2023年4月27日

1299. JR東日本 上越線 浦佐変電所火災 号外

上越線 浦佐変電所火災

第一報 越後川口ー六日町間 9:23 運転停止 この間にある変電所は浦佐変電所だけ

第二報  宮内―越後湯沢 9:38 運転停止


鎮火した模様

第三報 宮内ー六日町 11:09 六日町ー越後湯沢間復旧12:30 
                 宮内~六日町駅間復旧 13:00


この間の送電系統は以下のようになっている
 信越線が生きているので、少なくとも小千谷発電所ー宮内間のJR送電線は生きている。水上ー越後湯沢間が生きているので土樽、湯沢変電所は生きている(湯沢変電所はTEPCO受電に切り替えたかもしれない)もしくは六日町交流変電所からの定位送電。

 浦佐変電所火災のためJR送電線六日町交流変電所、越後川口変電所間のJR送電線を消火活動のため送電停止しているはず。

 六日町駅ー越後湯沢駅の運転再開は早いはず。(五日市き電区分所でき電分離)越後川口駅ー宮内駅間も小出き電区分所で、き電分離すれば運行できる。

 ほくほく線の運転再開も早いはず。六日町駅構内では、上越線とは き電分離しているので上越線のき電停止には関係ない。近隣の北越急行 六日町変電所からのき電で問題なく運行可能。但し上越線直通運転はできない。六日町き電区分所は、北越急行 六日町変電所が落ちた場合に利用される。

 只見線が小出-大白川間で運転停止なので6.6㎸の高配(浦佐変電所の高配関係)が停電している。

 上越線にき電しているき電ケーブル線立上り箇所でき電ケーブル切り離し、浦佐変電所スルー化、その後ケーブル交換で復旧している。
 直下にある高配機器箱が焼損のようだ。

この部分 但し画像は2016年







2023年4月25日

1298. JR東日本 超電導フライホイール蓄電システム実証設備(With穴山変電所再訪)

 穴山設備(With穴山変電所再訪)

超電導フライホイール蓄電システム実証設備

JR東日本 鉄道用超電導フライホイール蓄電システム

超電導フライホイール蓄電システム実証設備案内板

テント建屋内の機器配置図
電力変換設備はインバーター
フライホイール部
以下からの引用
EMIRA 省エネ効果は年間146MWh! JR東日本が世界初の鉄道用超電導フライホイール蓄電システムを開発

富士見が最高地点JR 中央東線最高点  
信濃境SS(最高点)、長坂SS、穴山SS、塩崎SSが超電導フライホイールを挟んだ変電所群
以下からの引用
EMIRA 省エネ効果は年間146MWh! JR東日本が世界初の鉄道用超電導フライホイール蓄電システムを開発


奥の高温注意は、フライホイール強制停止時の負荷抵抗器群

手前の空調機群は発電機冷却及び内部機器冷却用
負荷抵抗器群にコルゲート管に保護された正極負極き電線が繋がる

超電導フライホイール蓄電システムからの負極母線断路器 投入中
裏に正極母線断路器がある

正極母線断路器がある


テント建屋からの入出力線

 正極母線断路器(穴山変電所)その左下に超電導フライホイール蓄電システムの入出力線がトラフから変電所建屋内に入っている


 上下タイき電、上下一括き電も回生電力に有効な方策である。

 少し古い文献からの引用となるが中央東線(甲府-塩尻)でのシミュレーション結果が下図である。変電所にインバーター、有無、上下一括、上下タイき電、変電所間隔1/2にした結果であるが、インバーター無しの場合 上下一括き電が効果絶大である。現行変電所と変電所間隔1/2にした場合は、ほとんど差がない。これにインバーターを追加するとさらに回生有効率が上がっている。現在は、この区間き電線は510㎟2条のき電線となっている

通勤線区における回生有効率と閑散線区における回生有効率及びその向上策の研究
T.IEEE Japan Vol.120-D,No.4,2000 より引用










JR東日本は、上下一括き電方式には、至って消極的である(桜木町事故のトラウマか?)

