2018年11月7日

844. JR東日本 架空送電線 経路 一覧

JR東日本 架空送電線 経路 一覧(関東地方以北)

JR架空送電線網 275㎸,154kV,66kV,33kV,77kV(JR東海)

    国鉄時代から自営架空送電線網を持っていた。現存しているJR東日本の架空送電線網の鉄塔位置を地図上にUpした。JR東日本 新小千谷変電所からTEPCO 中東京幹線(山線)への出迎え送電線をプロットした。随時修正中(TEPCO電源化されている路線)

    具体的には、電鉄系 発電所・変電所・き電区分所・補助き電区分所・変圧ポスト・防災トンネル断路器(TDS)のグーグルマイマップにプロットを行った。約3,000Pointを記入したので、手が腱鞘炎になった。

電鉄系変電所・発電所と東電 電鉄接続変電所 ブログリンク

新小千谷発電所→TEPCO中東京幹線(山線) 
田子倉発電所→信濃川発電所間 接続点
275kV 2回線


 
 岡部交流変電所→武蔵境交流変電所間  
TEPCO中東京変電所 接続点 154kV 中東京変電所で275kV降圧154kVされて接続



小千谷発電所→千手発電所 連絡送電線 154kV 2回線
千手発電所→武蔵境交流変電所 154kV 2回線
途中 上長崎、時沢、上久保の開閉所跡を経由 
また六日町交流変電所、桃野開閉所、岡部交流変電所経由

 谷川岳の山越えの部分(清水峠)は、送電鉄塔が回線別にA,B線の呼び名で変化している。
これは豪雪地帯のため事故時の対応として回線を分割して敷設することで自由度を上げている。

 A線、B線の呼称は、この清水峠部分が有名であるが、実は今回調査したら、六日町の山越え部分(八箇峠)もA,B線に分割されていることが判明した。

小千谷発電所→宮内変電所 66kV  2回線 途中小千谷変電所1回線分岐

小千谷発電所→六日町交流変電所 66kV 1回線 途中 越後川口、浦佐変電所経由
コンクリート柱での敷設なので、非常に柱の位置特定が難しい、それも1回線
途中小出変電所への分岐もあったが小出変電所はき電区分所化された。

六日町交流変電所→湯沢変電所 66kV 1回線 途中 塩沢変電所経由
コンクリート柱での敷設なので、非常に柱の位置特定が難しい、それも1回線

湯沢変電所→土樽変電所 66kV 2回線

武蔵境交流変電所⇔新鶴見交流変電所 154kV 2回線

武蔵境交流変電所⇔蕨交流変電所 66kV 2回線 途中戸田開閉所経由

武蔵境交流変電所→酒折変電所 66kV 2回線 
   途中八王子、高尾、上野原、梁川、大月、笹子、勝沼、山梨市変電所経由
   この送電線は、JR分割前は、市川大門変電所まで伸びていたがJR分割後1999年にJR東海側が撤去された。

金町変電所→小岩変電所 66kV 2回線

新鶴見交流変電所→大船変電所 66kV 2回線 途中小机分岐

大船変電所→田浦変電所 66kV 2回線 途中逗子分岐

新松戸変電所→北小金変電所 66kV 2回線

二宮変電所→来宮変電所 66kV 2回線 途中小田原、根府川、湯河原経由
 この送電線はJR分割前、三島以南(原まで)に伸びていたがJR分割後 JR東海側が撤去された。そのため送電線が直角に分断されている。また大船・二宮間もJR送電線でつながっていたが、この間はTPCOの送電線となった。
酒匂川を越える部分でJR東海の77kV60Hz 送電線と共架

小山変電所→黒磯変電所 66kV 2回線 
途中小金井、雀宮、宇都宮、宝積寺、浦須坂、矢板、西那須野経由
途中の矢板変電所でTEPCO154kV降圧66kVが繋がる
雀宮、小金井、宇都宮変電所は、TEPCO電源に切替になっている。

