JR東日本・JR北海道 青函トンネル 竜飛き電区分所 停電事故・SN部の切り替え手順不都合(番外)2月9日発生
原因
予想した通り「き電区分所(竜飛定点)」での逆方向移動時におけるSN部の切替手順ミスにより発生
竜飛定点での合同異常時訓練中の停電事故の発生について(JR北海道発表 pdf)
非同期50Hz間切替セクション
参考文献T. IEE Japan, Vol. 108-C, No. 2, '88、pp.127-134
一部引用
本州と北海道を結ぶ津軽海峡線青函トンネルのき電系統は常時は,竜飛き電区分所(異常時は吉岡変電所〉において東北の電源と北海道の電源が突き合わされている。これらの電源は周波数が同期していない。
一方,青函トンネル内の信号設備は新幹線で実績のある電源同期式のATCが採用されることになっている。
電源同期式のATCは,電鉄電源周波数をてい借して搬送波としているので,電源に同期した妨害波に対しては強力な耐妨害特性を有するが,非同期の妨害波は両電源の周波数差が1%程度になると,疑似信号として復調するので,耐妨害特性が低下し安定した受信性能が得られなくなり,列車運行に支障を与えることになる。
非同期の妨害電流は周囲の諸導体すなわちトンネル鉄筋,トロリー,PW,電車スカート,受信コイルなども含んだ系の各部電位電流中の受信器に生じるものである。
この電流を小さくするため,吸い上げ変圧器と電力用同軸ケーブルを設備し,更にレールにレール絶縁と切替スイッチを設け,列車の在線位置と連動して切替スイッチの開閉を行う方法が採用された。このような方法は電気鉄道として初めての試みである。
多導体媒質帰路線路定数の実測 pdf
軽井沢き電区分所も参考のこと(50/60Hz異周波数切替セクション)
240. JR東日本 新軽井沢き電区分所(新幹線・ATき電・同軸き電)ブログリンク
2016年2月15日
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