2024年7月8日

1377. JR東日本 磐越西線 一部 非電化に伴うき電・変電設備の状況 非電化化はどこから?

3/28付けの福島民報朝刊で2024年7月以降に会津若松-喜多方間の非電化が随時行われるニュースがあった。以下参照

磐越西線・会津若松~喜多方で7月以降に架線撤去の方針 Web 4号車の5号寄り 2024/04/13 11:05記事

 当方としては、2021年に以下の記事を書いている。そのためで2024年7月になったので少し早いが状況を確認しに現地を訪問した。

1088. JR東日本 磐越西線 喜多方ー会津若松 非電化化 変電所位置から見た考察 2021/08/04記事


 磐越西線が喜多方方と郡山方に分かれる、上荒久田跨線橋の近くにエア―セクションがある。

 このエアーセクションは、郡山方、喜多方方と会津若松構内をき電分離するために設けられている。ちなみに会津若松変電所は、広田-会津若松間にあるので会津若松までき電するためには現在延長き電中で上戸変電所からき電している。

エア―セクションの会津若松方にある。会津若松構内の喜多方方と郡山方のトロリ線同士を結ぶ均圧線

反対側

奥 会津若松構内 左奥郡山方 左手前喜多方方
エア―セクションの区分表示が見える。

左の断路器が「開路」になっている。ここを開路にすると喜多方方のき送電が停止する
その隣の 断路器は会津若松構内のき電を司る

 右 碍子の傍の架線からき電線が立上りコイルを巻いて上部き電線から左の断路器上部の会津若松駅構内、喜多方方共通母線につながる。そこから各断路器を経由して会津若松駅構内、喜多方方にき電している。
断路器部拡大 上部は共通化 下部は2分割

正面から撮影


会津若松方 断路器下部からのき電線が架線に繋がる

断路器部 左 喜多方方断路器(開路) 右 会津若松駅構内断路器(閉路)
断路器上部は共通母線だが下部は中間に碍子が入り回路を分断している。
左 断路器下部から上部にき電線が伸び喜多方方の架線に繋がる


手っとリばやい方法は、喜多方方エア―セクションの架線をこの部分で外し、断路器までの配線を撤去する。会津若松駅構内からの架線に架線末端表示を付けて終わり



 手前架線碍子が付いている方(喜多方方面の会津若松方)の架線は残して、付いてない方を外す。ちなみに 喜多方方面の会津若松方架線は、ここではき電されていない。先に述べた均圧線で加圧されている。

 上部から喜多方方への断路器下部からのき電線が架線に繋がっているので、この架線の引き留め部分(右側架線柱)を外し、上部き電線を切ればこの部分の架線は撤去できる。碍子がある方はこの左先で引き留められている。

先ほどのエア―セクションの会津若松方にはこのような架線引き止め方もある。
この部分は均圧線の会津若松方にある。

更に構内に進むと喜多方方と郡山方の架線は一体化しているので簡単には分離できない
構内渡り線(郡山方から喜多方方)もある。


 現在 7月に断路器が切られてかは不明。2023年12月の電車運行廃止後に切られていた可能性もある。
左の断路器が「開路」になっている。ここを開路にすると喜多方方のき送電が停止する
その隣の 断路器は会津若松構内のき電を司る

過去 喜多方通電時の断路器部分 左断路器が投入されて「閉路」となっている


会津若松構内の架線撤去(喜多方方)は金が掛かかるので現実的ではない。このままの状態が続くと判断する。渡り線やECの車庫のへの線路上には架線が必要となる。

 では喜多方 非電化(架線撤去)はどこから始まるか?
まずは、
保守に手間がかかるデッドセクションの撤去と架線化。翁島き電区分所は、エア―セクション化して翁島補助き電区分所になる可能性もある。(翁島以北の事故対応で猪苗代折り返しの可能性対応)
翁島き電区分所、会津若松変電所のき電部分の運用停止と撤去
喜多方方の架線撤去(この記事の部分から着手)
だろう

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