2023年1月27日

1282. 東北巡検04 青い森鉄道 三沢変電所

 三沢変電所

 

アプローチ:三沢駅 
受電:東北電力 六戸SS⇒古間木SS間 古間木線(182A)分岐三沢線(182B)
き電範囲:乙供SP―三沢SS-陸奥市川SP(乙供SPは、三沢側末端タイき電261遮断器投入)

JR東日本のまま シール未貼付


三沢SS全体像 敷地全体を使ったゆったりとした配置

東北電力 六戸SS⇒古間木SS間 古間木線(182A)分岐三沢線(182B)
66㎸1回線受電

JR三沢支線(古間木線からの分岐のため)

右から受電、断路器、遮断器をへてMOF、奥に避雷器、右手前 高配変圧器

高配変圧器66㎸降圧6.6㎸ 裏に受電用断路器、遮断器

受電母線 手前避雷器 右 高配変圧器 左にスコット結線変圧器


スコット結線変圧器 右 受電母線から断路器、避雷器を経て一次側へ
左 き電母線二次側 スコット結線変圧器の裏に力率改善用リアクトルとコンデンサ


き電母線 右 スコット結線変圧器二次側
分岐して スコット結線変圧器の裏 力率改善用リアクトルとコンデンサ

力率改善用リアクトルとコンデンサ、放電コイルは別置き


力率改善用リアクトルとコンデンサ、
右 CT、次リアクトル、放電コイル、コンデンサの順 T座、M座

き電母線

直列コンデンサ M座用




T座側 直列コンデンサ保護回路
左の断路器 コンデンサ投入切替断路器

き電母線
左 き電用断路器 右に 直列コンデンサとスコット結線変圧器

き電用遮断器、断路器群 Rが付いてる横向きなのはタイき電用断路器

別角度 真ん中2つの断路器は、タイき電用断路器
VT、避雷器をへてトロリ線へ繋がる

次変電所 剣吉SS方 き電線引出 き電区分所は陸奥市川SP

次変電所 三沢SS方 き電線引出 き電区分所は乙供SP


三沢方面 デッドセクション部は、奥
変電所は 右

野辺地方面へ伸びるき電線 デッドセクション部は、奥

き電線引出状態 右にデッドセクション部があるが時間切れ、観察できず


東日本旅客鉄道株式会社のまま





2023年1月26日

1281. JR北海道 函館本線 小樽-手稲間(運休) 停電 銭函変電所停止

 函館本線 小樽-手稲間(運休) 停電 銭函変電所停止

おゆりん@鉄印帳マイスターのTwitterを見て作成

 この地区を地図上で確認すると小樽-銭函変電所間は海沿いを沿って線路が伸びる。銭函変電所の小樽寄りで、内陸に入り込んでくる。

小樽駅

朝里補助き電区分所

銭函変電所

稲積き電区分所

琴似変電所

 小樽-銭函変電所間には朝里補助き電区分所があり限定き電区分ができる構造である。

 停電の原因は、高波による塩害で閃絡がたびたびトロリ線ブラケット間で起きたため、変電所の地絡継電器が働いたもと判断できる。再開路で再送電が行われても閃絡が度々おこるので銭函変電所を運転停止にした模様。


1215.  東北・北海道巡検36 JR北海道 函館本線 朝里補助き電区分所(BTき電)小樽方最後の電化設備 函館本線Complite

朝里補助き電区分所から銭函変電所間 海沿いを線路が通る

 さて、この銭函変電所。小樽駅-銭函変電所-稲積き電区分所を き電しているのだが、銭函変電所が落ちると、専用線で き電している札幌運転所の定位き電も落ちる。

1214.  東北・北海道巡検35 JR北海道 函館本線 銭函変電所(BTき電)

 そのため運転所が機能できるように、稲積き電区分所の電源に切り替えて運用できるようになっている。

1213.  東北・北海道巡検34 JR北海道 函館本線 札幌運転所の工夫(BTき電)

