黒磯変電所
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黒磯駅構内直流化完成記念碑 平成30年(2018)1月2日 直流化工事完成 平成30年(2018)5月 吉日建立 |
黒磯をテーマとして追ったのは初回は2015年が始まりであった。その後 黒磯構内の交直デッドセクションが、高久方に移転する過程で、いろいろ黒磯詣でをしたが最終の記事が2019年、それから2年を経過した現状を確認してきたので報告する。
1.構内配線の変更は、まだ開始されていない
2.工事中であった変成設備が運用されている
3.直流き電線の番号が整理されてきている
4.仮設の変成設備と交換したSL(直列リアクトル)がまだ変電所内に残置されている
5.鳥獣防止き電線の試験運用?
まず1から
1.構内配線
交通新聞によると連動装置を電子連動装置に更新し、総進路数も177から89と約50%縮小させるとのこと単線時代の進路数が182あったことからすると大幅なポイントの撤去が行われることとなる。 ちなみにポイント数を数えてみたところ177個も無い。これは一つのポイントで二方向の進入を数えているからである。架線電源切換器は現在の交直切換断路器に相当 数は変わっていない。
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1959年当時の構内設備一覧 |
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西那須野方 変化無し
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直流機ヤードも変化無し
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交流で機器機関車ヤード付近も変化無し
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枕木で車止めがあった場所が設備更新
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一部線路が外されている
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東北本線 上り方 高久方から一直線 交流機ヤードも変化無し |
2. 変成設備の交換は、終了
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変成設備2 ブロック建屋に収容された整流用変圧器とシリコン整流器が交換
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電力沪波器と直列リアクトルを交換
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交換後 ブロック建屋は撤去され新しい変成設備が設置されている 鉄板が敷き詰められているが、変成設備をコロ曳きした際の地盤強化のため 中央下には、仮設変成設備が残っている
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交換された新しい変成設備 中央奥
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直列リアクトルと新設されたレタン 負極母線断路器が見える
右 旧SL |
3.直流き電線の整理と附番
東北本線 下り方 変電所母線に繋がる系列下に引き下し 上り方き電線は通過
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左 23H=高架下電留線 直流 1条 11H=東北本線下り方 直流 2条 構内21H=1,2,3番線 直流 2条 |
東北本線 上り方 変電所母線に繋がる系列下に引き下し
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構内22H=? 構内44=4.5,5,7,8番線 直流 構内45=中線(機廻し線) |
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21Hは1,2,3番線き電 東北本線下り11Hとはエアーセクションで分離
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構内45は、中線(機廻し線)き電 |
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構内44は、4,5,6,7番線き電 東北本線上り12Hとエアーセクションで分離 構内22は、多分 直流機のヤード用 |
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構内44が西那須野方エアーセクションまで伸びて12Hと交代 |
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西那須野方 構内21Hと東北本線西那須野SS方 11H(下り)と12H(上り) |
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構内44のとなりに構内46が出現する この46は変電所に繋がっていない |
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左 3番線 構内21Hでき電 右 中線 構内45でき電 |
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構内23は、新幹線高架下電留線にき電 |
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構内44は、4,5,6,7番線にき電 |
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構内44は、4,5,6,7番線にき電 |
4. 仮設変成設備と旧SL(直流リアクトル)はまだ残置
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仮設変成設備は、まだ残置
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帰線はレタン接続 旧SLはまだ残置 電力沪波器FLがあった場所に新しいSLを設置
FLが無いが、最近の変成設備は、巻き線の組み合わせとブリッジ整流の組み合わせで高調波が発生しない構成を取る(二重ブリッジ)
5.鳥獣害対策き電線?
| 構内23き電線に装着 |
| 構内23き電線に装着 |
| 拡大 端に細線が添線されているだけ |
| 構内45き電線にも装着 |
その他
| 西那須野方から伸びるき電線 12Hと11H間をギャロッピング防止するスペーサー 過去の作品 鉄部は錆が浮き出ている |
インピーダンスボンドの世界
| 高久方の帰線ボンド |
| 変電所側のレタンから繋がる構内インピーダンスボンド中性点に繋がる帰線 上り線対応 |
| 中性点から5箇所にクロスボンド用に分岐 反対側から観察 |
| 変電所側のレタンから繋がる構内インピーダンスボンド中性点に繋がる帰線 下り線対応 |
| 中性点に4本繋がっている 口径も太い |
| 各所のインピーダンスにクロスボンドされる帰線 2方向 |
| 各所のインピーダンスにクロスボンドされる帰線 2方向 |
| 各所のインピーダンスにクロスボンドされる帰線 1方向 |
おまけ
過去記事
過去記事 2015/8/16
2017/06/16
2017/07/20
2017/12/06
2017/12/25
2019/1/1
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