2014年12月9日

278. JR東海 熱海変電所(新幹線・ATき電)

熱海変電所 


アプローチ:熱海駅 容易だが歩く             
受電:西相模周波数変換変電所(西相模変電所)からの77kV 60Hz架空2回線

伊豆山の土砂崩れで、熱海変電所の検索が増えたので位置関係を明確にした。
崩壊斜面はグーグルマップでは”伊豆山残土集積広場”と表示される
土石流発災現場とJR東海熱海変電所(右上)赤点の関係
発災現場を横切っているのは、TEPCO送電線66kV
JR東海 熱海変電所は77㎸ 60Hzで受電

  本来の造成地は、この崩落部の上に広がっており、舗装道路の末端は、土砂崩れが過去におきていたと判断できる。


                
この土砂崩れ跡は、植生を見ると今回の崩落とは関係ない。先に電柱が見えるのでさらに舗装道路は奥に伸びていた様子がうかがえる
2011年造成時の画像 グーグルアース
谷筋に段々の盛土がある。


き電:東海道新幹線 
特徴:横坑から送電。トンネル内にセクション、電力補償装置(SVC)があったが機能停止された。1991年撤去は2013~2014年 その代わりRPCが設備されている2014~2016年度
熱海変電所 入口 銘板がない
西相模周波数変換変電所からの沼津線分岐熱海変電所受電77kV60Hz
ブロッキングコイルが見える
奥の放熱器はSVC電力補償装置用放熱器撤去は2013~2014年
 左 受電側 断路器 遮断器 母線 計器用変圧器 右 スコット結線変圧器
奥 スコット結線変圧器 77kV降圧30kV 負荷断路器に繋がる。
中性点付なので30kVとなる。 左に中性点接続部Nが見える。
 
スコット結線変圧器なのでM座、T座の記名 それぞれトロリ線TとATき電線F 30kV
負荷断路器につながる。
 
右にAT接続ケーブルヘッド
AT用放熱器
変電所 出力端 所内ケーブルとトンネル引込ケーブル
ブッシングtoブッシング接続
断路器で切離し可能な避雷器に接続
泉越横穴からき電ケーブル引込
横穴部 き電ケーブルが引き込まれている。

参考文献(順不同)

吉田孝登志:東海道新幹線電源増強工事完成
鉄道界;1996,Vol.37,No.1,pp.23-41

持永芳文:三巻線スコット結線変圧器による新幹線ATき電用変電所の絶縁低減
電学論D; 1990,Vol.110-D,No.5,pp.570-579

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