下り線にも同様な き電区分ポストがある

稲積き電区分所延長き電


JR北海道発表

【1/26の列車運行状況】
・函館線 手稲~江別間:列車本数を間引いて運転
  対応:稲積き電区分所の小樽方(札幌運転所付近まで)琴似変電所からの延長き電

【1/26 運転見合わせ】
・函館線 小樽~手稲駅間:始発から12時頃まで
  対応:銭函変電所-小樽間のブラケット碍子洗浄を行う

2023年01月26日 16時32分現在
【雪による列車への影響について】
本日(1/26)、降雪及び低温の影響による列車の運行状況は以下の通りです。

【1/26運転再開】
各方面、一部間引きにより運行しています。
・函館線 小樽~手稲駅間:15時頃から


2023年1月22日

1280. JR東海 東海道新幹線 こだま714A 停止場所

テレ朝newsから引用

「電気の通り道」外れる「地絡」が原因の可能性

 JR東海によりますと、東海道新幹線は上りの「こだま714号」が新横浜駅と小田原駅の間で停止し、車両点検が行われました。  
 最大で上りは京都駅と東京駅の間、下りは東京駅と静岡駅の間で2時間ほど運転を見合わせました。  
 新幹線の車両は、架線からパンタグラフを通じて電気が供給されています。 しかし「こだま714号」では「電気の通り道」以外のところを通って地面に電気が流れてしまう「地絡」と呼ばれる現象が起きた可能性があるということです。  
 このため、新幹線の架線に電気を送る変電所で異変が感知され、安全性を確保するために自動的に送電が止まったとみられていて、JR東海は詳しい原因を調べています。

引用終わり

 akedon@さんの画像から場所を割り出す。

https://twitter.com/Zd9dQRRZ7qmKsgq/status/1617012829399449600?s=20&t=eNQ2OrFDzDZEuwJWqUqU4w


奥に写っているのは、平塚市相模小学校 左下 平塚変電所


この場所は、平塚変電所の中セクション区間にあたるこの場所
 
 

写っている電柱にカメラと異電源注意の表示 上部のき電線は新横浜方トロリフィーダー線TF

 車両は、N700系と思われる。5号車と12号車にパンタグラフ、高圧引き通し線のケーブルヘッドは、編成中間の1箇所(8-9号車)のみの設置に削減され、他の車両間では直ジョイントによる接続となっている。
 5号車パンタグラフから繋がる8,9号車の高圧引き通しケーブルブッシング部対向するブッシング間の引き通し銅ケーブルが切断されている。12号車のパンタグラフが使用停止となっているので9-12号車の高圧引き通しケーブルの絶縁不良が原因か? 
Prism@lisnさんのTwitter参照

場所の割り出し方
 akedon@さんの画像から上部に異電源が流れていること確認。異電源は、中セクション(SN)のき電線、もしくは中セクションを越えるトロリー線から引き出されたTFが該当。架線柱をよく観察すると異電源のき電線は1本なのでTF確定。新横浜と小田原間で上部に異電源が流れている場所は、変電所か き電区分所が該当。NHKの上空画像も参考。

JR東海 鴨宮変電所 高架部だが周辺の景色が違う
275. JR東海 鴨宮変電所(新幹線・ATき電)
JR東海 大磯き電区分所 周辺に山が見えるので違う
JR東海 平塚変電所 StreetViewで確認しながら電柱を特定、奥に建築足場が見えるので確定
JR東海 戸塚き電区分所 周辺が掘削部なので違う
JR東海 新横浜変電所 周辺が掘削部なので違う

2023年1月21日

1279. JR東日本 秋田新幹線 倒木 停電 1/20 原因推定

 秋田新幹線 倒木 停電 1/20 原因推定

読売新聞オンライン

体震わせ「早く暖かい場所へ」…緊急停車した秋田新幹線の乗客、暗い車内で2時間

記事引用

 20日午後9時半ごろ、JR田沢湖線の盛岡―神代(秋田県仙北市)間で停電が発生し、同じ線路を走る秋田新幹線が盛岡―角館(同)間で運転を見合わせた。JR東日本によると、停電は、倒木が電線に接触した影響とみられる。21日未明に復旧し、秋田新幹線は始発から運転を再開した。

引用終わり

朝日新聞デジタル

秋田新幹線、停電で真っ暗な車内に乗客1時間 21日始発から再開

記事引用

 JR東日本秋田支社によると、停電は雫石―赤渕駅間での倒木の影響とみられ、秋田県内では上下線計3本の秋田新幹線が区間運休した。

引用終わり

この間のき電系統は、盛岡側(定位)末端ATとして盛岡変電所のATを運用

定位き電方向 ATP(Auto-transformer Post)には、き電区分設備はない。あるのは補助き電区分所とき電区分所、変電所である。

盛岡変電所(末端ATとして運用)
補助き電区分所は、事故時のき電区分、誘導障害、電圧保持のために設けられている。
赤渕補助き電区分所 エア―セクション いかにも倒木がありそうな感じ
赤渕補助き電区分所から約470m盛岡寄り
赤渕補助き電区分所とエア―セクションの位置
 ↑
大地沢ATP
 ↑
田沢湖ATP
https://goo.gl/maps/Fqpa1k9UsDpxy9oD8
 ↓
大曲き電区分所
911. 東北巡検その六 JR東日本 大曲き電区分所(ATき電)

