2021年10月31日

1158.  東武鉄道 古変電所建物群

 古変電所建物

1.館林変電所跡

アプローチ:館林駅 容易

き電線引き出し口の部分


き電線引き出し口の部分

き電線引き出し口の部分の対向部には門型鉄構
昔は、使われていたのだろう







2.春日部変電所跡
 
アプローチ:春日部駅 容易
この部分も館林変電所と意匠は同じようだ。


き電線引き出し口

館林変電所とこの部分は意匠が同じようだ




3.新古河変電所(現役稼働中)
 
アプローチ:新古河駅



こちらは、館林、春日部の流れをくむ意匠で、建物自体があたらしい




2021年10月30日

1157. 鉄道建設・運輸施設整備支援機構 軌間変換装置試験線 新在接続線

 軌間変換装置試験線 新在接続線

これもGoogle Street Viewでの調査





 
 JR東日本で見られる25㎸-20㎸デッドセクションより長い。またアークホーンが異なる

福島駅構内
山形新幹線 右25kV  左20kV 異電圧デッドセクション

盛岡駅
奥 AT20kV(秋田新幹線・田沢湖線側)―AT25kV(東北新幹線側)とのデッドセクション
手前 AT20kV(秋田新幹線・田沢湖線側)―BT20kV(東北本線・盛岡駅構内)のデッドセクション

中小国き電区分所
デッドセクション 奥 25kV 手前 20kV
架線柱上部のき電線 20kV側(青森) AF(ATき電線)とTF(トロリ線き電線)

木古内き電区分所

デッドセクション 左 25kV 右 20kV

 
鹿児島本線 き電区分ポスト 上下線にある。試験線20㎸側での事故時 八代変電所方を限定区分で切り離す役割、八代駅より南は運行可能、この き電区分ポストと熊本側松橋き電区分所間で停電


   
道床にトゲトゲ 新幹線管理区域内侵入防止対策


   
新幹線側のき電と試験線のき電の区分点 交流セクションインシュレーター(新幹線用)

   
き電区分点間を繋ぐ補助き電区分所のようなもの 電柱にはFGT受と記載



2021年10月29日

1156. 東武鉄道 野田線 塚田変電所 野田線complete、東武鉄道 全線complete 

 塚田変電所

 

アプローチ:塚田駅 容易 
受電:花見川変電所発TEPCO船橋線No.22分岐TEPCO東武塚田線 66㎸ 2回線受電 
き電:野田線 Zセクション
変成設備:不明 全屋内式
高配設備:不明 全屋内式


66㎸ 2回線受電


受電最終鉄構 断路器

C-GIS盤で直接受電 
天井にブッシングがついているのは、JR東日本の千葉方面で多く見かける


き電線引き出し部

左から 六実方上下、Zセクション、船橋方上下 但し上下一括き電

この真ん中のZセクションがどこから引いているか不明

奥の鉄構部分ではZセクションき電線が消えている

手前 船橋方架線柱 き電線上下 但し上下一括き電

変電所き電線引き出し口 奥 船橋方 手前 六実方
Zセクション終端

変電所 手前六実方 表示 Zセクション

六実方面
インピーダンスボンド中性点に繋がる帰線

船橋方面
インピーダンスボンド中性点に繋がる帰線

六実方にZセクションがある

Zセクション 六実方終端 
右架線柱 両端2条き電線は六実方上下 中心1条き電線はZセクション

参考資料
渡部 洋平;鉄道事業者の電車線路設備:鉄道と電気技術,Vol.32,No.3,pp51-55,2021
関根 利文;東武鉄道の本線電力管理システム:鉄道と電気技術,Vol.22,No.2,pp.17-22,2011
千徳 通利;現場だより 東武鉄道 杉戸電気管理所:鉄道と電気技術,Vol.21,No.7,pp.71-74,2010
東武鉄道(株)電気部電力課;電力設備の概要:鉄道ピクトリアル,Vol.58,No.1(臨増),No.1,pp106-109,2008
東武鉄道(株)電気部電力課;電力設備の概要:鉄道ピクトリアル,Vol.68,No.8(臨増),pp94-97,2018

2021年10月28日

1155. JR貨物 鳥栖貨物ターミナル 着発線荷役方式(E&S方式)の実態(BTき電区間)

 貨物ターミナル 着発線荷役方式(E&S方式)については秋田貨物駅で実物を見ていたが、九州地方の変電施設をGoogle My Mapにプロットしていて判りやすかったので記事にする。

Wikipedia 引用

以下部分引用

 着発線荷役方式(ちゃくはつせんにやくほうしき)とは、貨物列車が発着する本線路(着発線)部分にコンテナホームを設けてコンテナの荷役作業を行う方式である。E&S(イー アンド エス、「Effective & Speedy Container Handling System」の略)方式ともいう。当初は電化区間の駅で採用されたことから、「架線下荷役」(かせんかにやく)とも呼ばれた。