上下タイき電は甲府、初狩、相模湖のタイき電ポストがある。ともに甲府以東



穴山変電所



受電側母線とオレンジキャップMOF 66㎸ 2回線受電
MOFの右は遮断器、避雷器、断路器の順

所内母線から変成設備へ 遮断器、整流用変圧器、シリコン整流器の順

シリコン整流器は、多分3,000kW

各シリコン整流器 2次側に進相コンデンサが付いている



各変成設備に繋がる遮断器 2台とも「入」

赤で「入」表示

各変成設備に繋がる遮断器 2台とも「入」



き電線最終鉄構 延長き電用断路器


最近のき電線 硬アルミ線510㎟の接続は、圧接接手の周囲に同種の線を巻き付けている
一条接続点

最近のき電線 硬アルミ線510㎟の接続は、圧接接手の周囲に同種の線を巻き付けている
2条接続点


変電所直下にエア―セクションがないのでエア―セクション部までの延長き電線が伸びている
下り線方

エア―セクション部 下り線

エア―セクション部 上り線






2023年4月23日

1297. 東北巡検15 JR東日本 前沢き電区分所

 前沢き電区分所

 
アプローチ:陸中折居駅 容易 
き電区分:水沢SS-前沢SP-山ノ目SS タイき電用断路器、遮断器は無い。


延長き電用断路器、遮断器下り線253,上り線254だけで構成

遮断器は「切」開路

き電線引出部 断路器は、片方は閉路もう片方は開路
VTと避雷器が鉄構部分にある。もう一つ特徴的な装置が鉄構に設備されている

反対側から見る

断路器は、片方は閉路もう片方は開路

一番左のVTは所内変圧器OT兼用

デッドセクションはき電区分所直近

下り線 異相き電区分標識

左奥 上り線側 異相き電区分標識


下り線 金太郎通過 スパークは見られず

デッドセクション部

特徴的な装置 き電鉄構に、鳥獣忌避用の音波発生器


2023年4月17日

1296. JR東日本 成田線 変電所故障 落雷?4/17

 我孫子-成田間(我孫子支線)が不通だったことから、この間の変電所 布佐、もしくは安食変電所が故障となった模様 

598. JR東日本 安食変電所 成田線(我孫子支線)

599. JR東日本 布佐変電所・木下開閉所(廃止) 成田線(我孫子支線)

 下り線と上り線(我孫子方面)で復旧に時差がある理由は、単線区間であるので、基本変電所からは2本のき電線が上下線方向に伸びているはず。

 変電所本体の故障なら両方向運行できないはずであるので時差があるのは、完全復旧しておらず暫定き電で通勤客が多い我孫子方優先で電車運行をした様子。故障した変電所は延長き電状態

 布佐変電所は、全体がGIS化されており耐雷性能は良いはずなので、屋外変電設備がある安食変電所が故障した模様。 安食変電所が落ちている場合は土屋変電所からの延長き電が可能

き電系統

我孫子SSー布佐SSー安食SSー土屋SS このうち大容量なのは我孫子SSと土屋SS

751. JR東日本 土屋変電所 成田線 土屋変電所は、成田き電区分所廃止に伴い設備容量増強

138. JR東日本 我孫子変電所(直流)

597. JR東日本 成田き電区分所(廃止) 成田線分岐(本線・我孫子支線・空港支線)

2023年4月16日

1295. 東北巡検14 JR東日本 北上き電区分所

北上き電区分所

 
アプローチ:村崎野駅 容易 
き電区分:二枚橋SS-北上SP-水沢SS 水沢SS方 上下タイき電中  異相き電区分

  ここのシリーズは、前回変電所を回った時に抜いた き電区分所を全部クリアーすることになる。


延長き電用断路器、遮断器 タイき電用断路器、遮断器で構成

延長き電用の断路器は、1極は開路、もう片方は閉路、遮断器、開路で構成

上り線側254、下り線側253が遮断器番号


水沢SS方上下線タイき電用断路器、遮断器261は閉路

下り方 遮断器は「切」開路

上り方 遮断器は「切」開路

水沢SS タイき電用遮断器は「入」閉路 

き電線引出部 VTと避雷器で構成

き電線引出部

上り線側 デッドセクションはき電区分所の近傍

上り線 デッドセクション

下り線側 デッドセクションは、き電区分所から二枚橋方面380mにある

上り線方デッドセクション 踏切から遠望

下り線側 デッドセクション 車中より



1360. 東京地下鉄 銀座線 浅草変電所(仮称)と花川戸機器棟(仮称)運用まじか

1360. 東京地下鉄 銀座線 浅草変電所(仮称)と花川戸機器棟(仮称)運用まじか

 過去に記事にした東京地下鉄 銀座線 浅草変電所(仮称)と花川戸機器棟完工まじかとの情報を得たので見学 1122. 東京地下鉄 銀座線 浅草変電所(仮称)と花川戸機器棟(仮称)  着工 2019/06/19 完成 2022/09/30の予定であった...

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