2024年6月29日

1372. JR東日本 黒磯変電所 TEPCO受電中

 さて、宇都宮以南のJR東日本変電所がTEPCO電源に切り替わって久しい。その後 宇都宮以北のJR東日本変電所電源も随時TEPCO電源に切り替わり始めている。

1329. JR東日本 宇都宮以北の直流変電所 受電源の思考実験(TEPCO受電)一部最新情報に書き換え

 最初は西那須野変電所がTEPCO電源に切り替わった。その後Webを追うと情報は断片的に入ってきているが最近は音沙汰無し。 そこで梅雨に入る前に調査することにした。

1328. JR東日本 西那須野変電所 TEPCO電源に切替済 2023年Google street viewで調査

1638. JR東日本 宝積寺変電所 TEPCO受電開始直前と烏山線増強線、喜連川線との接続点No.101鉄塔

1640. JR東日本 蒲須坂変電所 TEPCO受電は、まだ先と栃那線No.90鉄塔

1641. JR東日本 矢板変電所 TEPCO受電は、まだまだまだ先


黒磯変電所

 幾度となく訪問した変電所 交直地上切替の聖地だったが車上切替に変わり構内き電線もさっぱりして、なんだか寂れたような感じ。でも黒磯の町は活気づいている。

那須線No.52からJR東日本 黒磯変電所までのルート 薄緑線 新幹線高架沿い


2017/12/25

2019/1/1

2021/4/4

 そして矢板変電所からのJR東日本 自営送電線からの受電も停止 TEPCO受電になってしまった。1959年の黒磯電化から65年 自営送電線は定年を迎えた。お疲れさまでした。

矢板変電所からの送電線 切断 矢板黒磯線1号


矢板変電所からの送電線 矢板黒磯線切断 2号


受電盤 東芝製 雀宮、小金井、宝積寺、蒲須坂と同じ製品と構造
VCTからの電力量計が見える 
TEPCO 那須線No.52鉄塔からのケーブルは外部道路から引き込み
ここで1L、2LがVCBを介して母線化してVCT(MOF)に繋がる。
VCTからの母線はケーブルヘッドから所内母線に繋がる

受電盤 左に表示があるが読めない

左より 受電1号 受電加圧 有 VCB 「入」
受電2号 受電加圧 有 VCB 「切」の状態
その隣はVCT盤とVCTバイパスDS盤となる。


受電盤 右よりケーブルがケーブルヘッドに繋がりケーブルヘッドから所内母線に繋がる
真ん中の避雷器はポリマー碍管の新型に取替済み(断路器を介して母線に繋がる)
一番左の断路器は、使用していない。 
鉄構上の断路器は「閉」状態 かつての矢板黒磯線2号を母線としているため

かつての自営送電線からの受電端 
中央の避雷器と断路器があった部分にケーブルヘッドが現在 立ち上がっている。
鉄構上の断路器は「開」状態 矢板黒磯線1号、矢板黒磯線2号から個別に受電しているため
1号、2号で受電する機器を分けていた。1,2号の共通母線とはしてなかった。
左にあるのは、変成設備交換時に使われた仮設の遮断器と整流用変圧器




仮設の遮断器と整流用変圧器は、次の出番を待っている。

JR東日本側が使用したケーブルドラム
送電線引き下ろし部から受電盤まではTEPCO側負担工事

今は受電盤内で共通母線化している。だから受電盤からのケーブルは3相1組だけ
VCB 910,920で切り替えて使用


推進工法で変電所側に管路を通した。奥が変電所側 

新幹線高架沿いに地中送電線66㎸2回線が引かれている

推進工法の変電所側 
ケーブル管路は表通りを経由して回り込んで黒磯変電所に繋いでいる




那須線No.52 引き下ろし鉄塔 上位変電所は那須野変電所

66㎸2回線が引き下ろされている

地中線用検出器箱からの光ケーブル 制御所と黒磯変電所受電盤を繋ぐ


ケーブルの表示が無い
例えば JR黒磯線1番,2番 JR黒磯線No.52(鉄)~JR黒磯のような表示

J
JR東日本 黒磯変電所への地中線用検出器箱からのケーブルも入線

光ケーブル接続点のクロージャーがある

地中線用検出器箱でやっとJR黒磯線1番、2番をお目にかかる



ケーブルの黄色のテープは自主再送と書かれている

那須線No.52鉄塔

新幹線 那須電留線拡張時に基地変電所に分岐する那須線No.49鉄塔

過去の直流き電線 7回線でていた

5回線に減少(構内線の減少) 構内22と構内45=中線(機廻し線)がなくなったようだ
構内でEL交換が無くなったので不要なき電線は共通化されたようだ。旧直列リアクトルは放置状態