 架線に接触する恐れのある着発線ではフォークリフト・トップリフターなどでの荷役ができないため、着発線に到着した貨車をディーゼル機関車などの入換機関車で架線のない荷役線まで移動させて荷役作業を行い、荷役完了後に再び着発線へ戻し、本線牽引の機関車に連結する必要があった。しかし、従来の方法では車扱貨物の場合と同様の入換作業を必要とし、貨車が到着してから荷役作業を行うまでの時間や荷役作業が終了してから貨車が出発するまでの時間が長くなってしまう。

 そこで入換作業の効率化によるリードタイム短縮やコスト削減のため導入されたのがこの E&S 方式であり、中間駅においては荷役のための停車時間が最大約3時間短縮された。

 着発線は操作により架線への送電を停止でき、非通電状態で架線を傷つけない E&S 方式対応のフォークリフトやトップリフターにより荷役を行う。架線の通電が停止すると架線柱などに取り付けられたランプが点滅し、荷役ができることを知らせるようになっている。

引用終わり

904. 東北巡検その三 JR東日本 秋田泉き電区分所 JR貨物 秋田貨物駅(ATき電)


田代補助き電区分所は、鳥栖貨物ターミナルのために設けられたようだ。

負荷断路器については以下を参照
95. JR九州 ナメクジによる停電 負荷断路器に侵入 負荷断路器百態(負荷断路器とは)
例 電留線用 接地極付き断路器  右側トロリ線が接地されている

画像 中心の上方 ターミナルに入出線にあるセクションインシュレーター


ターミナルに入出線にあるセクションインシュレーター


左 田代補助き電区分所 右 発着線セクションインシュレーター3か所


田代補助き電区分所
複線 左から2回路 各負荷断路器で区分 定位は「閉」 構内方2回路
一番右 貨物ターミナルき電 2台の負荷断路器で上下線どちらから き電を選べる
定位は下り線「閉」


発着線セクションインシュレーター3か所
ターミナル内 荷役時 左側トロリ線接地状態となる。
パンオーバーで電気機関車が誤進入しても即時停電


赤で囲んだ部分 発着線荷役方式の部分 荷役時き電停止、トロリ線は接地側に切り替わる


発着線荷役方式の要 接地回路付き断路器 手前2線は同一の断路器で管理
奥1線は 別の断路器で管理 そのため緑で囲んだ接地回路付き断路器は2台しかない
赤 セクションインシュレーターでき電区分(断路器切替で き電と接地の境となる)

貨物ターミナルから鳥栖方の入出線にセクションインシュレーター

貨物ターミナルから鳥栖方の入出線にセクションインシュレーター


2021年10月27日

1154. 東武鉄道 野田線 六実変電所

 六実変電所

 

アプローチ:六実駅 容易 
受電:TEPCO金作線No.1分岐六実線No.6 66㎸ 1回線 
き電:野田線 
変成設備: シリコン整流器2台
高配設備:有

変電所銘板が無い


六実線No.6鉄塔 東武六実

碍子部ブッシング 66㎸ 1回線受電

受電盤C-GIS化

変電所建屋

シリコン整流器は2台

整流用変圧器はケーブル受電、その奥の高配変圧器もケーブル受電

線路側から見た変成設備(整流用変圧器とバスダクトで繋がるシリコン整流器)


直列リアクトル(SL)

多極断路器 こんな多極は見たことが無い

帰線用インピーダンスボンド中性点に繋がる帰線
新柏方面


帰線用インピーダンスボンド中性点に繋がる帰線
塚田方面


変電所から引き出されれるき電線
左 六実方 右 塚田方

延長き電用断路器


変電所方から見たき電線引き出し部
変電所直下はZセクション部
左右にき電線4本(Zセクション用2本+上下線2本)
左 六実方 右 塚田方 上下一括き電(き電線にジャンパ)

線路方から見たき電線引き出し部
変電所直下はZセクション部
左右にき電線4本(Zセクション用2本+上下線2本)


踏み切り方から見たき電線引き出し部 奥六実方
変電所直下はZセクション部
左右にき電線4本(Zセクション用2本+上下線2本)

Zセクション終端 塚田方面

Zセクション終端 新柏方面

参考資料
渡部 洋平;鉄道事業者の電車線路設備:鉄道と電気技術,Vol.32,No.3,pp51-55,2021
関根 利文;東武鉄道の本線電力管理システム:鉄道と電気技術,Vol.22,No.2,pp.17-22,2011
千徳 通利;現場だより 東武鉄道 杉戸電気管理所:鉄道と電気技術,Vol.21,No.7,pp.71-74,2010
東武鉄道(株)電気部電力課;電力設備の概要:鉄道ピクトリアル,Vol.58,No.1(臨増),No.1,pp106-109,2008
東武鉄道(株)電気部電力課;電力設備の概要:鉄道ピクトリアル,Vol.68,No.8(臨増),pp94-97,2018

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