木古内き電区分所（現在は異電圧デッドセクション）
アプローチ：新幹線・道南いさりび鉄道 木古内駅
き電区分：25㎸今別変電所（新幹線）⇔20㎸五稜郭変電所（在来線）
異電圧デッドセクション
過去の木古内き電区分所20㎸-20kV 及び新幹線運転初期
Google Street Viewでは、古い画像も見ることができる。新幹線建設前の在来線20㎸時の単なるき電区分所、でも設備は新幹線側は25㎸対応設備が既に備え付けられている。
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| 木古内き電区分所 このころは20㎸-20kVの普通のき電区分所 この道路部分が新幹線高架となった模様 |
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| 木古内き電区分所 設備は新幹線側は25㎸対応 |
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| 函館方にOT（所内変圧器がある）全体が縦型構成 |
20ｋV-20KV,25ｋV-20kV時代の古い機器構成
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| 左 青森方は60㎸対応 右 函館方は44KV対応 CR装置は在来線側に設備は、現在と同じ、違う点はOT（所内変圧器が函館方から受電） DTR、ACVRが新幹線開通時に設備される予定だった。 函館方から中性点がひきだされている |
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| 配置が縦型でGIS設備 現在はC-GIS設備 |
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| 新幹線側から見たデッドセクション |
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| 国道側から見たデッドセクション |
20ｋV-20kV海峡線運用時のき電方法（新幹線運行前）
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| 今別SSが落ちると北海道電源を中小国SPまで延長していた。 |
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| 海峡線時代のき電系統 現在の函館A地区と道南いさりび鉄道のき電系統 函館駅、渡島当別駅のA記号はAT（単巻変圧器を示す） |
現在の木古内き電区分所
き電線引出し部 ここでやっとAF（F）、TF（T）の表示 TFは道南いさりび鉄道のトロリ線と繋がる
設備機器は全面的に入替が行われている。C-GIS化25kV-20㎸の異電圧デッドセクション
中小国き電区分所の屋外設備が、C-GIS化されたものとみればよい。
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| 道南いさりび鉄道木古内駅構内 AFき電線は25㎸ |
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| 踏切から見たデッドセクションと架線死区間予告標 デッドセクション標識上り方の裏側しか見えない 下り方は、木に隠れている |
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| 道南いさりび鉄道 20㎸ 函館側AT13 設備はC-GIS化されている 容量は2MVA（2000kVA） 裏に見えるのは 海峡線（在来線）25㎸ 青森方AT11 |
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| C-GIS 函館方からT（TF） F（AF）き電線が引き出される（奥の部分） |
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| C-GIS 函館方から20kV T（TF）,F（AF）き電線が引き出される（奥の部分）とAT13 |
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| 函館側 き電線引き出し N中性線（PWと同じ）20㎸ T（TF）、F（AF）き電線 |
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| 青森側に繋がるOT 25ｋV接続（仕様は30ｋVも可） |
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| 裏側 OTと記載 |
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| 函館側C-GIS 左よりダウントランス盤、AT13盤、送出し盤（在来線）、CR装置接続版 |
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| CR装置の抵抗Rの部分の銘板 定格電圧22ｋV 電流10A 抵抗300Ω |
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| 木古内の高調波抑制装置はCRタイプ HMCR装置ではない この部分は、過去の設備と替わっていない。 |
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| CR装置 函館側AT13 20ｋV T（TF）、F（AF）に繋がる |
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| PW（保護線）及びAT 中点に繋がるGP装置 地絡した際レール電位上昇を放電ギャップで放電し接地回路を形成する |
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| GP装置の裏にケーブルヘッドがみえるがこれがC-GISの中性点に繋がっている |
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| 左 函館側20㎸ ＡＴ7,500kVAと右 青森方25ｋＶ ＡＴ10,000kVA 容量が違う |
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| 青森方25㎸ ＡＴ |
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| 青森方25㎸ ＡＴとＣ－ＧＩＳ部からのき電線引き出し |
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| 青森方き電線引き出し |
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| ＡＴへはＴ（ＴＦ）、Ｎ（中点）、Ｆ（ＡＦ）の一括管路配線（ＧＩＳ） |
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| 青森側Ｃ－ＧＩＳ部 左より送出し盤（新幹線）、ＡＴ１１接続盤の2盤構成 |
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| AT11 定格容量 10MA（10,000kVA） 定格電圧60㎸ |
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| AT13側 ダウントランス接続盤の裏側に同表示 |
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| ダウントランス二次側20ｋV函館側 Ｆ（ＡＦ）、Ｔ（ＴＦ） |
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| ＤＴ＝ダウントランスの略 |
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| ダウントランス 銘板 一次側60㎸（対地30㎸）二次側44㎸（対地22ｋV） 今別変電所から函館方への降圧なのでダウントランス 計画では、ここにAVCRが設置される予定であった。方向性は吉岡SS→五稜郭SS |
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| ダウントランス一次側25ｋV青森側 Ｆ（ＡＦ）、Ｔ（ＴＦ） 今別変電所電源 |
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| き電線引き出し部 中央 碍子4個左20㎸、碍子5個右25㎸ Ｆ（ＡＦ）き電線 |
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| 青森方 25㎸ き電線引出し部 ここでやっとAF、TFの表示 青森方デッドセクションに引き出されるTF 碍子5個は沿岸部のため 通常内陸部では25㎸は4個 |
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| 青森方 反対側見た構図 碍子は5個 |
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| 函館方 |
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| 函館方 反対側見た構図 碍子4個は沿岸部のため 通常は3個 |
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| デッドセクション青森方25㎸に伸びるＦ（ＡＦ）、Ｔ（ＴＦ）き電線 |
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| Ｔ（ＴＦ）き電線は左架線柱で25㎸側青森トロリ線に繋がる 国道側から見たデッドセクション |
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| デッドセクションのトロリ線止めは、楔改良型を使用 |
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| 変電所（新幹線側）から見たデッドセクション |
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| 踏切から見えなかったデッドセクション標識 下り方 |
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| 踏切から見たデッドセクション部 右に標識 |
参考文献
津軽海峡線工事誌：中小国・浜名間/日本鉄道建設公団盛岡支社 津軽海峡線工事誌編集員会編,第5章電気、第６章連絡設備、第5編 開業設備
津軽海峡線工事誌：湯の里・木古内/日本鉄道建設公団札幌支社 津軽海峡線工事誌編集員会編 第7編電気、第８編 連絡設備
津軽海峡線工事誌：中小国・浜名間/日本鉄道建設公団盛岡支社 津軽海峡線工事誌編集員会編,第5章電気、第６章連絡設備、第5編 開業設備
津軽海峡線工事誌：湯の里・木古内/日本鉄道建設公団札幌支社 津軽海峡線工事誌編集員会編 第7編電気、第８編 連絡設備
津軽海峡線工事誌：電気/日本鉄道建設公団関東支社編 第３編変電 第１～２章
伊藤興一郎；青函トンネル特集 変電設備：鉄道と電気,Vol.10,No.10,pp9-15,1987
