66kV 境・立川1号線 OFAケーブル交換 作業
武蔵境交流変電所からの送電系統図 |
武蔵境交流変電所から出ている2系統 立川変電所向けのうち1と書いてある系統が部分的に油入りケーブルOFAなのでCVTケーブルに交換している
2は、すでにCVTケーブルに交換されている。
2018年現在 立川変電所から地中ケーブルで日野変電所まで送出され日野変電所は自営化された。
以下のブログで述べたように武蔵境から立川方は、2条の地中送電線が送出されている。
1号は、途中 技研(鉄道技術総合研究所)とマルス(鉄道情報システム株式会社 中央システムセンター)に分岐されている。66kV系
2号は途中西国分寺変電所へ分岐されさらに技研(鉄道技術総合研究所)とマルス(鉄道情報システム株式会社 中央システムセンター)に分岐されている。66kV系
さらに武蔵境交流変電所から国分寺変電所へ2条 22kVが送出されている。
このうち境・立川1号は以下のケーブル構成で66kVを立川変電所まで送っている。
m㎡はケーブル断面積
区間 亘長11.3km OFA 80m㎡ 4.8km 油浸ケーブル
CVT 80m㎡ 2.2km
CVT 100m㎡ 4.3km
このOFA4.8km部分をCVTに交換する作業を現在 西国分寺駅 国立方で実施している。
このOFA4.8km部分をCVTに交換する作業を現在 西国分寺駅 国立方で実施している。
ちなみに境立川2号は以下のケーブル構成で66kVを立川変電所まで送っている。
境・西国分寺線2号
区間 亘長6.6km CVT 80m㎡ 2.3km
CVT 100m㎡ 4.3Km
西国・立川線2号
区間 亘長 5.2km CVT80m㎡
それでは現場を見てみよう
ケーブル延伸用コロ |
OFA敷設部分にCVT延伸用コロ設置 |
カーブ用コロ |
延伸用キャタピラー装置キヤタピラ式ホーリングマシン |
黒 蛇腹があるのが1号OFAケーブル(油浸ケーブル)その下がCVT西国立川2号CVT80m㎡ |
油浸ケーブル 接続点 |
油浸ケーブル 接続点は、大きなケーシングで囲まれている |
中央建屋 OFAケーブル用油槽が納まった建屋 表示はコンピューター線66kV 油槽と表示 この部分に先ほどの接続部ケーシングがある |
中央建屋 OFAケーブル用油槽が納まった建屋 表示はコンピューターセンター1号線 66kVOFケーブル用 給油所と表示 |
CVT80m㎡ 西国立川2号とOFAがダクトに収納されている 油浸は、放熱性能があるためCVTより細く一体型である |
1号線がOFA油浸ケーブル 2号線がCVT80m㎡ |
ケーブル延伸用先進ロープ |
コロが並んでいる |
コンピユーターセンタ(マルス)1号線とCVT2号線 |
ケーブル延伸用キャタピラ装置キヤタピラ式ホーリングマシン |
境方の新設CVTと立川方CVTの接続点 OFA1号ケーブルは、まだ残されている |
左 境立川線1号と新らしいCVTケーブルに表示 中間 コンピユーターセンター線1号 OFAケーブル 右 西国・立川線2号 CVTケーブル |
CVTの接続部なのでトラフが大型 |
境立川線1号 境方ケーブル末端 CVT100m㎡? |
境立川線1号 境方ケーブル末端 CVT100m㎡? |
中心 トラフ 新しく境立川線1号のために新設されている 奥 国分寺駅 |
トラフには高圧注意六万ボルトケーブルの表示 |
トラフを追うと国分寺駅側に分岐点 このハンドホールでOFA境立川1号線と分離 境・西国分寺線2号も旧経路を経る |
境立川1号線 OFAケーブル 接続点 OFAケーブル用油槽があるはず |
OFAケーブル用 油槽 国分寺駅 西国方 |
武蔵境~立川 1号線 66kVOFケーブル用 SJ2油槽所と読める |
西国にある武蔵境~立川 1号線(コンピユーターセンター1号線)用油槽 ここでは給油所 |
立川変電所から西 日野変電所までは、日野変電所 自営化のため立川変電所から地中ケーブルの延伸が完了して運開している。
私見だが、将来 日野変電所から中央線沿いに地中ケーブルを延伸。八王子変電所とつなげて
架空送電線で送られている境・八王子線を廃止する可能性が高い。
現在のOFAケーブル交換も将来にむけての布石かも知れない。
参考文献引用
「自営電力のあゆみ」(五十年の変遷);2004:東日本旅客鉄道株式会社東京支社電気部給電課