2019年10月8日

918. 北越急行 北越北線(ほくほく線) 六日町変電所(直流)とJR東日本 四十日横坑、寺尾横坑

六日町変電所(直流)とJR東日本 四十日横坑、寺尾横坑

#ナイトタートル、#直流変電所、#66kV、#送電ケーブル、#赤倉トンネル、#横坑、#新幹線、#六日町変電所

最近は、交流変電所ばかりだったので、ナイトタートルで話題の北越急行系の変電所をUp
情報プールから書き起こし、ついでに近傍の調査予定の横坑の現地確認状況をUp
 


アプローチ:魚沼丘陵駅 容易 計画時駅名 西六日町駅 六日町起点3,870m
東北電力 東北電力 浦佐線T分岐 北急六日町線66kV 2回線 ケーブル受電 魚沼丘陵駅近傍の鉄塔から引き下し
北急六日町線 CVT80㎡×2回線 400m長 引き下し鉄塔から変電所までの距離
屋内式変電所 
変成設備 整流用変圧器2270kVA×2、シリコン整流器3000kW×2 予備を含めて2系統

六日町変電所⇔六日町き電区分所(JR東日本)間は、き電線は2条 
六日町変電所⇔津池変電所間は、電圧降下を考慮してき電線は3条

461. JR東日本 六日町き電区分所(直流) 上越線・北越急行 北線  ブログリンク

 但し津池変電所は、き電区分所になり、設備縮小のため最後はスルー化されてしまった。つまり完全廃止。赤倉トンネル内の信号所にき電の区分開閉器があるため、あえて設ける必要はないと判断された。そもそも単線なのに き電区分所は、おかしい 電圧降下は改善できない。言葉としては き電を区分することに変わりないが…

設計時の変電所間隔 SP=き電区分所、SS=変電所 数字はm
六日町SP-3,870-六日町SS-8,410-津池SS-5,920-十日町SS-11,360-松代SS-9,140-大島SS-8,980-浦川原SS-9,260-大潟SS-1,740-犀潟SP
概ね8~10㎞の間隔であった。首都圏周辺の直流変電所と同じ間隔

 ほくほく線160㎞/h運行では、六日町-十日町間の長大赤倉トンネル部のき電が課題であったため土被りが一番小さい津池に変電所を、位置的に設けた。そのため津池-十日町間が短い。
さらに贅沢にDCVR装置まで津池・浦川原変電所に設備したが運用を停止している。


北越急行 北越北線 断面

現時点の変電所間隔 SP=き電区分所、SS=変電所 数字はm
六日町SP-3,870-六日町SS-14,330-十日町SS-11,360-松代SS-18,120-浦川原SS-11,000-犀潟SP
松代SS-浦川原SS間が18㎞ほどになり長くなる。設計時 浦川原SSは、電圧を高めるき電電圧補償装置(DCVR)を設けていたが、設備簡素化のため運用停止されている。18㎞は長い。首都圏では、八高線 高麗川変電所⇔拝島変電所間に匹敵する。




正面 入口

別角度

受電ケーブル 引き入れ口

浦佐線分岐 引き下し鉄塔 避雷器がケーブルヘッドに繋がる
左 相は、アクティブホーンが沢山付いている


片相側は、アクティブホーンが沢山付いている 多雷地区?

送電ケーブル 銘板と被雷カウンター(避雷器に繋がる・被雷回数をカウント)


ケーブル銘板 66kV CVT3×80㎡ 2回線受電

途中の人孔 東北電力

小川を渡る66kVケーブル 2回線 奥に変電所

道路にある東北電力の66kVケーブル敷設注意標識と奥 ケーブル引き込み部分




き電線2条 六日町き電区分所方 き電線3条 津池変電所方 津池変電所方は1条分岐してエアーセクション 六日町方に延びる

別角度
左 六日町き電区分所 右 津池変電所

13Hは津池変電所方 き電線3条 11Hは六日町き電区分所(JR東日本)方 き電線2条
この建屋内に11Hと13Hをつなげて延長き電する断路器がある
 

エアーセクションへ伸びる補助き電線 電位差軽減


津池変電所方 き電線3条

赤倉トンネル 延長部 トンネルドン対策


赤倉トンネル 六日町方 
トンネル部はツインシンプルカテナリ
しんざ駅方の赤倉トンネル表示

赤倉トンネル出口にある数字45はコンクリ壁の厚さを示す㎝


左 ツインシンプルカテナリ(トンネル部)とコンパウンドカテナリ(明かり区間)のエアーセクションでの交差

セクション標識で囲まれたエアーセクション部
手前 ツインシンプルカテナリ(トンネル部)と 奥 コンパウンドカテナリ(明かり区間)のエアーセクションでの交差
エアーセクションは、六日町起点 3,465m

セクション標識で囲まれたエアーセクション部 1両の車両が通過
かつては特急「はくた」が編成を連ねて通過

六日町駅構内 ほくほく線への渡り線

ほくほく線六日町ホーム経由

上越線からの分岐 下り方 ほくほく線ホーム経由  電車線区分標識

渡り線 一番手前 上越線下り その次渡り線 ほくほく線六日町ホームへ

渡り線は、エアーセクションでJR東日本側とき電区分 シンプルカテナリー
電車線区分標で囲まれたエアーセクション

ほくほく線 六日町駅を経由しない渡り線 かつての特急「はくたか」が通過した部分


手前 ほくほく線六日町駅ホーム経由(シンプルカテナリ) 右からくるのがJR 六日町駅ホーム経由
奥 ほくほく線は、コンパウンドカテナリに替わる

ほくほく線はこの部分からコンパウンドカテナリに変更 左上に電車線区分標
エアーセクションでき電区分
おまけ
ほくほく線 車庫への「き電」用断路器





おまけ 横坑

場所については、マイマップに明記 
グーグルマップで場所を特定し、現地確認を行った。

四十日横坑
 

四十日横坑


銘板は、しっかり見える


お約束 km表示

寺尾横坑

ジメジメした場所

こちらは、ジメジメした場所に、寂しく鎮座


お約束 km表示

銘板が読めない

寺尾

横坑 読めた


参考文献
工藤智明;在来線(単線)で160km/h運転の認可を得たほくほく線:JREA,Vol.40,No.4,pp.51-55,1997

1360. 東京地下鉄 銀座線 浅草変電所(仮称)と花川戸機器棟(仮称)運用まじか

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