変形ウッドブリッジ結線変圧器の防音建屋をそのまま利用しルーフデルタ結線変圧器を構築 |
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ルーフデルタ結線変圧器 上部 |
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昇圧変圧器(単巻)は使用しない |
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ルーフデルタ結線変圧器 一次側 275kV受電 |
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ルーフデルタ結線変圧器 二次側 275kV受電 60kV降圧 |
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変形ウッドブリッジ結線変圧器からルーフデルタ結線変圧器へ改修
クレーン作業部分 |
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中央建屋の上 昇圧変圧器がある部分が変形ウッドブリッジ結線変圧器
建屋下はルーフデルタ結線変圧器の組み立て中 昇圧変圧器は撤去 |
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拡大 建屋上 変形ウッドブリッジ結線変圧器と昇圧変圧器の関係が良くわかる |
JR東日本 新渋川変電所 ルーフデルタ結線変圧器
233. JR東日本 新渋川変電所(新幹線・ATき電)ブログリンク
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ルーフデルタ結線変圧器 275kV降圧60kV A,B座
以前は、100MVA相当の変圧器だったが計算上容量が不足するため
120MVAの変圧器に交換されたようだ。 |
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A,B座60kV |
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中性点接地の導線が見える |
不等辺スコット結線変圧器 基地き電 直接き電 JR東日本 仙台基地変電所 不等辺スコット結線変圧器 ATは無い
694. JR東日本 仙台基地変電所 新幹線 単相き電 ブログリンク
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高配用変圧器 154kV降圧6.6kV U,V,Wは6.6kV母線が収納、高配用変圧器 GISで一次側接続
ブッシングからは、避雷器につながる
奥にかすかに不等辺スコット結線変圧器の二次側ブッシングが見える |
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左 不等辺スコット結線変圧器から二次側25kV降圧き電線が引き出される。直でき電用避雷器をポストにして断路器へ |
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不等辺スコット結線変圧器 2次側 25kV |
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不等辺スコット結線変圧器は2台ありこの部分で母線を形成 車両基地へ引き出される
不等辺スコット結線変圧器にみられる左t、o、mの表示 右N、Tはき電用母線
き電用母線と変圧器二次側母線間に遮断器 |
JR東日本 新潟基地変電所 不等辺スコット結線変圧器 直接き電 ATは無い
648. JR東日本 新潟基地変電所(直接き電)交流 ブログリンク
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不等辺スコット結線変圧器が収まった建屋と放熱器 |
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不等辺スコット結線変圧器が収まった建屋と放熱器 |
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不等辺スコット結線変圧器の銘板 |
特殊な き電変圧器 JR東海 沼津変電所で見つけた三相降圧変圧器の二相使用 基地へのき電用
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真ん中 不等辺スコット結線変圧器? 30MVA 77kV降圧30kV 単相 基地き電47き電線
一次側 三相 二次側 三相 単なる降圧変圧器? |
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緑 単相25kV 白 負き電線 負荷断路器 変圧器の二次側から
変圧器 二次側の手前ブッシングは、なにも繋がっていない |
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この画像では、奥の変圧器は単なる三相→三相変圧器の降圧変圧器ようだ
但し三相のうち二相しか使っていない
使い方が不等辺スコット結線変圧器の使い方ではない
不等辺スコット結線変圧器の二次側出力端は、巻き線の関係から
t、O 、mの3つの端子が出る。確かに3つの端子が出ているが
順番で言うと不平衡リアクトル、コンデンサを使わない場合は
真ん中を使わないが、この変圧器は使われている。 |
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拡大 一番左 ブッシングは、フリー
ブッシングの使われ方で判断してはいけないが真ん中が使われているので
三相 三相の降圧変圧器だと思う
一次側の不平衡の問題は、自社内77kVだから許されるのだろうか? |
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基地送電端 |
その他
同軸き電の一端
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47き電線及び45き電線を最終的に切り替えて基地(三島車両所)へ送る部分
真ん中のケーブルヘッドが同軸き電線となる
左のブッシングは、単なるケーブル終端 |
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同軸き電ケーブル端 |
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二重絶縁 外被部分に保護線が繋がる 下部に碍管が見える |
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同軸き電ケーブル ケーブルヘッド 引用
日立評論VOl.56、 No.7 ,pp.649-654
対地30kV同軸架橋ポリエチレンケーブルおよび-付属品の開発
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ケーブルヘッド 同軸送電ケーブル立ち上がり 沼津基地へ |
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水戸線 BTき電 20kV供給 き電用同軸ケーブル NF側が外側に接続
同軸き電送電を行っているのでブッシング下部にも碍子があり絶縁されている。
同軸ケーブルの右にはNFに繋がるGP装置(地絡保護用放電装置)と、鉄構には保安器もある
友部の文字も見える。ブッシングはNF間と計器用変圧器で繋がっている。 |
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同軸き電ケーブル立上り 小山変電所 下部に碍管が見える
外被はNFとなる |
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小山駅構内 水戸線 ホーム側 跨線橋より
き電同軸ケーブルはブッシング下部にも碍管があり、架台と絶縁されている。 |
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越後湯沢駅上り線 東京寄りにあるケーブルヘッド き電線が切断されている
碍子は、新しいようだ |
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ケーブルヘッド 下部 同軸き電用 |
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ケーブルヘッド下部を観察 |
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ブッシング下部にあるケーブルが撤去されたラック |
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コルゲート菅が開口 き電線用とPW用 |
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特高の表示 |
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CVケーブル3万ボルトの標柱
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この人孔に引き込まれ |
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このピットを経由 |
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道路側に移動 |
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このピットから引き出され(湯沢変電所内) |
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この設備撤収跡に66kV降圧25kVの設備があったようだ |
この3万ボルトのケーブルがあった後側には、JR湯沢変電所がある。多分これは新黒磯補助き電区分所にところにあった電留線用(保線基地)の新幹線 補機用電源をJR湯沢変電所から供給していた名残であろう。
ガーラ湯沢駅ができて線路上には駅の構造物が作られ夜間滞泊時積雪から新幹線を保護したため補機電源の供給を停止したものと思われる。現在ガーラ湯沢駅へのき電は、新布場補助き電区分所が担当している。本線トロリ線からの直接き電