2021年9月21日

1120. 東武鉄道 伊勢崎線 羽生変電所

 羽生変電所

 
アプローチ:羽生駅 容易 
受電:TEPCO館林線No.38分岐 66㎸ 2回線受電 
き電:伊勢崎線 上下一括き電 
変成設備: シリコン整流器×2 
高配設備 有



変電所 受電系 遠望

館林線No.38鉄塔分岐


66㎸ 2回線受電


断路器を経て受電母線



遮断器、MOFを経て所内母線

所内母線
右 避雷器
所内母線か変流器(CT)をへて高配変圧器


所内母線から変成設備へ 遮断器2台

遮断器から整流用変圧器 2台は別会社 手前SRNo.1が新しい

整流用変圧器とバスダクトで繋がるシリコン整流器

新しいシリコン整流器は、3,000kW

奥 SR No.2は古いタイプ 銘板が読めないが同一容量と思われる

き電線引き出し部と直列リアクトル(SL)
SR No.1は3相ブリッジ並列12パルスなのでSLが外せるが
SR No.2は古い三相ブリッジなのでSLが外せないので
残っているものと思われる。

羽生駅方き電線引き出し
加須SS 上下線およびZセクション上下線が引き出される



き電線は、ラックで門型鉄構に引き込まれる
電車線区分標は、Zセクション館林SS方最終部分

変電所直下はZセクション部に相当

館林方き電線は2回線 上下一括き電であるため均圧線でボンド
き電線は2回線

Zセクション部き電分岐装置部



電車線区分標で挟まれた部分がZセクション部


羽生駅構内 き電線から別々にき電線分岐装置でトロリ線にき電

上下き電線は、均圧線で上下一括き電

別角度 上下き電線は、均圧線で上下一括き電


参考資料(順不同)
渡部 洋平;鉄道事業者の電車線路設備:鉄道と電気技術,Vol.32,No.3,pp51-55,2021
関根 利文;東武鉄道の本線電力管理システム:鉄道と電気技術,Vol.22,No.2,pp.17-22,2011
千徳 通利;現場だより 東武鉄道 杉戸電気管理所:鉄道と電気技術,Vol.21,No.7,pp.71-74,2010
東武鉄道(株)電気部電力課;電力設備の概要:鉄道ピクトリアル,Vol.58,No.1(臨増),No.1,pp106-109,2008

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