2021年5月27日

1058. 相模鉄道本線 かしわ台変電所

 かしわ台変電所

相鉄グループ 事業案内より引用

左下がドライエアタイプのGIS特高受電建屋 
通常はSF6を使うが環境負荷が大きので乾燥空気を使用
中心上 変成設備 4,500kW ケーブル接続
    その下 変成設備 4,500kW ブッシング接続
一番下 高配設備 ブッシング接続
   
点線で囲んだ部分がドライエア化されたGIS部



右 2部分はTEPCO受電部 2回線受電
中央 母線部 四角部分はMOF部、その下MOFバイパス部
左 3部分は、高配、変成設備ブッシング接続部のケーブルヘッド、
変成設備ケーブル接続部へ

 沿革  1971年(S46) 4,000kWシリコン整流器で運開
     1985年(S60) 4,500kWシリコン整流器増設
                1989年(H1)  4,000kWシリコン整流器廃止 
                4,500kWシリコン整流器増設
                 合計設備容量    9,000kW
        2012年(H24) 受電部ドライエア式変電所に改良
       現在に至る
 受電は、最初はTEPCO中綾線No.27鉄塔からOFケーブル受電その後TEPCO大塚変電所よりCVTケーブル66㎸2回線に変更

 相模鉄道では、電力区のポリシーとして露出高圧充電部を極力避けGIS化方針であるが
このかしわ台の変成設備、高配設備は、高圧充電部が露出しているので、金網で囲って
安全対策が取られている。ブッシング接続部分がGIS化されていない

このかしわ台変電所だけは、木片の変電所銘板

ホームより俯瞰

高圧充電部は、金網で保護 高配設備部分

高圧充電部は、金網で保護 変成設備部分(4,500kW)


ケーブル接続の変成設備(4,500kW)

直流リアクトル部分 キュービクル収容

き電線 高配配線 立ち上がり部 赤は高配を表す
キチ(構内)かしわ台構内線き電
ヤマ-カシ 大和-かしわ台き電線(下り線)

ヤマ-カシ 大和-かしわ台き電線(上り線)
カシーヤマ 大和-かしわ台き電線(上下線)

高配、き電線立ち上がり

車両基地内の電留線毎に接地極付き断路器が配置

インピーダンスボンド中性点に繋がる帰線

インピーダンスボンド中性点に繋がる帰線
帰線専用インピーダンスボンド

インピーダンスボンド中性点同士をクロスボンド

インピーダンスボンド中性点同士をクロスボンド

参考資料
相模鉄道 100年史一括ダウンロード 注意51.4MB

田續 明;相模鉄道 かしわ台変電所ドライエアGIS特高受電設備の導入:鉄道と電気技術,Vol.23,No.1,pp.41-44,2012

小林 宏;相模鉄道二俣川変電所における教育訓練:鉄道と電気技術,VOl.19,No.1,pp.24-27,2008

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