構内配線(時間が不足していたので確認不足)

 最初の計画から大分内容が変更されている感じ(優先順低下)を受けた。(あまり手を付けられてない)

西那須野方


西那須野方

高久方




2024年6月28日

1371. JR東日本 矢板変電所 TEPCO受電は、まだまだまだ先

 さて、宇都宮以南のJR東日本変電所がTEPCO電源に切り替わって久しい。その後 宇都宮以北のJR東日本変電所電源も随時TEPCO電源に切り替わり始めている。

1329. JR東日本 宇都宮以北の直流変電所 受電源の思考実験(TEPCO受電)一部最新情報に書き換え

 最初は西那須野変電所がTEPCO電源に切り替わった。その後Webを追うと情報は断片的に入ってきているが最近は音沙汰無し。 そこで梅雨に入る前に調査することにした。

1328. JR東日本 西那須野変電所 TEPCO電源に切替済 2023年Google street viewで調査

1638. JR東日本 宝積寺変電所 TEPCO受電開始直前と烏山線増強線、喜連川線との接続点 栃那線No.101鉄塔l

1640. JR東日本 蒲須坂変電所 TEPCO受電は、まだ先と栃那線No.90鉄塔

1642. JR東日本 黒磯変電所 TEPCO受電中

矢板変電所

330. JR東日本 矢板変電所(直流) 小山⇔黒磯間のJR送電線に繋がる変電所

2015年訪問

TEPCO矢板変電所からJR東日本 矢板変電所まで 地中送電線管路 薄緑色


 JR東日本 自営送電線154㎸受電変電所 そのほか自営送電線154㎸受電変電所は、武蔵境交流変電所、新宿変電所、岡部交流変電所がき電用直流変電所を併設している。TEPCO受電は蕨交流変電所のみ。浜松町交流変電所は自営送電線154㎸受電で66,22㎸の降圧変電所の役目を持っているが  き電用変電所(直流)は併設されていない。

 高い塀に囲まれていて内部を伺い知ることはできない。工事の状況からまだTEPCO矢板変電所から地中送電線は敷設されていない。またJR東日本 矢板変電所にはC-GIS化された受電盤(小金井、雀宮、宝積寺、蒲須坂、西那須野)は、運ばれてきていない。理由は後述

154㎸ 自営送電線受電部
内部は鉄板が引き詰められていて重機の移動がある

線路をまたいで道路側から俯瞰
新しくケーブルヘッドを置く鉄構が建植、次の架台は断路器用 
TEPCO矢板変電所からの地中送電線が立ち上がる
これは同じものが横にもうひと組み置かれる。
もう一組目は66㎸近接作業となるので停電作業後実施
新しいVCB(真空遮断器)2台が据え付け終わり この番号に注目910,920

VCB 910,920 C-GIS盤の内部に遮断器は収容されていたが、矢板では屋外に設置

 どうやら矢板変電所にはC-GIS受電盤(東芝製・小金井、雀宮、宝積寺、蒲須坂、西那須野)は置かず既存の設備を利用するようだ。TEPCO受電では電力量を測るMOF(VCT)が置かれるが、既に矢板変電所には154㎸降圧66㎸の66㎸側MOFが置かれているので、これを利用するようだ。そのためC-GIS型の受電盤の受電表示の下の910,920 VCBが屋外に設置されている。

ケーブルヘッドが据え付けられるように架台に穴が開いている


VCB(紫色表示)の後にも断路器の架台(青色表示)が2台据え付けられる。
 上の部分が現在の変電所母線に該当 MOF(VCT)を経由して所内母線につながる
右 遮断器、断路器を経たTEPCO電源はここで母線化(赤色表示)されて左オレンジキャップMOF(VCT・黄色表示)に繋がる。MOFから所内母線は、変成設備につながり黒磯方、宝積寺方の断路器、遮断器、断路器、GPTは撤去される。


