過去の記事 144. JR東日本 吉川変電所(直流)とその周辺
この時はOFケーブルでTEPCO吉川変電所から地中送電線で給電されていた。JR吉川線1,2号
今回 変電所内機器の全交換を実施するため管路型GISをC-GISに交換して空間確保。その後シリコン整流器、整流用変圧器(このタイプは微量PCBが含まれている絶縁油を使用している可能性大)を交換するのだろう。
2019年8月時点のGoogle Street View |
2024年6月時点のGoogle Street View C-GIS設備が完成している。 |
上空画像 右にC-GISの受電設備が完成して仮設のケーブル工事中のようだ。 新しいトラフが設置されている |
受電:TEPCO吉川変電所 吉川線 66kV 2回線 CVTケーブル
き電:武蔵野線
変成設備:シリコン整流器6,000kW×2
新しく設置されたC-GIS 右から 受電2号盤 受電1号盤 VCT盤(MOF収容) バイパス盤(MOF交換時に無停電作業が可能のするVCT部のバイパス) 整流器2号盤 整流器1号盤 配変盤 東芝インフラシステム社(黒磯、宝積寺等一括発注のようだ) |
受電加圧の表示灯が点いてないので受電はしていない 加圧すると白くなる VCBの表示灯も点灯(赤or緑)していない |
VCT盤の中身 上部に断路器、接地装置があり下部にVCT(MOF)が収容されている |
断路器と接地開閉器が受電1,2号毎に設備されている 東芝の標準品だと断路器と接地開閉器はついてない。多分バイパス回路の組み込みで上部に入れたものと思われる。 |
管路型GISの約68%の面積までC-GISは設備の縮小ができる |
管路型GIS 表側 一番左が受電盤 受電1,2号この下部にCVTケーブルがつながっている 三相一括母線が左から右に貫いている |
裏側 2つの受電盤の次はCVT(MOF)部 |
シリコン整流器への分岐部 VCBが収容 |
2024年 受電1号 断路器の表示は緑(切)の状態 つまりJR吉川線2号から受電中 断路器の表示は緑(切) 断路器を切ると受電側VCBの母線側ESDが連動して接地されるようだ 左上の接地線はEDS(接地断路器の接地側) 右下のESDはOFFの状態 |
2014年 受電1号 断路器の表示は赤(入)の状態 左の梃子式連動装置の梃子の位置とクランク可動部の位置を上記状態と比較 右側のESDはOFFの状態 |
前回確認できなかったシリコン整流器の容量 左の断路器は負極母線断路器 帰線側は8本 |
6,000kW 1997年製 27年経過 武蔵野線開通は1987年なので1回交換 6両から8両への編成変更、運転本数の増加により容量が大きなものに交換された PFCを使った三相ブリッジの古いタイプなので高調波抑制の並列12相方式等に交換 純水冷却か空冷に変更だろう |
2014年当時の帰線接続部ケーブル4本 |
2014年当時帰線上下線で8本の立ち上がり |
2014年当時帰線8本の立ち上がり |
現在の帰線部ケーブル8本 |
帰線 上下線で8本×2の立ち上がり |
2024年 右下に金網で囲まれたレタンのようなものが見えるので帰線がここで集約されて上部に立ち上がっているものと思われる。
シリコン整流器からは4本(実は2本1組に纏められている)の太いき電ケーブルで立ち上がりCTを通り正極母線断路器を経由して各8本のケーブルで変電所内の直流母線につながり直流高速度遮断器を経由してき電線につながる シリコン整流器6,000kWではケーブル8本が通常の本数
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直列リアクトル 右 2台のシリコン整流器の負極母線断路器からケーブル8本×2が入る |
出口側はブスバーで2回路分まとめられて8本しか出てない ケーブルの太さは入力側と同じ |
使われてない変電所奥にあるOFケーブル油槽 2回線分 |
バルブパネルと読めるのでガス圧力式の油槽 |
TEPCO吉川変電所 TEPCO吉川線から66kV 2回線受電
給電端 TEPCO吉川変電所 |
鉄塔から引き下ろされた送電線がJR吉川変電所方とTEPCO吉川変電所方に振り分け。避雷器が付いている。JR吉川線1号側 ケーブル引き出し口の形状が昔と違っておりCVTケーブルに交換されている。またケーブルヘッドの形状も違う
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JR吉川線2号側 |
吉川駅構内の特徴(同様な例は巣鴨駅にもみられる)
駅構内 吉川美南方のエアーセクション標識 変電所が駅近くにあるのでエアーセクションの停車禁止標識が駅構内にある |
セクション外停止位置が停止位置目標と同じ位置にあるので運転に気を遣う |