宝積寺変電所⇔黒磯変変電所
宝積寺、浦須坂、矢板変電所(TEPCO154kV受電)、西那須野、黒磯
宝積寺←矢板変電所 66kV 1回線 矢板変電所→黒磯変電所 66kV 2回線(但し西那須野は1回線T分岐)
西那須野変電所は、TEPCO電源切替になった。

籠原変電所→吹上変電所 66kV 1回線途中地中ケーブル化

鉄道情報システム株式会社変電所→鉄道総合技術研究所変電所 66kV  1回線
(これとは別に、地中送電線が架空送電線の下に埋設されている)

特殊例 内房線

佐貫町変電所→大貫変電所 33kV 1回線 昔の整流ポストへの送電

佐貫町変電所→竹岡変電所 33kV 1回線 昔の整流ポストへの送電

羽越本線 勝木駅⇒府屋駅間 八幡山トンネル AFき電線20kV1回線山越え(トンネル内ケーブル化工事中)

おまけ 77kV 60Hz送電 東海道新幹線

相模周波数変換変電所→平塚変電所 
相模周波数変換変電所→鴨宮変電所
相模周波数変換変電所→沼津変電所(周波数変換変電所)途中分岐 熱海変電所
岩淵変電所→沼津変電所(周波数変換変電所)




自営電力供給範囲
東京電気システム開発工事事務所 ホームページより引用
主要プロジェクト ― エネルギー ―
エネルギーネットワーク機器更新・強化の部分
JR東日本 自営電力範囲(架空と地中送電線が混じっている)
 

 上図の大宮以北高崎を経て長岡まで自営電力とあるのは、間違い
北は北藤岡変電所が最北(高崎変電所は、TEPCO受電) それ以降の上越線は水上変電所までTEPCO受電

 土樽変電所以北長岡の手前 宮内変電所までは、JR信濃川発電所(2箇所)の守備範囲

 常磐線 藤代変電所が自営となっているがこれも間違い。過去自営だったがTEPCOに切替
常磐線は、取手変電所までが自営電源。

川越線は、日進変電所まで自営。(宮原開閉所からTEPCO電源導入)
東北本線は、東大宮まで自営(末端)
中央本線(東線)は酒折変電所(末端)まで自営
横須賀線は、田浦変電所まで自営
横浜線は、全線 現在自営化終了
南武線は、川崎変電所のみ自営
JR東日本 新幹線は、すべてTEPCO電源
武蔵野線は、西国分寺変電所、西浦和変電所がJR東日本電源だが、残り全部は、TEPCO電源

 ただし、JR川崎発電所からTEPCO稲荷変電所まで電力振替を実施しているので、その分と
相殺されて自営と言っている可能性はある。またJR東日本 新小千谷発電所は途中TEPCO送電線でTEPCO中東京変電所まで託送されているので、その分を振替している可能性もある。(新幹線を含む)

暇を見て各ポイントに線名を記入し終わった。

 架空送電線の経路一覧は地図上に落とした。しかし地中送電線は、地図がぐちゃぐちゃになるので躊躇している。


東京電力パワーグリッド 送電系統図 松尾 豪氏作成の東京電力パワーグリッド 送電系統図
にある、JR系 一部送電線経路 当方のMyMapを参照して書かれている部分があるが、不自然に地中送電線経路と架空送電線経路が混じっているので注意が必要。
但し書きには「地中線の位置は不正確です」とある

例 武蔵境-日野線は地中送電線、武蔵子-上野原線(八王子-八王子みなみ野間は地中送電線)

TEPCO変電所からの引き込み
例 TEPCO上尾変電所-JR新大宮変電所間は地中送電線


1349. JR東日本 どうすれば新幹線は、大宮折り返しができるか(き電系から見た夢想)

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  端的に言えば新与野き電区分所⇔新大宮変電所間のき電を東京方で新与野き電区分所を縁切りすれば良い(ATき電線及びトロリ線・上越新幹線トロリ線き電線)  但し単なる縁切りだと末端にAT(単巻き変圧器)がないので誘導障害、線条電圧の上昇、インピーダンスの上昇があるのでAT(単巻き変...

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