2015年10月4日

446. JR東日本 小千谷第二(新小千谷)発電所

小千谷第二発電所
 

グーグルマップで表示名がでる
場所:小千谷駅
アプローチ:容易だが駅から離れている
特徴:JR東日本 基幹発電所 国鉄時代の三番目の水力自営発電所
首都圏を中心とした輸送改善にともなう電力の需要増が見込まれる一方、主力火力発電所の老朽下位やエネルギーの脱石油化を計るため計画された。主眼は、朝夕のラッシュ時に出力20万kWの発電が可能な発電所を建設し増大する電力十分に対応するべく既存施設の有効利用を図り計画された。小千谷発電所の隣にあるが、電気的には接続されておらず275kV送電を別系統で送電している。東電の変電所(中東京)を経由して154kVに降圧され、最終的には、武蔵境交流変電所に繋がる。3つの発電所の総出力は約45万kWに達する。

沿革1960年発電機2台で竣工 

所在地 新潟県小千谷市大字上片貝字下タ島13番地1
発電所形式 調整池式
河川名 信濃川水系信濃川
設備容量 230,000kVA 使用水量 常時尖頭220㎥ 最大 220㎥
出力 常時尖頭 193,000kW 最大20,600kW
主水車 立軸単輪単流渦巻型フランシス水車 2台
主発電機 立軸回転界磁三相交流同期発電機 115,000kVA 2台 
出力 16,500V 50Hz 200rpm
主変圧器 Δ-Y結線 一次電圧16,500V 二次電圧287.5-275-262.5kV 50Hz

宮中新取入れ口

宮中新取入れ口 第一スクリーン


第一水路トンネル入り口

分水トンネル 浅河原調整池出口






分水トンネル 浅河原調整池出口


分水トンネル 浅河原調整池出口 裏

第一水路トンネルと第二水路トンネルの境に通じる横坑の場所

浅河原調整池放出路

水路橋

水路橋

新山本調整池

トンネル工法 シールドリングと先端ドリル

新山本調整池

第二水路トンネル 注水口





小千谷第二(新小千谷)発電所 全景

275kV送電線

GIS式変電設備275kV昇圧
参考文献 図2-1-10
「自営電力のあゆみ」(五十年の変遷);2004:東日本旅客鉄道株式会社東京支社電気部給電課

445. JR東日本 小千谷発電所

小千谷発電所
 

小千谷発電所
グーグルマップで表示名がでる
場所:子千谷駅
アプローチ:容易だが駅から離れている
特徴:JR東日本 基幹発電所 国鉄時代の二番目。戦後の水力自営発電所
1946年商工省 周波数統一準備調査委員会は、「我が国の標準周波数として60Hzに統一すべきである」と建議したため、小千谷発電所1~3号機の電気機器は50/60Hz共用の仕様で作製。しかし周波数の全国統一は実行できなかったため4号機以降は50Hz専用仕様となっている。千手発電所の利用水の再利用を図るように水路が設計されている。

沿革1951年発電機2台で竣工 50/60Hz共用
1954年発電機3台になり、山本調整池完成 50/60Hz共用
1962年発電機4台 50Hz専用
1969年発電機5台 50Hz専用

所在地 新潟県小千谷市山本316
発電所形式 調整池式
河川名 信濃川水系信濃川
設備容量 140,000kVA 使用水量 常時尖頭105㎥ 最大 300㎥
出力 常時尖頭 41,200kW 最大123,000kW
主水車 立軸単輪単流渦巻型フランシス水車 5台
主発電機 立軸励磁機直結三相交流同期発電機 28,000kVA 5台 
出力 11,000V 50/60Hz 167/200rpm
主変圧器 Δ-Y結線 一次電圧10,500V 二次電圧161-154-147kV 50/60Hz

千手発電所 連絡送電線154㎸  
小千谷、宮内変電所 給電 66㎸ 2回線    #66kV宮内小千谷線



 
 
小千谷発電所 取入れ口

分水築第二制水門

信濃川制水門

水が枯れている

水路トンネル制水門

水路橋

水路橋

一般公開に参加






1号発電機


50/60Hz共用


励磁機






負極断路器


5台の発電機群

1号発電機 母線開閉器室

変電設備 同期投入用

変電設備 同期投入用

小千谷・宮内変電所方面 154kV降圧66kV変電設備

154kV 昇圧変圧器

154kV 昇圧変圧器

154kV昇圧変圧器中性点に繋がる抵抗器群

小千谷・宮内変電所方面 154kV降圧66kV変電設備

千手発電所の向かう連絡送電線
 

参考文献 図2-1-9
「自営電力のあゆみ」(五十年の変遷);2004:東日本旅客鉄道株式会社東京支社電気部給電課

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