さて、宇都宮以南のJR東日本変電所がTEPCO電源に切り替わって久しい。その後 宇都宮以北のJR東日本変電所電源も随時TEPCO電源に切り替わり始めている。
1329. JR東日本 宇都宮以北の直流変電所
受電源の思考実験(TEPCO受電)一部最新情報に書き換え
最初は西那須野変電所がTEPCO電源に切り替わった。その後Webを追うと情報は断片的に入ってきているが最近は音沙汰無し。 そこで梅雨に入る前に調査することにした。
1328. JR東日本 西那須野変電所 TEPCO電源に切替済 2023年Google street viewで調査
1638. JR東日本 宝積寺変電所 TEPCO受電開始直前と烏山線増強線、喜連川線との接続点
栃那線No.101鉄塔l
1640. JR東日本 蒲須坂変電所 TEPCO受電は、まだ先と栃那線No.90鉄塔
1642. JR東日本 黒磯変電所 TEPCO受電中
矢板変電所
330. JR東日本 矢板変電所(直流) 小山⇔黒磯間のJR送電線に繋がる変電所
2015年訪問
|
TEPCO矢板変電所からJR東日本 矢板変電所まで 地中送電線管路 薄緑色 |
JR東日本 自営送電線154㎸受電変電所 そのほか自営送電線154㎸受電変電所は、武蔵境交流変電所、新宿変電所、岡部交流変電所がき電用直流変電所を併設している。TEPCO受電は蕨交流変電所のみ。浜松町交流変電所は自営送電線154㎸受電で66,22㎸の降圧変電所の役目を持っているが
き電用変電所(直流)は併設されていない。
高い塀に囲まれていて内部を伺い知ることはできない。工事の状況からまだTEPCO矢板変電所から地中送電線は敷設されていない。またJR東日本 矢板変電所にはC-GIS化された受電盤(小金井、雀宮、宝積寺、蒲須坂、西那須野)は、運ばれてきていない。理由は後述
|
154㎸ 自営送電線受電部
|
|
内部は鉄板が引き詰められていて重機の移動がある
|
|
線路をまたいで道路側から俯瞰 新しくケーブルヘッドを置く鉄構が建植、次の架台は断路器用 TEPCO矢板変電所からの地中送電線が立ち上がる これは同じものが横にもうひと組み置かれる。 もう一組目は66㎸近接作業となるので停電作業後実施 新しいVCB(真空遮断器)2台が据え付け終わり
この番号に注目910,920
|
|
VCB 910,920 C-GIS盤の内部に遮断器は収容されていたが、矢板では屋外に設置
|
どうやら矢板変電所にはC-GIS受電盤(東芝製・小金井、雀宮、宝積寺、蒲須坂、西那須野)は置かず既存の設備を利用するようだ。TEPCO受電では電力量を測るMOF(VCT)が置かれるが、既に矢板変電所には154㎸降圧66㎸の66㎸側MOFが置かれているので、これを利用するようだ。そのためC-GIS型の受電盤の受電表示の下の910,920 VCBが屋外に設置されている。
|
|
ケーブルヘッドが据え付けられるように架台に穴が開いている
|
|
VCB(紫色表示)の後にも断路器の架台(青色表示)が2台据え付けられる。
上の部分が現在の変電所母線に該当 MOF(VCT)を経由して所内母線につながる
右 遮断器、断路器を経たTEPCO電源はここで母線化(赤色表示)されて左オレンジキャップMOF(VCT・黄色表示)に繋がる。MOFから所内母線は、変成設備につながり黒磯方、宝積寺方の断路器、遮断器、断路器、GPTは撤去される。
|
|
この空いた部分にTEPCO矢板変電所からの66㎸2回線のケーブルヘッドが立ち上がる 右の空間には現在 VCB 910,920が2台設備されている。
|
|
変電所構内 この部分に線路を潜って推進工法で掘られた管路が通過しているはず
|
|
奥 カラーコーン 白のコンクリの部分が怪しい
|
|
道路側 TEPCO矢板変電所からの地中送電線径路 ここから変電所側に推進工法で管路敷設
|
|
変電所内コンクリ部分から先に示したケーブルヘッドまでトラフが敷設されている。
|
|
よく見ると左側にあった母線用避雷器と断路器が取り外されている
|
|
昔避雷器が設備されていた架台部 右と新しく架台 左下 が設置されている
宝積寺変電所では避雷器がポリマー碍管タイプの避雷器に交換されていたので、ここも交換されるのだろうか
|
|
下の架台はGPTが母線に取り付けられるようだ 上部ラインポストの電線は外されている
|
|
工事前 同部分 避雷器と断路器があった
|
|
横から見る 過去の状態
|