この空いた部分にTEPCO矢板変電所からの66㎸2回線のケーブルヘッドが立ち上がる
右の空間には現在 VCB 910,920が2台設備されている。

変電所構内 この部分に線路を潜って推進工法で掘られた管路が通過しているはず

奥 カラーコーン 白のコンクリの部分が怪しい


道路側 TEPCO矢板変電所からの地中送電線径路 ここから変電所側に推進工法で管路敷設


変電所内コンクリ部分から先に示したケーブルヘッドまでトラフが敷設されている。


よく見ると左側にあった母線用避雷器と断路器が取り外されている

昔避雷器が設備されていた架台部 右と新しく架台 左下 が設置されている
 宝積寺変電所では避雷器がポリマー碍管タイプの避雷器に交換されていたので、ここも交換されるのだろうか

下の架台はGPTが母線に取り付けられるようだ
上部ラインポストの電線は外されている

工事前 同部分 避雷器と断路器があった

 
横から見る 過去の状態


 この変電所から末端 宝積寺1回線、黒磯2回線が出ている。宝積寺はまだJR自営送電線を使っているが黒磯方はどうなのか??
蒲須坂方からのルートは一回線矢板変電所をスルーする回線が存在している
No.621 遮断器 これが宝積寺まで送電している送電端 表示は入り
前項の621と符合している
左に遮断器が見えるのだが番号が見えない


番号は見えないが「切」表示 黒磯方は送電していない 多分No.623だろう


手前 3本 宝積寺方送電

宝積寺方送電線と黒磯方送電線のジャンパ線が繋がる断路器 当然「開路」


宝積寺方送電線の方向転換鉄塔

手前 宝積寺方 奥 黒磯方

黒磯方 2回線 断路器は「開路」に見える

撮り直し 確かに断路器は「開路」

黒磯方 66㎸2回線鉄塔


過去 画像 黒磯方に送電している時代 断路器は「閉路」

宝積寺方送電線と黒磯方送電線のジャンパ線が繋がる断路器 当然「開路」   


それではJR東日本 矢板変電所からTEPCO矢板変電所へ行って見よう


道路側 線路を潜った部分に新しく掘削した跡があるので、この部分が推進工法の部分
人孔は矢板市の下水用 左上に「E」の文字 地中電線路がある表示

TEPCOの新しい人孔 これが矢板変電所までの地中送電線管路が収容されている

駅前の表示

駅前は管路敷設後の仮舗装工事中
これで全体のTEPCO受電変電所からJR東日本 矢板変電所間の管路が繋がった

JR東日本 矢板変電所への送電端 TEPCO矢板変電所 
受電送電線は、TEPCO矢板線
その上位送電線は、TEPCO関谷線 蛇尾川発電所、栃木県企業局 今市発電所が繋がっている。最終的には河内変電所に繋がる

変電所構内に掘削の跡がある

この手前のピットに繋がる。
ピット左のトラフが矢板変電所受電送電線下まで伸びている

トラフはJR東日本 矢板変電所まで繋がるケーブルヘッド下まで伸びている


拡大すると奥の部分にもケーブルヘッドの架台が見られる

 TEPCO矢板変電所からJR東日本 矢板変電所までケーブル敷設工事は、まだ開始されていない。その間に黒磯(切替済)、蒲須坂、宝積寺(切替直前)が先にTEPCO受電に切り替えられる。



JR四国 本四備讃線(瀬戸大橋)で架線切断で立ち往生

1394. JR四国 本四備讃線(瀬戸大橋)で架線切断で立ち往生 2024/11/10 随時記載

 NHKによると以下引用 JR瀬戸大橋線で列車が立往生 架線断線 車内に乗客約150人  11/10  以下引用  10日午前、JR瀬戸大橋線で架線が断線し、高松発岡山行きの快速列車が瀬戸大橋の上で立往生し、5時間あまりにわたって乗客およそ150人が列車内に残さ...

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