 当初の停電区間 盛岡-神代間で停電となっているが、倒木で田沢湖変電所が落ちたと判断できる。その後の調査で、角館-大曲間が問題ないとの判断で、田沢湖変電所 角館方 送電で角館-大曲間は運行ができた。
 
 赤渕駅緊急停車の新幹線は、赤渕補助き電区分所のエア―セクションより盛岡側で倒木があれば、そばに赤渕補助き電区分所があるので、ここの遮断器を開路にすれば、田沢湖変電所からの き電で車内補機電源は確保できたはずであるが、停電と言うことで、倒木は、赤渕補助き電区分所のエア―セクションと赤渕補助き電区分所間で起きたものと推定できる。(約470m離れている)エア―セクションをもし通過して盛岡側に列車がいれば、盛岡変電所(定位解除)からの送電で盛岡までは運行できたはずである。
 赤渕駅は、新幹線の交換駅となっており新幹線の有効長は確保できるがホーム長は無い。

あくまで個人の推定です。

2023年1月20日

1278. 東北巡検03 青い森鉄道 乙供き電区分所

 乙供き電区分所

 
アプローチ:乙供駅 容易だがき電区分所の周りが水路のため内部確認困難 
き電区分:野辺地SS-乙供SP-三沢SS

シールのしたはJR東日本


延長き電用断路器とその後遮断器

延長き電用断路器の後ろに加圧状態でタイき電できるタイき電用遮断器(261)
三沢SS方多分閉路

55、56Rはタイき電用断路器(停電作業必要)

き電線引出状況
VT、避雷器をへてトロリ線に繋がる

野辺地、三沢交互配置 こちらは三沢方

野辺地、三沢交互配置 こちらは野辺地方

デッドセクションは左右に分離  

青森方面 デッドセクション

三沢方面デッドセクション

デッドセクション部 拡大




2023年1月16日

1277. 東北巡検02 青い森鉄道 野辺地変電所

 野辺地変電所

 
アプローチ:野辺地駅 
受電:東北電力 171C線(野辺地線) 東北電力野辺地変電所からの専用線
き電範囲:浅虫SP-野辺地SS-乙供SP

やはり、シールの下はJR東日本のようだ


この看板は直ってない

東北電力 171C線(野辺地線) 東北電力野辺地変電所からの専用線 
東北電力 171B線(平内線)と共架 この鉄塔で分離


青い森鉄道 野辺地線

66㎸ 1回線受電 受電鉄構の下は断路器

断路器を経て遮断器(左)

東北電力 MOF 上の架空線は所内受電母線

所内受電母線に繋がる避雷器

スコット結線変圧器

スコット結線変圧器

所内受電母線から分岐する高配用変圧器 66㎸降圧6.6㎸

き電母線T座、M座から分岐する力率改善用リアクトルとコンデンサ、放電コイル別置き
母線側にCTが噛んでいる

き電母線T座、M座から分岐する力率改善用リアクトルとコンデンサ
母線側にCTが噛んでいる
右から来る線はスコット結線変圧器の二次側

直列コンデンサへの配線
正面断路器でコンデンサ投入を決める


直列コンデンサと保護回路

直列コンデンサを経てM座、T座方面別き電に分離
正面 右は所内変圧器

右 断路器を経て き電用遮断器そしてまた断路器

左から遮断器、断路器。次の断路器は、タイき電用断路器 奥にも同様な断路器
VT、避雷器をへてトロリ線に繋がる

左 青森SS方 右 三沢SS方 途中き電区分所を経る

整然と並んだき電回路 61、62Rはタイき電用断路器(SSを経由しない)
野辺地変電所が落ちたとき、青森SS、三沢SSからの延長き電突合せ対応

線路側引出 デッドセクションは、三沢方

上下線とも同じ個所にあるデッドセクション

別角度 上下線とも同じ個所にあるデッドセクション





おまけ 野辺地駅
右から大湊線が合流 踏切から遠望
JR東日本の路線と一切接続しない完全な飛び地路線
野辺地駅構内

大湊線 DC 1両 キハ100形




1360. 東京地下鉄 銀座線 浅草変電所(仮称)と花川戸機器棟(仮称)運用まじか

1360. 東京地下鉄 銀座線 浅草変電所(仮称)と花川戸機器棟(仮称)運用まじか

 過去に記事にした東京地下鉄 銀座線 浅草変電所(仮称)と花川戸機器棟完工まじかとの情報を得たので見学 1122. 東京地下鉄 銀座線 浅草変電所(仮称)と花川戸機器棟(仮称)  着工 2019/06/19 完成 2022/09/30の予定であった...

人気の投稿