大館変電所
#ATき電、#変電所、#き電区分所、#単巻変圧器、#デッドセクション、#スコット結線変圧器
アプローチ:下川添駅 容易
受電:東北電力 154kV1回線受電
東北電力 大館変電所⇔南津軽変電所間 南津軽線分岐0526線 分岐点の鉄塔にブロッキ
ングコイルが噛ましてある。
き電:秋田方 1回線 青森方 1回線 秋田-大館間102.7㎞ 大館-青森間83㎞
き電用154kV降圧40kVスコット結線変圧器1台 30,000kVA
高配用変圧器は、スコット結線変圧器に内蔵2,000kVA 秋田変電所と同型
AT(単巻変圧器)は変電所内に設備 2,000kVA 2台
青森西変電所 脱落時は、この大館変電所からの延長き電で救済き電を、津軽線、青森駅構内(BTき電)を実施する。奥羽本線 青森デッドセクション 青森方にATき電からBTき電への延長き電設備がある。
956. JR東日本 青森西変電所(AT,BTき電20kV) 津軽線 complete ブログリンク
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変電所銘板が無い |
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南津軽線154kV 分岐 分岐部にブロッキングコイル |
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変電所 受電部 ブロッキングコイルは2台
コンデンサ型VT(電力線搬送用結合装置と兼ねる)、断路器、奥に遮断器 |
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コンデンサ型VT(電力線搬送用結合装置と兼ねる)の後ろに断路器と遮断器 |
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中央 CT2台 遮断器の受電側のVTとの間でMOFを形成
左は避雷器 |
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全体の受電部構成 左に三次巻き線付き154kV降圧40kVスコット結線変圧器 |
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三次巻き線付き154kV降圧40kVスコット結線変圧器 |
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三次巻き線付き154kV降圧40kVスコット結線変圧器 銘板 スコット結線変圧器 三相二相変圧器 中性点あり 所内変圧器 三相変圧器 中性点あり
スコット結線変圧器は、M-T部の接続点のM点アレスタを設備 |
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O,M側にアレスタが設備されている。 |
スコット結線変圧器 三次巻き線付き同一タンク(6.6kV降圧は単なる三相変圧器)
通常 特別高圧変圧器1次側の中性点は、接地が求められるがスコット結線変圧器の場合 中性点がない(平衡負荷時の電気的中性点を設置すると、負荷の不平衡により電気的中性点が移動し電流が流れる)ので1次側から便宜的に引き出してアレスタを噛まして異常電圧に備えている。そのため中性点の名称でアレスタ接続用のブッシングが出ている。明電舎ではこのアレスタを付けない形の絶縁を強化したスコット結線変圧器を開発している。
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3次巻き線スコット結線変圧器 1次側にアレスタ(Ar)直結 154kV降圧40kV、154kV降圧6.6kV各2基
6.6kV降圧は、単なる三相変圧器 同一タンク内
秋田変電所例 |
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40kV 対応直列コンデンサ保護装置 後ろにコンデンサ |
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直列コンデンサ保護装置 銘板 |
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奥手前 力率改善用コンデンサ、リアクトル、放電コイルに繋がる遮断器
中心2台 M,T座き電用遮断器 |
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秋田側 左ATと 右 力率改善用装置 |
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AT2台 |
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青森側 右ATと 左 力率改善用装置 |
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き電線引き出し部 左奥 デッドセクション |
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拡大 411側が秋田 413側が青森 AF(ATき電線)とTF(トロリき電線) |
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踏切からみたデッドセクション 奥 秋田側 手前 青森方 |
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デッドセクション |
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デッドセクショントロリ線j引き留めは改良型 |
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秋田方から見たデッドセクション |
おまけ
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大館駅 小坂鉄道 廃線跡 |
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かつての踏切跡 |
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東光虻川ものつくり財団 寄贈の車庫 |
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大館駅構内 重スパン線ビーム |
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加圧ビームは黄色に着色 |
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かつての機関区の接地型断路器 |
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EF510-507号機 |
参考文献
戸石泰司ら;羽越本線(新津・秋田間)、白新線(新発田・上沼垂間)電化設備の概要:電気鉄道,Vol.26,No.8,pp.8-16,1972